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2026年7月30日

ゆるゆるオールスターで、岡本輝く


7月28日(東京ドーム)、29日(富山市民球場アルペンスタジアム)でのオールスター、1勝1敗で終わりました。

なんといってもお楽しみは2戦目、オールスター初登場の遠藤淳志と岡本駿。

3回、遠藤の出番がやってきた。3対0でセ・リーグがリード。糸を引くストレート、見せたれ。

あれ、いきなり村林一輝にヒット打たれてる。清宮幸太郎にも。西川龍馬にはタイムリー柳田悠岐にはガツンと3ラン。2戦通じて、最高の4失点(いや、最低か)。気にすんなー(ちょっとは気にしてー)。

しかし、その後、取ったり取られたりで遠藤の負けは消えてしまう(記憶には残りますが)。打ち勝つって、素敵だ。カープでは得難い経験をしました。


8回、岡本。8対7で、セ・リーグが1点差でリード。田宮裕涼を空振り三振。水野達稀には打たれたが、小川龍成を併殺。いいぞ、いいぞー。

あれ、9回も岡本。2イニングも? 先発投手なのでそんな驚くことではないかもしれないが、クローザーまでつとめるとは。知名度的にも岡本でいいの?

万波中正をファーストゴロ。西川史礁には打たれたが、栗原隆矢には全球ストレートで空振り三振。代打近藤健介にはヒットを打たれたが(さすが近藤)、ネビンをファウルフライで打ち取って、2イニング無失点


リーグ戦でのここ2戦、大量失点が続いてうなだれていた岡本だったが、力のある球、戻っていた。2イニング限定でしたが、今季一番に感じたほど。

藤川監督も「素晴らしい締め方をしてくれた」と誉めてくれていた。

初セーブもつき、敢闘賞もいただきました。こちらも得難い経験をしました。リーグ後半戦を期待したくなるピッチングでした。

パ・リーグのみなさん、野球ファンのみなさん、岡本のこと知らなかった方はこれを機にお見知りおきを!


連日とも、5本のホームランが飛び出し、そこはセ・リーグが負けていなかった。

佐藤輝明(2日で2本)、細川成也(2日で3本)、柳田悠岐、レイエス、村林一輝、大山悠輔、西川史礁。ホームランて、なんであんなにワクワクするんでしょう。華がある! レイエスのパワーにもほれぼれです。

57本しかホームランを打っていないカープのワクワク感のなさが身に沁みる(現在、ヤクルトはさらに1本少ない56本)。カープのワクワク感のなさはそれだけではないけれど。

1戦目、代打で出てきて、パッカーンと打った西川。佐々木泰との持ってるものが違う感を随所に見せつけられている気がする。


年々、ゆるゆる感が増しているオールスター。東京ドームはそれぞれのファンの統一感ない声援がいつになくワンワン響いていて、おかしかった。まるで中近東でのサッカーのスタジアムみたい。

富山では心なしかカープのユニを着たファンが少なかったような……。

昨年、初の試みだった「選手マイク」。バッテリー間の会話を聞くのは興味深いが、ベンチとマウンド上の投手の会話は冗長に感じた。

「選手マイク」を試みている間は、ピンマイクをつけている選手たちを画面分割して映すので、プレーしている選手がクローズアップされない。やっぱりプレーをど真ん中で見たい。

スターがMLBへと移って、迫力を欠いてしまっている現実があるとしても、選手たちの魅力あるプレーが見たい。


2戦目の3回、高橋光成がマウンドに上がると、サードの栗原が捕手に。捕手の若月健矢はファーストに。光成と栗原は2014年のU-18日本代表で同級生バッテリーを組んでいたらしい。

栗原の捕手姿を見られるのは興味深かったけど、栗原はサードでファン投票と選手間投票で選ばれ、若月は捕手として選手間投票で選ばれた(ファン投票でも2位)。

このポジションコロコロ、若月とファンに失礼なんじゃないかと思ってしまった。オールスターも底が抜けたな、と。

ゆるゆるながらも、選手たちが楽しそうなのは何より。いつもオールスターで楽しみなのはベンチの様子。普段見られない、他チームの選手たちが会話している様子を見るの好きなんですけど、今回はそのカメラワークも少なかったような。

よくあることだけど、佐藤輝明とか、人気者に視線しぼりがちで、ありきたり感がいっぱいだった。放送局は全選手へのリスペクト持って、ちゃんと仕事してー。
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2026年7月13日

同じ「家族」でも……


7月13日、オールスターの監督推薦選手が発表。カープからは、岡本駿ハーン坂倉将吾が選ばれた。

ファン投票と選手間投票では、カープの選手は3位以内にも入っていないというお寒い状況だった。

この3人は納得の3人。と言うより、この3人以外に誰が?というチーム状況だった。

岡本は「僕が?という感じで驚きました。とても嬉しい」とコメント。(「スポーツ報知」)

選ばれるといいなと思っていたので、私も嬉しい。この地味にスゴイ岡本のよさは、オールスターより普段の試合でこそ伝わる気がするが、楽しんできてね~。

ハーンは「非常に光栄です。広島を代表してオールスターに出られることが何より嬉しい」とコメント。(「スポーツ報知」)

カープを代表して、しびれる投球見せてね~。


先週は、ヤクルト戦で2日連続サヨナラ勝ちしたかと思えば、勝つ気あるのか疑うようなスタメン組んで、継投ノーノー。中日戦では連日大敗したかと思えば、3戦目でプチ大勝。起伏の激しい1週間。

