10月11日、カープは、明大・宗山塁のドラフト1位指名を公表。ドラフト会議は10月24日。どのチームよりも早く、ドライチについて公表。
毎年、ドラフト戦線に詳しくない私でも知ってる宗山君。今年のドラフトの目玉の一人。
3月、日本と欧州の代表戦で、4人選ばれた大学生のうちの一人。骨折のため出場はなかったけれど、井端監督と源田壮亮がショートの守備を絶賛していた。面構えもとてもいい(塁!? 名前もいい)。
昨年も、青学の常廣羽也斗の1位指名をさきがけて公表。楽天との競合に勝って、新井さんが「よっしゃ!」とガッツポーズ。
常廣は「1番早く1位を公言していただいたときから、一番自分を評価してくれた球団に入りたいという思いがあった。カープで野球がしたいと思っていたのでとても嬉しいです」と言ってくれていた。
一番先に公表したからと言って、くじが当たるわけではないが、広島出身の宗山君は何思う?
いや、問題はそこじゃなくて。今、もっとも渇望されている大砲候補はまた先送り?
優勝争いから転落、まさかの4位着陸。最終戦後のセレモニーで、新井さんは「カープ変わります」宣言をしたのに、戦力外に続いて、また球団にかわされたような気分。
宗山君のような素晴らしい選手が来てくれたら嬉しい。でも、ショートて。ゴールデングラブ賞候補の矢野雅哉も、小園海斗もいるのに、なんというもったいない状況。
「ショートは小園」で始まったシーズン。2年前、ベルーナドームで初めて生小園を見たとき、ショートの守備に華を感じたんですよ。生で見てオーラを感じた数少ない選手だった。そういう実感があるんです。
それでも今季の矢野のショートを見ていると、さすがに「ショートは小園」のプラカードをゆっくり下げざるを得ないとこまできました。
今年、ベルーナでショート矢野を見て、矢野のところに球が飛んできたときの安心感というのもまた実感しました。
宗山君がもしカープに来てくれたら、ますますショート小園が遠のく。というか、なくなる。矢野はどうなる? 宗山君のショートも見たいぞ。どうしてくれよう(だからまだ決まってない)。
しかし、小園の扱いというのが、緒方さん時代から今まで、少しぞんざいな感じがしてしまいます。それでも小園、よくやってると思う(中日の根尾昂はもっとわけのわからない扱い)。
小園もたしか、カープでプレーしたい気持ちがあったことをドラフト後に話してくれていた。入りたかった球団に入れて、今ではチームリーダーの一人なのに。
私の中ではカープと言えば小園。来年の選手名鑑の表紙は小園。というくらいの存在なんだけど、こんなんでは「もうここにずっといなくてもいいよ」って言ってあげたくなる(本人もずっと留まるつもりはないかもしれないけれど)。
えぇい、もっと大きくなって、はばたきなはれ!