2020年1月30日

鈴木誠也のもつ一流の条件


2月1日からキャンプイン。

今年はソフトバンクの内川聖一のもとを離れ、カープの後輩たちと自主トレを行った鈴木誠也(先輩の堂林翔太もいましたが)。

目的意識がずっと高いところにある鈴木。若手、いんや先輩をも巻き込んで、ますますチームを引っ張っていく存在になってほしい。

ところで、1月2日放送の「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日)でもDeNAの山崎康晃が話題にしていましたが、鈴木はかなりの負けず嫌いだそう。

鈴木に限らず、トップアスリートというのは誰もみな相当の負けず嫌いなのでは? だからこそ、あそこまでたどり着くのだと思ったりしています。

その一方で、自分以外の選手の活躍を素直に賞賛できる人というのもまた、一流の条件のように思うことがあります。



2019年6月19日のロッテ戦で、高橋大樹がプロ初打点を上げたとき、ベンチで鈴木がものすごく晴れやかな笑顔で、全身で喜んでいたのがとても印象的だった。

チームメイトもライバルではあるけれど、同期入団の高橋の活躍を自分のことのように喜んでいた鈴木の姿は、思い出すたび、じぃんとくる。

昨年末、フィギュアスケートの全日本選手権でもこんなことがあった。

この大会で、羽生結弦は今まで見たことがないくらい、ジャンプがことごとく綺麗にきまらず、絶不調だった。

ステージ裏のモニター画面で、羽生の演技を見届けていた宇野昌磨や高橋大輔は、羽生がジャンプをミスしたとき、「あっ」と心配そうな顔で見守っていた。

フィギュアスケートの選手たちは、いろんな大会で顔を合わせ行動を共にすることも多く、互いに仲がよいと聞いたことがあったが、ライバルのミスを喜ぶような顔をした選手がいなかったことが、とても印象的だった。

自分以外の選手の素晴らしいプレーを讃えることができる人って、尊敬できます。


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2020年1月27日

ジャンクSPORTS、カープの人はいなかった。いや、いた!


1月26日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ)は『プロ野球 仲良しペアSP』。

オフシーズンでしか見られないプロ野球特集。やった! と思いきや、この日の出演者は、西武の山川穂高&森友哉、巨人の炭谷銀仁朗&小林誠司、DeNAの山崎康晃&三嶋一輝の3組。

ですよねぇ。4位のチームにはお声かからないですよねぇ。

と、一瞬、カックンとなりましたが、番組中、流れてきた映像には赤いユニフォームの人たちが随所に映っていました。

三嶋や山崎に抑えられるシーンとか、小林に盗塁を刺されるシーンとか、それはもうことごとく赤い人たちが。ツーン。(わさびが目にしみる)

三嶋が出てきた時点で、これはカープの映像出るなと予想がつきましたが。

昨年、わたくしの記憶によりますと、ほぼ毎回のごとく抑えられていたカープ打撃陣。三嶋を打ち込んだのは1回しかなかったんじゃないかな?(その日はどうした三嶋? こんなこともあるのかと驚いたものでした)



とはいえ、カープ選手のトークはなくとも、番組自体はとても楽しかったです。

当初アスリートと司会者だけで構成されていた番組でしたが、いつのまにか、お笑い芸人やタレントがひな壇のごとくアスリートのうしろに配置されるようになった「ジャンクSPORTS」。

さまざまなアスリートの話を通して、いろんなスポーツやアスリートの魅力を知ることができるのがこの番組の魅力だったのに、ひな壇方式になってその面白さがうすれ、あぁぁ。お手軽な方向に行ってしまったんだなと思っていました。

ところがこの日は、6人の野球選手と司会者3人のみ。久しぶりの構成。やっぱりこういうのがいいです。

なかでも、山川と森の西武コンビが熱海のパワースポットへ男2人旅をするという番組企画。旅先で小さな男の子と出会うシーンがよかった。

その男の子は横浜ファンだったんですけど、「あ、山川穂高だ」と気づいてトコトコ歩いてくるんです。

山川は今や、球界を代表する愛されキャラですね。

山川はその男の子と仲良く手をつないで歩いたりして、まるで親子のよう。山川の自然体の魅力はいつ見ても素敵です。


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2020年1月23日

ワンポイントリリーフ禁止で真っ青になるとき


2020年からメジャーリーグで導入されるという「ワンポイントリリーフ禁止」ルール。

「投手は最低でも打者3人に対して投げきるか、1イニング終了するまで交代はできない」というもの(ケガした場合は例外)。

で、NBPと12球団は今シーズン、「ワンポイント禁止」を導入するかどうか、本格的に検討するそうですね。(「日刊スポーツ」)