ヤクルトと言えば、『週刊ベースボール』(2026年7月6日)で、キハダとオスナ&サンタナのインタビューで、脳に残る言葉があった。

「もともとスワローズは家族的なチーム、ファミリー球団だと言われています。このファミリーの一員になったという実感はお持ちですか」と問われ、キハダはこんなふうに答えていた


「試合になったら、普段は球団事務所で働いている人たちが試合を見に来たりします。そういったところも含めて、一体感がすごくあるなと感じるので、本当に〈家族球団〉というか、家族的な雰囲気がある球団だと感じています」

オスナも、「チーム、監督、コーチ陣、スタッフの対応、温かさは本当に素晴らしい」と。

サンタナも、「現場だけでなく、フロントやチームスタッフの対応も本当に素晴らしくて、自分たちにとって野球に集中できる環境が整っている」と。

ヤクルトを見る目が違ってきそう。


ヤクルトが「家族的なチーム」だったとは。「家族」と言えば、カープ。同じ「家族」でも、ヤクルトのこのイメージのよさは何だろう。

新井さんも監督就任の頃と違って、もう「カープは家族」なんて言わなくなった。最初から言わなくてよかった言葉だと思うが。

私がカープを応援するようになったのは2015年から。2016年、25年ぶりのリーグ優勝を果たしたとき、鈴木球団本部長の「選手は家族のようなもの」という言葉を紹介した新聞記事を読んだことがある。


そのときはまだカープを知り始めた頃。「家族」という言葉が一見温かく聞こえるような、でもピンとこないような感じで読んだ記憶が。

球団側の人間が「家族のよう」と言うのと、現場でプレーしている選手が「家族的な雰囲気がある」と感じることは、似て非なるものという気がする。

遠目から見ていると、今のカープが選手に温かいとは思えない。一部の選手には温かいかもしれないが。温かい球団と感じている選手もいるかもしれないが。


キハダも、オスナも、サンタナも、「ずっとヤクルトに残ってプレーしたい」とインタビューで話していた。

そう言えば、ファビアンも1年目、「カープでずっとプレーしたい」と言ってくれていた。

2024年のレイノルズ(2試合2安打)とシャイナー(12試合4安打)の存在の薄さが鮮烈で、2025年に入団したファビアンとモンテロの活躍が3割増しくらいしている感はあった。

今季のファビアンとモンテロ、契約延長があるか、踏ん張りどころです(他の選手もな)。

2026年7月4日

閻魔帳という名のスコアブック、ひそかに2年目に突入


7月4日(土)、阪神戦(甲子園球場)、雨のため試合中止。

床田寛樹と村上頌樹は、明日、2週続けてのスライド登板。岡本駿と髙橋遥人の再戦も見てみたかったが。

前回は、村上との初対戦で名原典彦が4打席全安打(うちホームランが1本)。村上キラーと呼べるかどうか見届けるべく、明日の対戦を楽しみに。

昨日に続き、中日が巨人に、DeNAがヤクルトに勝った。カープも加わりたかった。ジリジリジリと上位チームに迫りたい。どうぞ明日を楽しみに。


ところで昨年から、スコアブック的なものをつけてます(閻魔帳とも呼ぶ)。と言っても、詳細なものではなく、試合の概要がわかるラフなメモ的なもの。

日付と対戦相手(球場)、スコアボード(フリーハンド)、スタメン、カープ選手の打率(打席数と安打数など)、両チームの投手成績(何回投げて、何失点、何安打だったかなど)。

よく、「こんなふうに手帳を使ってます」と紹介している記事があるけれど、人に見せるものではないので、時間もかけてないし、文字も雑(とくに負けた試合)。


なんでわざわざスコアブックを?

試合のデータはネットで検索して見ることはできるけれど、「あの試合はどうだったっけ?」と、ちょっと振り返りたいとき、いちいちネットで検索するのは時間もかかるし、目も疲れます。

ノートだと、パラパラパラと前後を連続的に(巻物のように)眺めることができて、いいんじゃないかと思ったわけです。

Seriaでちょうどいいノートにも出会えた。B6サイズ(5ミリの方眼罫入り)で、サイズ感もハンディです。336ページあるので、見開きで143試合、余裕で書き込めます。

巻末には、対戦カードの結果や先発投手の成績も書いているので、概要がつかめてブログを書くときにも役立ってます。ちゃんと、完封負けが何度目かも記録してます(ここが閻魔帳と呼ばれる所以)。


我ながら、「スコアブック」と呼びながら、昨年の序盤、スコアボードをメモしていなかったという落ち度も。〇対〇という対戦結果は書いていたのですが。

そのことに気づいたのは、家族が「書店でカープのスコアブックを見つけた」と教えてくれたとき。そのスコアブックにはもちろんスコアボード欄があって、書き込めるようになっていたようなんです。


球団承認Carp SPIRITS 2026 (タツミムック)


スコアボードがないと試合の経過がわからなくて意味がないのに……。開幕から13試合、ないまま書いてましたね。あははー。

家族は「買ってあげようか?」と言ってくれましたが、自分で好きなようにフリーハンドで書ける方が楽しそうだったので、「大丈夫だよ~」と言っておきました。いいんですよ、自分でゼロを繰り返し書くのも……。


昨年、やってみてよかったので、「もう1年続けてみよう」と今年もやってます。

とくに今季、つまらない試合を見せられ続け、スコアブックという名のラフなメモを書きながら、「こんなチームのために何やってんだ?」と我に返ることもありました(こんなチーム扱い)。

