2024年10月12日

有能なコーチ待望論を聞いて思う、大谷を指導できるコーチなんている?


日本時間の午前中、MLBナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース・パドレス戦、山本由伸とダルビッシュ有の投げあいを見る。

サッカーの日本代表戦しか見ない人みたいで恐縮ですが、日本の野球ファンには、MLB初心者には、またとない嬉しい組み合わせ。

緊迫と高揚の入り混じった球場の雰囲気に見入ってしまう。鳴り物がないのにあの迫力。カープのエモーショナルなチャンステーマも好きですけれど(あの応援が届かなかったときの素通りされたようなむなしさよ)。

緊張感ある投手戦になった。山本5回無失点。打たれたヒットは2本だけ。ダルビッシュ6回途中2失点。打たれたヒットは3本、そのうち2本がホームラン。


山本が5回で降板したとき、パドレスに流れが行ってしまわないか心配したけど、後続の投手4人はノーヒット。

ロバーツ監督は次のステージをかんがみて余力を残して5回で終えたのかな。と言っても、あの緊迫した中での投球。5回以上投げるのは相当タフさが必要。

無傷で終えられてよかった。初戦では3回5失点だった山本、同じ轍は踏まなかった。

ダルビッシュも素晴らしかった。失投がほぼなかった中、甘く入った球を仕留めてホームランをぶちあげた二人のヘルナンデス。ふぁ~。

ダルビッシュには援護なし。結局、ホームランで試合が決まった。まるで世界共通のひとつのパターン。


見る人にはわかる戦術とかあるのかもしれないけれど、素人目にはそういうことより個々の選手の能力の高さに目が行く。

日本の野球、とくにセ・リーグの野球とは質が違うのかな、と。チームで戦うという以上に、個々の力が試合を作る

今日の試合を見ていると、この人たちがコーチにアドバイスされているイメージがわかない。というか、大谷翔平を指導できるコーチなんて、いるの?


現役時代の経験値が少ないOBが多いカープの打撃コーチ陣。今季の得点力のあまりの低さに、打撃コーチの交代を求める声もネット上で見かけます。

大竹耕太郎、高橋遥人、東克樹、髙橋宏斗、高橋奎二ほかほか・・・何度対戦しても打てない苦手投手が多すぎる。打撃コーチに的確なアドバイスを求めるファンの声も聞こえてくる。

でも、自分で考えようよ、とも思う。野球を始めたばかりの初心者ならともかく、部活じゃないんだから。自ら相手の研究をして、工夫してほしいと思う、プロなら。


秋山拓巳の球を「不思議なストレート」としか言えない朝山打撃コーチはものすごく頼りないが、点の取れない打線はコーチのせいだけとは思えない。

いや、コーチって大事な存在なんだよ、というモデルケースをよく知らないからそう思うのかもしれませんが。

今年の4位着陸は、ベンチの責任も大きいけれど、個々の選手がベストパフォーマンスできたかどうかも、影響した。序盤の坂倉将吾の打撃不振とか(昨年は小園海斗でしたね)、終盤の末包昇大の三振三昧とか。

ベンチがどんな選手を起用するか、球団がどんな選手を集めるかという大元の原因ももちろん大きいけれど。


日本のプロ野球も、CS始まりました。MLBに圧されて地味です。

DeNAが阪神に先手。東克樹は4回無失点とか。何、このいつも通りの、想定通りの磐石さ。さすが。東の4回降板もこの先を見すえた投球回数なんだろうか(と思っていたら、アクシデントだったのですね。心配です)。

ロッテ・佐々木朗希は日ハムを8回無失点(チームは完封勝ち)。あんまり仕事してないイメージあるのに、ここぞで抑えて勝つ佐々木。くぅ。なんか悔しいけど、佐々木は佐々木だった。

カープのみなさん、MLBの試合、見ましたか? 個々の力を高めて力を尽くす決意と実行、お待ちしています。

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