メジャーでは試合時間の短縮を目的に採り入れられるそうです。

どんな世界でも、お手本にしたいことを取り入れるのはよいこと。ただ、今回の件は、メジャーに「右へならえ」しているような感じが。今の時点では、日本のプロ野球界の哲学がないような印象が。

ワンポイントリリーフが繰り出されるときの、あの互いのかけひきの妙も野球の味わいのひとつ。

試合時間の短縮だけが目的だとしたら、味気ないというか、安易な感じがしてしまったのでした。



しかし、投手がワンアウトとるのがいかに大変か思い知らされるゲームを何度見たことか。岡田明丈とか、とか、とか(こんなことを書いていますが、私は岡田のファンです、きっぱり)。

ひとりの投手でイニング終了するのに、かえって時間かかる場合もなくはないのでは? いつになったら終わるんだぁ〜。というゲームが増える可能性もあるのでは? なんて思ったりして。

実際、試合時間は短くなるのかどうか、メジャーでの実験結果が気になります。


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2020年1月17日

小園海斗の宣言と、田中広輔のタナキクと。


昨年のキャンプ初日、こんなことがありました。

小園海斗が「新人の小園です。よろしくお願いします」と挨拶したところ、上本崇司が「声が小さーい」とダメ出し。「田中選手からショートのポジションを奪えるように頑張ります!」と成り代わって宣言され、周囲は爆笑、小園はひたすら苦笑い。(「日刊スポーツ」)

今年の小園、2年目の小園は、自主トレにて「遊撃を獲りにいくつもりで頑張ります」と宣言しました。(「スポニチ」)

一方、新しく選手会長になった田中広輔。昨年受けた右膝の手術の経過も良好のようで何より。

ケガ明けなこともあって、沖縄での自主トレでマイペースで調整中にもかかわらず、1月15日から始まった広島での合同自主トレには選手会長として挨拶にかけつける。

静かな覇気、感じます。寡黙な印象がありますが、口数少ない選手会長、そういうのもいいと思います。



ポスティングでのメジャー挑戦を表明していた菊池涼介のカープでのプレー続行が決まったことも、奮起の種のひとつとなっているようで、こんなことも語っていました。

「やっぱりキクがいるのといないのとでは違う。僕自身同級生で、ずっと二遊間でやってきたので、2人でもう1回“タナキク”というのを全国のみなさんにしっかりとアピールできるように、2人で一緒にチームを引っ張って活躍したい」(「日刊スポーツ」)

今年のカープが「タナキク」であっても、なくても、私はどちらでもいいんです。選手たちのわくわくするプレーを見せてもらえるら、どちらでも。

でも、田中にとって、それがモチベーションになっているなら、それは大切に思いたいとも考えました。



フィギュアスケートの羽生結弦。昨年末の全日本選手権で、今までこんな羽生、見たことない。というくらい、ジャンプがほぼ決まらず、1位を逃した。

エキシビションでは、自分のよかったときを思い出したいと、ソチオリンピックで金メダルをとったプログラムを滑っていた。

ケガで十分な練習ができなかったソチオリンピック。不屈の精神で金メダルを手にした姿は圧巻だったし、美しかった。

ただ今シーズンの羽生を見ていると、心技体の「体」の部分で、ライバルのネイサン・チェンとの差を感じる。ネイサン・チェンの体幹の強さ感じるジャンプを見ていると、かなわないんじゃないか、と。

羽生のプログラム選択は痛々しくも見えたけど、自分の不振を乗り越えるため、よかったときを思い出すため、アクションを起こすのは本人の自由だ。

昨シーズン、「タナキク」にこだわって、打撃不振の田中を使い続けた緒方前監督。いいときの思い出にこだわったフラットでない選手起用は、チームに悪影響を及ぼした。

小園と田中、どちらを使うか、ベンチがフラットな眼をもってのぞんでくれることが、選手の奮起と同じくらい大切。よろしく頼みます。


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たとえまわりがどうであれ、床田寛樹は好投した。
思い出がいっぱい。負けもいっぱい。