来年も続けるかどうかは、わかりません(カープファンでいるかどうかもわからない)。

でも、応援したい選手は何人かいるんですよー(応援するのをやめた選手もいるけれど!)。
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2026年7月1日

コーチ(指導)についての興味深い話……独学の大谷、迷走するカープ


とくにプロスポーツの場合、コーチの存在ってどれくらい大きいのか(小さいのか)、よくわからないことがある。

その競技を始めた頃なら、コーチ(=指導)の大きさは、なんとなく学生時代の部活の経験から感じることはある。独学で(自己流で)やっている人よりは、基礎が出来ていることとか、ヘンな癖がない強みとか、感じることはある。

指導について、大谷翔平の興味深い話を読んだ。(石田雄太「覚悟を持って挑む9年目 ピッチャーへの想い」、『週刊ベースボール』2026年6月8日)


「2度の手術をしたこともあってピッチャーがちょっと遅れちゃったなという感覚はあります。でもバッターが先行したのは、バッターとして活躍していく上での大事な指針というか、太くて強い枝がしっかり出来上がっていると思っているからです」

「僕は小っちゃいころからバッティングについてはしっかりとした指導をしてもらってきて、そのおかげで自分で正解を手繰り寄せる感覚が備わっています

「でもピッチャーの方はほとんど教えてもらったことがなくて独学でやってきたので、その分、思い入れは強いんですが、不器用なところが抜けません。その矛盾が僕のピッチャーへの想いにつながっているのかなと思います」


そうか、小さな頃からバッティングについて指導してもらったことはちゃんと自分の中で活きているんですね。

指導の存在は、やはり大きいんだなと感じさせられた。

投球について、ほとんど独学でやってきたというのは意外でした。自分でいろいろ試行錯誤しながらやっている感じがあるんですね。

もし、投球の方も指導を受けていたら、大谷は今ごろどんな感じになっていたんだろう。

独学であれだけの実績が出せているのはすごいことです。自分の中の引き出しをさぐっている楽しそうな感じも伝わってきます。


大谷にとって、ピッチャーとして出来ることは、まだまだこんなもんじゃないということなんでしょうね。型にはまっていないあの面白さは独学から来ているんだろうか。

どっちにしても、今は打撃の実績の方が先行しているけれど、MLBでも打撃と投球の両方で結果が出せているということは、すごい。

大谷レベルまで行かない普通の(普通ってなんだ?)選手は自分で考えながら、ときにコーチのアドバイスに耳を傾けて、日々いろいろ試しているんだろうか。


身内でコーチを固めがちなカープは、コーチ不毛地帯とよくこのブログでも書いてきました。

選手を見る力のある人にコーチになってほしいのはもちろんだが(それは監督も同じだが)、今、迷走している新井さんに何か進言できる人はいないんだろうか。

スタメンとか、ポジションコロコロとか、代打やリリーフ起用とか、ん? んんん? と思うことが多いカープ。

監督の意思を尊重しているだろうけれど(それは当然のことかもしれないが)、だとしても、あの迷走を止めてくれるコーチはおらんのか~。そこも心もとないカープであった。

2026年6月25日

カープと西武&ソフトバンク、一振りの決定的な違い

 
明日からマツダスタジアムで、阪神と3連戦。お天気が心配ですが、1戦目の先発は床田寛樹と村上頌樹。

過去に何度も見た、このおなかいっぱいなマッチアップ。阪神に負けることが多いこと自体、もうおなかいっぱい。

打線が打てるようになるのを首を長くして待つ状態から早く脱したい(脱せるものなら……)。

野外スタジアムがホームのカープは雨で試合中止が多く、まだ残り試合数が多いですが、チームによってはほぼ試合を半分終えたところも。

今のところ、セ・リーグは巨人・阪神・ヤクルトの三つ巴。パ・リーグは西武が首位。まだ折り返し地点、この先のことはまだまだわかりません。


ところで、「武田砂鉄 ラジオマガジン」(文化放送)で、西村志野さんが火・木と担当されているミニコーナー。スポーツの基本的なことを教えてくださることが多く、その正統派な感じはリスナーからも好評価。

6月23日、そこで西武について、ちょっと面白い話を聞きました。

西村さんによると、西武はもともとピッチャーはよかった。打てるようになったのがとても大きい。

今季、最初からチームで打てていたわけではなく、序盤はなかなか点が入らなくて苦しんでいた。


転機となったのが4月の中旬のこと。オリックスに3連敗した直後、4月17日(金)、エスコンフィールドでの日ハム戦の前のミーティングでのこと。

西口監督が選手たちに「アウトになってもいいから、初球から積極的に行け」と、ポーンと言ったそうなんです。

どうやら、そこからガラッと変わったらしいんです。


これまでバットに当てにいくようなバッティングが多かったのが、しっかり振り切る(スイングする)選手が増えたという印象が、西村さんにもあるそうです。

「この一言でそんなに変わるの?」と思ってしまいそう。

でも、それだけ選手たちは「打たなきゃ」「結果出さなきゃ」「なんとか当てなきゃ」という、ものすごいプレッシャーの中で戦っているのがわかる、そんなエピソードだと感じたとのことでした。

西武は断トツに防御率がよく、失点が少ない。カープは失点は少ないが、得点もものすごく少ない。200点に達していないのは12球団中カープだけ。


交流戦中、里崎智也さんがソフトバンク打線について、こんなことを言っていた。(「日刊スポーツ」)

「捕手経験者として、こんなスイングされたら、バッテリーはイヤだなとつくづく感じる」

「ファーストストライクからフルスイングしていた。ただ、このチームのスイングはちょっと別次元のフェーズと言える」


一振りで決まるようなスイングと、当てに行くスイングでは、怖さが格段に違う。

カープもどんどん振っていく選手が増えたかもしれないけれど、後者。

試合中によく紹介される、「コンパクトに当てていってほしい」的な新井良太コーチのコメントを聞くたび(それは代々聞かされてきた内容でもあった)、だからダメなんだとも思った。

全然怖くなーい。

2026年6月24日

ふつう雨で試合中止になったらガッカリするのに


6月24日(水)、巨人戦(マツダスタジアム)、雨のため試合中止。

25日は試合がもともとない日なので、2日続けてお休みということに。

残り試合数が増えてしまう心配はあるけれど、なんとも心穏やかな日々……。こんなことはこれまでなかった、試合中止にガッカリした日はあっても。

昨日は平日なうえに、途中から雨の心配があったことも影響したかもしれませんが、巨人戦でも目立つスタンドの空席。今季、巨人戦で空席が目立つのはこの日に限ったことではないけれど。

これもお客さん(カープファン)の気持ちの可視化。


せっかく鈴木福さんが始球式に来てくれたのに。110キロの見事な剛速球を見せてくれたのに。

10年前、初めて始球式をつとめたのがきっかけで、カープファンになって、ずっとカープを応援してくれている人なのに。

福さんもこんな状況で投げたのは初めてなんじゃないだろうか(もうこの寂しい状況は知っていたとは思うけど)。


でも、球場は、始球式ではなく、野球の試合を見に行くところ。今季のカープの開幕戦では始球式だけ見に来た人もいたみたいですが。

平日名物、業界名物、ガラガラスタンド。交流戦で戦った日ハムの新庄監督にも心配されていた、昨日の試合では元巨人の堀内恒夫さんにも心配されてる。(「東スポWEB」)

危機感を持つ球団も、「ファンの方にもっと喜んでもらいたい」と始球式に人気タレントを呼んだり、人気キャラクターとのコラボ企画をしたり、画策しているみたいだが、そういうことじゃないのに。

選手に、チームに、魅力がないと、人は球場に足を運ばないのに。つまらない試合ばっかり見せといて。

お客さんの気持ちをわかっていない球団と、選手のことをちゃんと見ていないカープベンチは似た者同士ですね。
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2026年6月22日

優秀な人材がまたひとり、広島から流出


サッカーW杯、6月15日のオランダ戦、解説の本田圭佑さんとNHKの小宮山晃義アナウンサーの実況がとても評判よかったみたいですね。

かつては早起きして見ていたこともあるワールドカップ、今は体調を優先して、その実況は見ていなかったのですが、「サッカー・実況・NHK」と聞いて、ピッコーンと来た。

そう、4年前のカタール大会のこと。このときも体に無理せず、見られるときだけ中継を見ていた。


眠るとき、ラジオを聴くことがあるのですが、カタール大会中のある夜、ふとラジオで実況中継しているのを聴いたんです。

野球なら、ラジオ実況の文化みたいなものがもう根付いている。プレーの細かなところや選手のその時々の表情を見られる映像と情報量はもちろん違うけれど、選手のことや球場の雰囲気は知っているので、ラジオでも補える情報をこちらも持っている。

でも、サッカーをラジオで聴くってどんな感じなんだろうと思って、ちょっと聴いてみたんです。

そうしたら、フィールドの雰囲気や試合の臨場感が伝わってくるような実況で、豊かな時間でした。思わず、そのアナウンサーの名前をメモしていたんです。

さよう、そこにメモしていたのは、小宮山アナの名前でした。なんか感動してしまった。


5月13日、「武田砂鉄 ラジオマガジン」(文化放送)のオープニングで、小宅世人(おやけ・さんと)アナの名前が出てきた!

砂鉄さんが、ラジオ好きの編集者からもらったというメールを紹介していたんです。そのメールの一部をご紹介。

「今日は、文化放送の小宅世人アナ。まだ27歳なのにすごい落ち着いたいい実況。伊藤大海がさわったロジンバックの白煙が3塁側に流れていった……なんていうのは、これはMBSのベテランじゃないとしゃべれないような野球文学だ。素晴らしいですね」

普段、あまり人をほめないその人が、小宅アナの実況をほめていた、と。


そして、その話を聞いた番組のパートナー・西村志野さんも、こんなふうに話していました。

「そうなんです。私もラジオの野球中継よく聴きますけれども、どうして瞬時にこんな言葉が出てくるんだろうってほんとに思いますし、小宅さんの実況で私もリポーターとして組ませていただいたこともあるんですけれども、近くで見ていても、やっぱりラジオの野球実況のアナウンサーってすごいなっていつも思ってますね」

砂鉄さんも、小宅アナの実況を聴いてみたくなったと言っていました。


数年前、RCCラジオでカープ戦の実況を聴いていたとき、一緒に聴いていた家族が「このアナウンサー、わかりやすい」と言ったことがあった。それは小宅アナが担当していた日でした。

それ以来、小宅アナの日はラッキー! と思っていたが、その後、お名前聞かなくなったなと思って調べてみたら、こんな記事を見つけた。

2025年、文化放送のアナウンサーとして中途採用されていたんですね。

あ~。それで……。貴重な人材がまたひとり、広島から消えていった。


解説や実況アナが誰かによって当たりはずれを感じることはどのメディアでもあるけれど、最近は、RCCラジオ、聴かなくなりました。小宅アナいないし!