2020年1月13日

鈴木誠也インタビュー、自然体だよ、スケールでかいよ。


1月12日、サンデースポーツ(NHK)で放映された、自主トレ中の鈴木誠也へのインタビュー。見どころ満載でした。

その前日にも、19時のNHKニュースで鈴木の自主トレ風景が取り上げられていたし、連日の嬉しい鈴木つづき。

それにしても年明けから、こちらのブログで鈴木の話題が増えています。大谷翔平、佐々木朗希・・・メディアはその時々、御輿をかつぐターゲットを決めてゆくもの。

そういう一人に鈴木も選ばれつつあるのかもしれません。

でも、この日のインタビューの地に足付いた受け答えを聞いていたら、この人には選ばれる理由がある。そんな気持ちになりました。



毎年、尊敬するソフトバンクの内川聖一のもとで行ってきた自主トレ。今年はカープの選手たちと行っている鈴木。

「去年、チームも4位になって、新井さん丸さんが抜けて、その穴が正直大きくて、みんな同じ方向を向いてやれていないなというふうにずっと感じながらやっていたので、一緒にやって、自チームでみんなで力をつけて頑張りたいなっていう思いがあった」

「プレーであったり、練習態度であったり、人より高いところを目指してやっているというところを少しでも見てもらえたら、下の子たちも一緒になってついてきてくれたら、変わってくると思うので、少しずつそういうものが芽生えてきました」

新井さんや丸の抜けた穴が大きいというのは、ファンとして認めたくない気持ちがあった。

だけど、チームの中にいて実感としてあったんだなと、素直な言葉を聞けて、スッキリした気持ちにもなった。



適当なことは言わないし、率直。インタビューする側としても、聞きたかった以上のことを聞くことができる、そんな充実感がある気がする。

「結婚したことも大きな意味を持つのでは?」との問いには・・・

「もちろん心強いですし、今は疲れて帰ってきても、温かくおいしいご飯がきれいなお皿にのって食べやすい状態であるので、幸せを感じながら、日々を過ごしているんですけど。本当にありがたいです」

と、これまた照れ隠しすることもなく、相手への感謝も伝わってきて、きっと結婚した畠山愛理さんも、聞いて嬉しくなると思う。

食事にも気を遣ってくれて……なんてありきたりの言葉でなく、「暖かくおいしいご飯がきれいなお皿にのって食べやすい状態で」って。結婚する前の男ひとりの生活との違いがくっきり表現されていて、こういうところも鈴木、いいなと思う。

毎年、いろんなことに挑戦しているという鈴木。

「具体的にいま、試していることはありますか?」と問われ、「(技術面で)基本的に試すことはシーズン中の試合で、相手が本気でくる状態で試す」と答えていました。

「調子悪いときに自分のやり方を貫いて、調子よくなるのを待ってやるよりは、いま自分が変えて、気持ち的にこれだったら打てるという打ち方でやった方が結果が出ると思う」とも。

昨シーズンの前半、不調だった田中広輔や松山竜平、中﨑翔太らを、いつか調子がよくなるのを待っているかのように、ただひたすら使い続けた緒方監督のことを思い出してしまった。



個人としての目標を聞かれ、こんなことも。

「おっ!となる存在だったり、能力的にいったら誰もがかないませんっていうくらい、何をしても抑えられないし、誰が見ても飛び抜けてますっていうくらい、成績も、能力も、プロの世界なんで、世界のすべてのプレーヤーのトップになりたい」

メジャー挑戦について問われ・・・

「ずっとそこを目指して高い目標でやってきたからこそ、妥協せず毎日やれているので、そういうタイミングがあれば挑戦したい気持ちはもちろんあります」

「早い段階がいいですね。優勝できたら早い段階でいきたいですね」

メジャー挑戦についてはっきりと聞いたのは(私は)初めてだったので、これもまたスッキリ答えてくれたなという感じ。

2020年、チャンピオンフラッグを奪還して、鈴木には早くメジャーに思いきり挑戦してほしいです。

つきぬけた存在になりたい。ここまで目線が高いところにあったとは。

かといって、自分を大きく見せるなんていうのとは真逆の、自然体で、スケールの大きさを感じる受け答えでした。ファンとして誇らしく感じてしまった。

あんなお立ち台で水かけばっかりしてたコが立派になられて・・・。いや、水かけは今シーズンもやるのか?


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2020年1月12日

鈴木誠也、ゴールデンタイムのお茶の間に登場


昨夜、夕飯どき、19時のNHKニュースをつけていたら、スポーツコーナーでカープの鈴木誠也の自主トレ風景が。

「ちょっと、ちょっと、ちょっとぉ。誠也、誠也」と、家族の腕をバンバンバン。

シーズンオフですからね。各チームの主力選手の自主トレ風景やキャンプ情報など、ポツポツ持ち回りで紹介し始める時期ではありますが。鈴木だー。鈴木がトップバッターだー。

昨年のプレミア12での活躍もあって、一気に全国区に?