カープの試合を追いかけていると、なかなかパ・リーグの試合まで手が手が回りませんが、また小宅アナの実況を聴いてみたいと思いました。

小宮山アナのサッカー実況も!
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2026年6月19日

交流戦の屈辱・異体験・球団の姿勢まるみえ


交流戦、終わりました。結果は10位。9位阪神の上に行くことはできなかった(もうどうでもいいレベルの話)。

1位の西武は3敗しただけ(カープは3戦全敗)。MVPは、交流戦首位打者でもあり、2試合連続サヨナラ打の西武・長谷川信哉。そのサヨナラ打って、カープ戦やないかーい。屈辱的。

毎年、負けても見るのが楽しかった交流戦。今年は楽しくなかった。年々、つまらなくなっていくカープ。

リーグ戦再開に向けて、「得点力が課題なので、交流戦同様にリスクを恐れず、こちらから動かしていけるところは動かしたい」と、新井さん。(「スポニチ」)

リスクを恐れず動かして……たのか、交流戦。もはや新井さんが何を言っているのかさえわからない。


交流戦と言えば、6月13日、楽天戦で完封勝利した森下暢仁が「(球場が)マツダっぽい感じもあったので。それを感じていたので良かったのかな」と話していた。(「デイリースポーツ」)

なんとなくカープっぽくない、カープ一筋じゃない感じの森下が(誉め言葉でもあります)、カープの選手っぽいこと言ってくれて、ちょっと嬉しかった。


6月13日、西武戦で投げたウィットリーがベルーナドームについて、こんなふうに語っていたのも面白かった。(「スポーツ報知」)

「外が見えて緑が見えるところが気に入った。ジャングルの中の球場みたい」

「すごく投げて楽しい球場だった。お客さんの雰囲気も良かった。選手にすごくいいエネルギーを与えてくれるような球場だった」

ジャングルの中みたいとは、素敵な表現。ベルーナドームは大好きな球場なので(気候のよい交流戦での観戦経験しかないので、蒸し風呂地獄は未体験)、こちらこそ嬉しくなった。

球場自体、スペシャルな場所ではあるのだけど、完全なドーム球場はどこか閉鎖的な感じがあるので、ベルーナ楽しんでもらえてよかった!


ところで、サッカーのチュニジア代表監督がW杯の予選中に解雇されたこともびっくりしたが、サッカー界は結果本位でシーズン途中解任はよく聞く話。

6月17日に発表された、楽天の吉井監督就任には、びっくり。吉井さんはロッテの監督を辞めたばかり。

というか、交流戦中の6月10日、三木前監督の休養が発表され、塩川ヘッドコーチが監督代行を務めていた。三木谷オーナー、節操ないと思えるくらい、ガンガン現場に介入してくる。


巨人は、5月26日、家族への暴力事件で、交流戦当日に阿部前監督が辞任。橋上オフェンスチーフコーチが監督代行続行中。今季は橋上監督代行でいくようだ。

この橋上監督代行のことはよく知らないのだけど、「野球選手である以上はどんな状況下でも全力を尽くして目の前の試合を戦っていこう」と、選手に呼びかけていた。

たくさん応援してくれる方もいるので、その方たちに対して、恥じないように、精一杯やって、1つでも多く勝てるようにやっていきたいと思います」とも語っていた。(「日テレNEWS」)

当たり前のことだけど、ちゃんと応援してくれているお客さんたちのことが頭の中にあるということが、とってもいいなと思った。

巨人がチームとしてまとまって、セ・リーグのチームがほぼ下位を占める中、交流戦も4位。今度、対戦するのが楽しみです。まとまっていないカープとの対比がどうなるのか……。
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2026年6月3日

似たもの同士のカープと楽天だけど……


6月2日(火)、日ハム戦(マツダスタジアム)、雨のため試合中止。

予告先発はそのままスライド、床田寛樹と伊藤大海。

普通に予想されるのは、エース伊藤の前にカープ打線が沈黙、投手陣がそんな打線に耐え切れず決壊という図。日ハム、ホームラン何本出るでしょう?(カープは、カープは?)

でも、野球というのは何が起こるかわかりません、始まってみるまでは。伊藤のたまの乱調とか(そこ?)、床田が打席に立つというのも利点です(野手は、野手は?)


交流戦のお友だち的存在だった楽天がついに、初勝利。先を越された。しかし、中日がソフトバンクに敗れ、カープはリーグ最下位を免れた。……なんという低レベルのアップダウン。

オーナーが選手起用などの現場介入をしてくる、パワハラ問題が起きているという共通点のある楽天とカープの対決は交流戦最終戦。

三木谷オーナーの現場介入については、楽天初代監督の田尾安志さんが、木村元彦さんの『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』でも言及。

先日の羽月隆太郎の配信で明かされた傷害事件では?という話は、羽月以外にもエトミデートを購入していたカープの選手が複数人いたという話以上にショッキングだった。


何かとよくない点でカープとの共通点を感じる楽天だが、一ついいなと思ったことが。

現役ドラフトで、楽天から移籍してきた、いまやカープの代走の切り札、辰見鴻之介。

移籍を機に、楽天では禁止されていたヘッドスライディングを解禁して、今の盗塁快進撃があるようです。(「週刊ベースボールONLINE」)(「Number Web」)

ヘッスラを解禁したことで、辰見がより自由に試行錯誤できるようになって今の成績につながっている。それはカープファンをとってもワクワクさせてくれている。


でも、ヘッスラ自体は危険なプレーなので、私はどの選手にもしてほしくない(ケガがないことがいちばん)。そこは楽天、いいなと思いました。

楽天戦で、辰見が塁上をかきまわしてくれたらいいなと思う。もちろん、楽天戦以外でも!

そのためには、ランナーが出塁しないとですね。それが一番の問題!

Number Web」の記事を読んで。辰見が周りを気にせず、群れていない様子もいいな、面白いなと思った。羽月も先輩と距離を持って自分のペースを大事にして行動できていたら……とも思った。
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2026年6月1日

野球を楽しむ場所、カープを楽しむ場所……対照的なエスコンとマツダ


明日からマツダスタジアムで日ハムと3連戦。先発は床田寛樹と伊藤大海。

昨年、リーグ2位の日ハム。シーズン前の順位予想では1位にあげた解説者も多かったが、今のところ4位と足踏み状態。

ホームラン数が断トツの64本、220得点。防御率の悪さと失策もリーグトップ。投打のバランスがとれてない感じなんでしょうか。

防御率と失策数の少なさではリーグトップなのに、ホームラン29本、142得点が両リーグワーストというカープとは対照的。バランスの悪さには共通点。


昨年はエスコンフィールドでの対戦だった。臨場感ある球場、ビジターのカープファンの応援も大きく、野球を見る喜びを画面越しに感じた。楽しかった!

1戦目は、森下暢仁と伊藤の投げ合い。森下が9回2失点で5勝目をあげた。この日は、試合序盤から森下の投球に「熱」があった。

「大海に投げ勝つために初めて北海道に来たので、勝ててよかったです」と、森下はヒーローインタビューで言っていた。

そういう負けず嫌いなところはプロにとって大事なことだけど、伊藤との投げ合いでないときにもそれくらいの熱で投げてほしいと思ったのをよく覚えている。


6月14日の2戦目では、岡本駿が6
回にリリーフ登板。ストライク先行で安定感のある岡本がいきなり連続フォア。バント処理のフィールディングも浮足立っていて、エスコンの雰囲気にのまれているのが伝わってくるようだった。

試合後、「すごいキレイな球場で……ちょっとフワフワした感じで入ってしまった」と岡本は言っていた。

そうか、あの雰囲気、フワフワしてしちゃうよね。でも、徐々に落ち着き、無失点で抑えて頼もしく思った。

いまでは先発ローテを担って、ルーキーの頃の末っ子のような表情から、ヒリヒリとした主力の顔つきになりつつある(森下とは裏腹に)。


3戦目の試合後、こんなメッセージがビジョンに映し出されたと言う話も忘れられません。

エスコンで観戦されたsaitouさんのブログで知って、感動しました。saitouさん、ありがとうございます。そのメッセージをこの場を借りて、もう一度、ぜひ。

「広島カープファンの皆様へ

 皆様の本拠地・マツダスタジアムは単なる野球場を超えて広島という街そのものの表情を映し出しています。その日の天気よりも、試合の勝ち負けが話題になる日常に私たちは何度も胸を打たれてきました。

カープを通じて街がひとつになる。

その姿はまさに「地域とチームの理想の姿」であり、私たちが目指す未来でもあります。私たちも「ファン・地域・チーム・球場」が一体となった、地元に愛される存在を目指してこれからも挑戦を続けて参ります。

またエスコンフィールドでお会いできる日を楽しみにしております。この度は、エスコンフィールドにご来場頂き、誠にありがとうございました。

球場スタッフ一同」


昨年、阪神戦の3戦目が終わったときにも、「阪神甲子園球場に渦巻く、あの圧倒的な熱気と一体感。誰もが『唯一無二』と語るのその光景に、私たちはいつも尊敬の念を抱いています」というメッセージが映し出され、スタンドから拍手が起きたという記事も読みました。(「デイリースポーツ」)

ビジターへのリスペクトを感じる日ハムの姿勢、とても素晴らしいと思う。

ビジターのヒーローインタビュー場内放送が解禁されたのは2023年。阪神と並んで最も遅い。

マツダスタジアムのビジター用のロッカールームには浴槽がなく、シャワーしかない(森下が2024年の「ジャンクSPORTS」で暴露)。

「ビジターパフォーマンス」という名の、出島みたいなビジターファンを隔離するような席……等々、ビジターへのリスペクトがない!

エスコンは野球を楽しむ場所で、マツダはカープを楽しむ場所。そういう偏狭なところも、カープが衰退していく一因のように思えてしまう。


明日の試合は雨で中止になりそうですが、エース対決はスライド登板に?

伊藤は、「マツダの雰囲気はすごく好き」と言ってくれているようです。(「スポーツ報知」

以前、マツダで始球式をしたというタレントさんも、「球場の雰囲気がとてもよかったので大好きな球場」と言っていたのを聞いたこともある。

そんな魅力的なはずの球場も、いま平日は目に余る空席。この惨状に、伊藤もびっくりするかもしれない。
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2026年5月25日

ロッテとの差をこんなところで感じた昨年の交流戦


明日から交流戦。マツダスタジアムにて、ロッテ戦。

先発は……床田寛樹とジャクソンやないかーい。

でも、あれ? ジャクソンは防御率4.35と苦戦してますね。でもほら、懐かしのカープと対戦して、調子を取り戻すかもしれないから(相手を元気にさせるチーム、カープ)。

オリックスに移籍した1年目の西川龍馬のように、交流戦で急に里帰りしたみたいに元気になるかもしれないから、要注意です。


そのロッテ。5月22日にオリジナルのボンボンドロップシールの販売を開始したところ、即時完売。(「Sportsnavi」「「BASEBALL KING」)