いずれこうなる人だと確信に近い予感はあったが、本当にそういう存在に。立派になられて・・・。

次々とスターがメジャーリーグへ渡っていくプロ野球界にあって、数少ない花のある存在。実力も伴わせ、ブイブイ言わせてや。

どんなに逸材と言われようが、期待されてプロの世界に入っても、結果を出せる人あれば、出せぬまま終わる人もあり。

もし別の球団に入っていたら、いい指導者に出会っていたら・・・。そんな巡り合わせが結果に与える影響もゼロではないかもしれないけれど、力のある人はちゃんと育つ、出てくる。

鈴木を見ていると、そう思う。

カープでそう思わせてくれる次に続く選手は、小園海斗。またいずれ、この確信に近い予感が「当たった!」とファンを喜ばせてほしいです。


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2020年1月10日

鈴木誠也にもうこの修飾語はいらない


『週刊少年ジャンプ』にて連載中の『鬼滅の刃(きめつのやいば)』、人気高まっているようですね。

昨年末あたりから、「面白い」という声をメディアを通して聞き始めました。Yahoo!検索大賞2019のアニメ部門賞もとっていました。

で、今朝、テレビをつけていたら、あるワイドショーでこの『鬼滅の刃』を取り上げていまして。ファンの人のこんな声も紹介されていました。

「作画が素晴らしい。神ってる!」

さよう。久しぶりに耳にしました、この言葉。「神ってる」。

いつのまにか気がつけば、この言葉、鈴木誠也に対して使われなくなっていました。



昨年、シーズンオフに行われたプレミア12でも、鈴木は大活躍。いやぁ、よく打っていました。

しかも打点につながっていたところが素晴らしかった。結果、日本代表の4番として文句なしのMVPに選ばれました。

以前の鈴木なら、「神ってる」と言われてもおかしくない、この活躍ぶり。ところが、もうかつてのようには使われなくなっていました。

もうそんなはしゃいだ言葉の出る幕なし。

鈴木も「神ってる」と言われるのは本意ではなかったようだし、うん、よかった。

ところで、流行語大賞なんて、重きを置くものでもないけれど、2019年はプロ野球に関するワードはノミネートされていませんでした。

それはそれで、プロ野球の影の薄さを反映しているようで、ちょっぴり寂しいものがございます。


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2020年1月8日

森下暢仁のお引越・・・アスリートの集中度合いについて


1月7日、カープの新人9名が大野寮にお引越。いよいよプロ選手としてスタート。

昨年のドラフトはノーマークで、どの選手もほぼ「初めまして」な気分です。そうは言ったものの、ドラ1の森下暢仁(まさと)が即戦力No.1の呼び声高いと注目されていたことくらいはうっすら聞こえてきていました。

明治大学出身で、野村祐輔の後輩というのも、親近感。野村譲りの(いや、譲られたわけではないが)可愛らしい顔もまた、好印象。

前田健太のつけていた背番号18を託したのは、ちょっと球団の勇み足のようにも感じましたが、何事も実際に始まってみないとわからない。どんな選手が活躍してくれるのか、もう真っ白気分で楽しみ。

さて、この森下。野球漬けの日々を想定して断捨離を実行、少なめ荷物で入寮したそう(「スポニチ」)。

野球に集中、いいじゃないか。



今現在のことは知らないけれど、数年前、フィギュアスケートの羽生結弦は携帯電話を持っていないと聞いたことがあります。スケートに集中している度合いの強さが伺えて、うなったものでした。

ある大会で、表彰式の前、数人の選手がスタンバイしているとき、小塚崇彦は一人スマートフォンを手にしていて、スケートに対する集中度の差をなんとなく感じたものでした。

そう言えば、1月4日放送の「プロ野球No.1決定戦! バトルスタジアム」(日本テレビ)で、プレミア12で一緒だった選手(誰だったかな?)が、丸佳浩のゲーム好きを暴露していて、意外だった。