巷で人気のボンドロに目をつけるとは、グッズ制作のセンスがいいな~。

昨年、zozoマリンでのロッテ戦を見ていたとき、来場者へサコッシュをプレゼントしているというお知らせを見て、いいなと思っていた。

*「サコッシュとは、フランス語で「袋」を意味し、斜め掛けのコンパクトなかばんのこと。もともと自転車のロードレースなどで、チームスタッフがレース中の補給食を入れて選手に渡すために使用していた。


そこにたとえば、財布やハンカチ、スマホを入れて、球場内でちょっと飲み物買いに行ったりする際に使えるのは、いいなって。記憶違いがあるかもしれないけど、紺色のシンプルなデザインだったのもよかった。

昨年、カープは何度か、来場者へカチューシャプレゼントをやってたみたいですね。

個人的にはカチューシャに興味がないので、もうちょっとこう何か役に立つものだと嬉しい気がしたので、ロッテの好感度があがった。


実用品でなくても、あるだけで嬉しく楽しい気分になるものも、もちろんある。ただ、カープのカチューシャは、なんとなく遠くから見ていて「テキトー感」を感じてしまって。

ドジャースの大谷翔平のボブルヘッドデーに、たくさんのファンの方が楽しそうに並んでいるのを見ると(新井さんのボブルヘッドもありましたね)、人形というか、グッズのコレクション趣味がまったくないので、へ~という気分で見てしまう。

でも、球場に来ること、スーパースターのプレーを見に来ることがすでに楽しみの一つなんでしょうね。


カープのカチューシャも、もらった人がつけて楽しい気分になって盛り上がれるなら、それは何より。

サコッシュだって、自分が日常で使用することはあまりないかもだけど、球場でプレゼントされて、その場で、ZOZOマリンで使ってみたら、「球場に来た!」という臨場感が、球場で過ごす時間の楽しさと特別感がちょっと増す気がしたんですよね。

カープ、いろんな意味でがんばりどころが満載だ。まずは、ファンが「来てよかった」と思えるプレーを、試合を。
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2026年2月19日

巨人は2年連続ランク外、radikoランキングから見える阪神・中日との温度差


2025年の「radikoで聴かれた番組ランキング」が発表された。

リアルタイムでも、タイムフリーでも、ラジオを愛聴している者には、毎年興味津々のランキング。日頃聴いてる(応援している)番組がランクインしていると、やっぱり嬉しい。

このランキング、在京エリア、在阪エリア、中部エリアの3つで発表されてます。そこで気になるのがプロ野球の実況中継番組。

在京エリアでは、2023年のトップだった「ショウアップナイター」(ニッポン放送)が、2024年にはランク外。今年も……2年連続ランク外。シュゥゥゥゥ。


ならば、在阪エリアはどうだ!

「ABCフレッシュアップベースボール」(ABCラジオ)が2位、「タイガース全力応援宣言 MBSベースボールパーク」(MBSラジオ)が3位。

そらそうだ。阪神、リーグ優勝しましたもん!


それじゃぁ、中部エリアはどうだ!

「ガッツナイター」(TOKAI RADIO)が1位、「CBC ドラゴンズナイター」(CBCラジオ)が6位。

中日は観客客も増え、順位のわりには盛り上がっていると聞きますが、地元愛が伝わってきていいですね。今年は4位に浮上しましたしね(どこぞの球団が5位に低迷しましたので)。

在阪・中部エリアは、2つの放送局が1つのチームそれぞれ実況中継しているというところが、地元の野球人気の高さというか、野球文化を感じさせてくれていいなと思ってしまいます(ちなみに在京エリアでは、西武戦を中心に中継している文化放送の「ライオンズナイター」もあります)。


「ショウアップナイター」は主に巨人戦を中継している番組。配信も増え、野球観戦の媒体の選択肢が増えた昨今、ラジオ以外で観戦している方も多いだろうけれど、それは在阪エリアも中部エリアもおそらく同じ。

巨人は地上波放送も平日はほぼなくなり、ラジオでもランク外。それだけで一概に巨人人気が落ちてるとは言い切れないが、プロ野球人気の低迷と重なって見えて、寂しいですね。最近の巨人は迷走している感じがあるし(どこぞのチームもだが)。

もちろん歴史ある球団だけど、メディアも当事者も巨人を特別視しているように見えて、そんなに好きではないけれど。


遠征も多く、人員コストもかかるプロ野球中継。それでも、ニッポン放送の檜原麻希社長は2024年の定例記者会見で、「できる限りプロ野球中継を続けていきたい」と語ってくださっていました。ありがとう、ありがとう。(「デイリースポーツ」)

選手の表情まで見てとれる映像の臨場感はたまらないものがありますが、「ラジオで野球」のレトロな味わいも好きです。

カープも地元放送局(RCC)がどの地域に遠征しても必ず放送してくれるという意気ごみがあって素晴らしい。解説者がみな発見ある面白い解説をしてくれているかはさておいて。
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2026年1月21日

春キャンプあるけど投票に行こう!


2月1日から、12球団がキャンプイン。楽しみにしていたところに突然やってきた、衆院の解散総選挙。投票日は2月8日

衆院選の期日前投票は1月28日から。選手と関係者はいろいろ慌ただしいと思うけれど、期日前投票にはぜひ行ってほしいです。

ただ、同時に行われる最高裁判所裁判官国民審査の期日前投票は2月1日からなんですって。もうキャンプが始まっている!