いえ、いいんですよ、好きなことして。リフレッシュも必要だし。何より、丸はそれなりにこれまで結果を残しているわけですから。

でも、ゲームは目が疲れるし。え、やってるの? と、ちょっとびっくり。

イチローとか、目のコンディションをよくするため、現役中はやらないイメージありますもの(そもそも、イチローがゲーム好きかどうかも知らないけれど)。

森下もゲーム諸々するのかどうか知りませんけれど、プロ選手として野球に集中して結果を残してくれたら、本望です。


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2020年1月6日

たたかう男がここにも……村本大輔に黒田博樹を見た


深夜、ふと目が開いてラジオをつけたら、2ヶ月に一度オンエアしているという坂本龍一さんの「RADIO SAKAMOTO」という番組が。

坂本さんが「会って話してみたい」とゲストに招かれていたのは、お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん。

村本さんの名前は知っていたけれど、どんな漫才をしている人かまではよく知らなかった。どんな話が出てくるんだろうと聞き始めたら、最後まで聞き入ってしまった。

数年前から村本さんは、たとえば沖縄の辺野古や原発など、自分がその時々思っていることを漫才に取り上げている(きた)そう。

そういう政治的な問題が絡む話題をネタにすると、「大丈夫なん?」という空気があって、いったいそれは何なんだろうと気になっている、と。しかし、話したいことは話し続けていくという村本さん。



で、たとえば先輩に食事に誘われたとしても、絶対に行かないという。誘われて親しくなってしまったら、もう何も言えなくなってしまうから、と。

この話を聞いて、黒田博樹が日本に復帰したとき、「対戦相手とは食事には行かないようにしている」と話していたことを思い出した。

この話を聞いたとき、黒田のプロ意識を感じたものでした。

適当なことを話さない、しない、村本さんに、フィールドに一人で立つ覚悟のようなものを感じる。

*番組のHPではなんとトークの一部始終が文字起こしされていました。radikoのタイムフリーなどで、または番組のHPで、よろしかったら内容に触れてみてください。かなり面白かったので。知っている人はもうすでに知っている。そんな存在ではあるのでしょうけれど。(2020年1月5日、24時、J-WAVE)


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2020年1月4日

小園海斗と黒田博樹の重たい言葉


1月4日の「プロ野球No.1決定戦! バトルスタジアム」(日本テレビ)。カープからは、西川龍馬、床田寛樹、小園海斗が参戦。

このラインアップ、私的にすごくいい。カープの広報(かどうかわからないけど?)、グッジョブ。

「パワー・ザ・バッティング」では、西川が、西武の金子侑司とイケメン対決。

壁一枚をはさんで、壁の真ん中にある的に向かってボールを打ち続け、先に相手側に的を落とした方が勝ちというゲーム。西川が金子を制し、「技(すごわざ)No.1」に。

ラグビー日本代表の山中亮平選手がキックするラグビーボールに書かれた数字を読むという早押しゲームでは、小園が日ハムの近藤健介を制し、「脳(ずのう)No.1」に。

カープ大活躍。小園は動体視力のよさを見せつけてくれました。

そう。2019年、閉塞感の強かったカープにあって、小園はスカッと輝く一つの光でした。その小園、プロとしてスタートした1年を経て、こんなふうに答えていたそうです(「スポーツ報知」)。

「毎日毎日、死にそうになるくらい気持ちがやばかった」



この言葉を聞いて、黒田博樹のことを思い出した。

1999年、夏休みでたくさんの子どもたちも楽しみに見に来ていた試合でのこと。初回にホームランを4本打たれ、初回で(二度書いた)6点献上したという。

「そのときは、本当に死のうかと思った」(『決めて断つ』文庫版、221ページ)

ヤンキースでプレーしていたときの「ニューヨークの家にベランダがあったら危ないと思ってました。ベランダがあったらもしかしたら……」と語っていた映像も見たことがあります。

大きなプレッシャーを抱えている人の重たい言葉です。

死んでしまうくらいなら、その仕事は断った方がいい。人間、ときには断ることも必要。

でも、黒田は大きなプレッシャーを自覚しつつ、その中で自分のできることを一つ一つ見つけ、行動していった。



小園は「正直寝られないくらいだった」とも語っていた。慣れない1軍という環境で、エラーし、それが負けにつながった試合もありました。

黒田は睡眠について、メジャー時代、翌日がデーゲームの場合は、ふだんから睡眠導入剤を飲んで早めに寝るようにしていたとも『決めて断つ』で語っていた。

睡眠導入剤を飲んでいる選手は他にもいるだろうけれど、黒田のようにオープンにサラッと語っていた人をそれまで見たことがなかった。

黒田は「ボクは中学生以来、野球を楽しいと思ったことは本当に一度もない」とも語っていましたが、そんなこと言う野球選手、あんまり見たことない。

そう言えば黒田は、カープに復帰してから「職責」という言葉を使っていました。そんな言葉を使う野球選手も聞いたことがない。黒田はやっぱりちょっと異質というか独特。

「職責」を感じるからこそ、お客さんが見に来てくれる仕事だからこそ、プレッシャーが大きいのは当然のこと。

いつも笑ってるように見えた小園も、そのプレッシャーとたたかっていた。昨シーズン、緩慢な走塁をした野間峻祥の緩慢プレーが対極に浮かんでしまった。

小園が黒田のようにスペシャルな存在になってくれたらいいなと思う。


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1月2日、鈴木誠也が「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」で見られる喜び。

2020年1月3日

リアル野球BANで初笑い


1月2日、鈴木誠也が出演すると聞いて楽しみにしていた「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日)。

初登場の鈴木が言うことには、「小さいときからずっと見てたんで、ずっと出たいと思ってた」。同じく初登場の西武の森友哉も「ずっと出たいと思ってて、正月見てた」と言う。

そんなに前からやっていた番組だったんですね。実は、ちゃんと見るのは初めて。

しかも、鈴木、山田哲人、山川穂高、森という、打撃がパワフル(テクニカル)なだけでなく、ナチュラルなしゃべりがそこはかとなく可笑しい4人組。

帝京OB組とのからみを随所で大笑いしながら見ました。



見る側にとって、配球がオープンになっているところが面白いですね。

石橋貴明さんの決めた配球に「えーっ(それで行くんですかぁ)」と顔を本気でしかめていた女性アナウンサーも、チームを心底応援している臨場感があって、おかしかった。

配球を決めるのは人間とはいえ、投げるのはマシン。ピッチャーのメンタルがまったく関係しないところが、娯楽として楽しめるゲームとなっているのかも。

しかし、この4人を持ってしても、いくらかのハンデがあるとしても、そう簡単には勝てないのか、と。

まさかの逆転負けの末、もう1イニングチャンスをもらうも、最後の最後に鈴木の打順で……。豪快にかっとばすもボールの行方は「ダブルプレー」枠で、終・わ・り。

ある意味、持ってるね、鈴木。

思わずゆらりと倒れ込んだ大の字姿が可愛らしかった。やっぱりこの人、絵になります。


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1月2日、鈴木誠也が「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」で見られる喜び。

2020年1月1日

1月2日、鈴木誠也が「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」で見られる喜び。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。

大晦日の紅白歌合戦。昔と比べ(大ざっぱ)、本来のステージ以外の冗長な場面が増え、紅白離れしていたつもりでしたが、そう割り切って見たら見たで、けっこうな時間見てしまいました。

歌って、やっぱり楽しいですね。

驚いたのが、ここでもラグビー日本代表のメンバーがズラリと招かれていたこと。必ずどなたか登場するだろうと思ってはいましたが。

2019年のW杯で初のベスト8入りを成し遂げて以来、毎日のようにテレビで見かける日本代表の人たち。

ちょうどW杯が盛り上がっていたとき、入院していたのと、もともとラグビーを見る習慣がなかったのとで、すごいことが起きてるらしいと思いつつ、ほとんどラグビーの話題は目にしていませんでした。

その後も日本代表の人たちのメディアでの登場の多さを見て、よっぽどのことだったんだなぁと思いつつ、選手たちのトレーニングの時間がかなり奪われているのではと心配に。

そのへんはちゃんとマネジメントされてるのかもしれないし、オフシーズンで身体を休める期間なのかもしれないけれど。



2010年、サッカー日本代表が南アフリカのW杯でベスト16入りしたときも、その直後、たくさんテレビ出演している選手、いました。

一方、そのとき本田圭佑は意外とメディアに登場することはなく、そのへんの自己マネジメントはしっかりしているというか、サッカーで結果を出すことが一番のファンサービスだと心得ている気がしました。

2019年、Bクラスの終わったカープは、バラエティ番組でお目にかかれる回数も少なそうで寂しいけれど、思う存分調整してほしいです。

広島での放送が見られない遠方に住む者にとっては、とりあえず、1月2日は「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日、18時半から)が楽しみ。

鈴木誠也はもちろんのこと、山田哲人、山川穂高、森 友哉ら、そうそうたるメンバーですし。

しかし、東京が拠点だからといって、巨人やヤクルトの定番や特番のローカル番組ってあまり聞かないです。広島のスペシャルさはうらやましいかぎりです。


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スランプの原因とはいったい何か?