キャンプ地へ移動してしまうと、滞在地での「不在者投票」という高いハードルを越えない限り、国民審査の方は難しそう。この突然の日程、無念じゃ。

そんなわけで、期日前投票に行かれる予定の方は、2月1日からお出かけになるのが一度で済むのでおすすめです。

……というか、そもそも野球選手は普段投票に行けているのだろうか。人それぞれだとは思うが、行く人であってほしい。


しかし、私たちには何の必然性もない、突然の解散総選挙。ただでさえ年度末に向けて忙しくなる時期、自治体の職員の方々が急な選挙準備に翻弄されている話を聞くと、理不尽でならないです。

とりわけ積雪の多い地域では、ポスター掲示板の設置一つとっても、困難なお仕事。そうした現場の状況は、政策を決定する場所まで届いているんだろうか。

今回の選挙については、『週刊文春』が報じた、統一教会と自民党との結びつきというニュースから目を逸らすための判断ではないかと推測しています。

そのことに言及する人やメディアがいないわけではないけれど、大手メディアがまるで緘口令がしかれているかのように静かなことが一番不気味。

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2026年1月10日

今まで知らなくてごめんね、新井さん、會澤!……選手会支えたリスペクトが止まらない


前回お届けした、木村元彦さんの「日本のプロ野球の現役選手たちが、自分たちで声をあげ、選手会(労働組合)を作った」という話にはじんわり感動してしまいました。
(「武田砂鉄 ラジオマガジン」文化放送、12月29日放送)。

パーソナリティの砂鉄さんが、「この本(労組日本プロ野球選手会をつくった男たち)を読むと、選手のイメージがガラッと変わるっていうか、グラウンド外でどういうアプローチをしてきたかっていうのがほんとにわかる一冊ですね」と話していて、その通りと思いました。

労組をつくるためのリーダーとなった中畑清さん。

2004年、近鉄とオリックスの合併問題から起きた球界再編問題のとき、仮処分申請を出して、裁判所まで持っていった選手会。そこからいろんな圧力を受けながらも、過去に一度もやったことのないストライキを遂行した古田敦也さん。

ストライキを決断させたのが高橋由伸さんの一言だったこと

2011年、東日本大震災のとき、セ・リーグの開幕を遅らせるため、動いた新井貴浩さん。

なんだか、それぞれの(元)選手を見る目が変わりそうです。


もう一つ、忘れられないのが
田尾安志さんのお話。

2004年のストライキのあと、楽天イーグルスができたとき、せっかく選手会が勝ち取った新球団だからと、田尾さんが火中の栗を拾うような形で、最下位になるのはわかっていたけれど、自ら監督に名乗り出た。それだけではなく、プロ野球っていうは何のためにあるのかという礎を作った。

田尾さんは、「地域のために将来のために、監督というのは選手やファンを幸せにするために存在するんだ」と言っていたのだそうです。なんて素晴らしい!

この言葉を聞いたとき、木村さんは「この人をちゃんと取材したい」と思ったそうです。そして、取材していて、とても清々しかったと話していました。

創設1年目の楽天は、戦力不足で最下位、38勝97敗1分けの散々な成績。何も知らない私は、田尾さんにとって不名誉な経歴になってしまったなと思っていた。

でも、その後の楽天の歴史の礎になってくださったんだなと、感じ入るものがありました。リスペクトの気持ちが止まりません。


木村さんの、「自らあげた声によって
いろんな選択肢を勝ち取っていったというのは、野球界のみならず、日本の民主主義を考えていくうえでも書き残していきたいと思った」という言葉も力強かったです。

もう一人のパーソナリティ、西村志野さんはもともと野球が大好きで、「ライオンズナイター」にも出演されていて、野球選手を近くで見てきた人。

「レギュラーシーズンたたかうだけでも相当なプレッシャーがある中で、野球選手として一番いい時期、脂がのっている時期に、個人の成績よりも何よりも球界のために動いているっていうことに驚きもしましたし、感動もしたんですけど、それを今の現役の選手たちとかファンのみなさんて、どれくらい知っているのかな」と話していました。

この本、ぜひ読みたいと思ってます。プロ野球ファンはもちろん、そうでない方にも読んでほしくなりました。


「選手会の会長が無償で、なんのメリットもない」という話にも驚きました。今でこそ経費は多少あると思うけれど、中畑さんの頃は移動するのも自腹だったとか。

「そんな中で、会長になろうとする人に対するリスペクトを我々は持つべきじゃないか」という木村さんの言葉にもグサグサきました(新しい会長は、ソフトバンクの近藤健介です!)。

そんなこともあって、秋山翔吾が、日本プロ野球選手会の会長をつとめてきた會澤に対して、「選手会の会長という、やったこともない、想像もつかない大変さの中で、プレーしていた選手が隣にいてっていうのは、これは貴重な体験。すごい男と同じチームにいるというのは改めて感じました」とラジオで話していたことに、グッときました。(こちらです)

そんなことも知らず、新井さんや會澤について、今までいっぱいネガティブなこと書いてきて、ごめんなさい。

いや、そのことと采配やプレー(現在の力量)とはまた別の話ではあるけれど、選手会会長という大変な仕事をしてきたことへのリスペクトは忘れないようにしたいと思ったのでした。


しかし、新井さんがそんなリーダーシップを発揮していたとは。むしろ監督より、フロントに入ってチームを改革した方が向いているのでは?(もしくは打撃コーチ、2000本安打の人だもの)

そして今年も會澤が護摩行に臨んだというニュース。(「デイリースポーツ」)

「やらないと気持ち悪いというか、スイッチが入る」と話す會澤。ずっと続けているとむしろ歯磨きのようなもので、そらやらないと落ち着かないかもね。

とは思うのだが、「そこじゃないんだ、そこじゃ」と思うのであった。

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