2020年1月13日

鈴木誠也インタビュー、自然体だよ、スケールでかいよ。


1月12日、サンデースポーツ(NHK)で放映された、自主トレ中の鈴木誠也へのインタビュー。見どころ満載でした。

その前日にも、19時のNHKニュースで鈴木の自主トレ風景が取り上げられていたし、連日の嬉しい鈴木つづき。

それにしても年明けから、こちらのブログで鈴木の話題が増えています。大谷翔平、佐々木朗希・・・メディアはその時々、御輿をかつぐターゲットを決めてゆくもの。

そういう一人に鈴木も選ばれつつあるのかもしれません。

でも、この日のインタビューの地に足付いた受け答えを聞いていたら、この人には選ばれる理由がある。そんな気持ちになりました。



毎年、尊敬するソフトバンクの内川聖一のもとで行ってきた自主トレ。今年はカープの選手たちと行っている鈴木。

「去年、チームも4位になって、新井さん丸さんが抜けて、その穴が正直大きくて、みんな同じ方向を向いてやれていないなというふうにずっと感じながらやっていたので、一緒にやって、自チームでみんなで力をつけて頑張りたいなっていう思いがあった」

「プレーであったり、練習態度であったり、人より高いところを目指してやっているというところを少しでも見てもらえたら、下の子たちも一緒になってついてきてくれたら、変わってくると思うので、少しずつそういうものが芽生えてきました」

新井さんや丸の抜けた穴が大きいというのは、ファンとして認めたくない気持ちがあった。

だけど、チームの中にいて実感としてあったんだなと、素直な言葉を聞けて、スッキリした気持ちにもなった。



適当なことは言わないし、率直。インタビューする側としても、聞きたかった以上のことを聞くことができる、そんな充実感がある気がする。

「結婚したことも大きな意味を持つのでは?」との問いには・・・

「もちろん心強いですし、今は疲れて帰ってきても、温かくおいしいご飯がきれいなお皿にのって食べやすい状態であるので、幸せを感じながら、日々を過ごしているんですけど。本当にありがたいです」

と、これまた照れ隠しすることもなく、相手への感謝も伝わってきて、きっと結婚した畠山愛理さんも、聞いて嬉しくなると思う。

食事にも気を遣ってくれて……なんてありきたりの言葉でなく、「暖かくおいしいご飯がきれいなお皿にのって食べやすい状態で」って。結婚する前の男ひとりの生活との違いがくっきり表現されていて、こういうところも鈴木、いいなと思う。

毎年、いろんなことに挑戦しているという鈴木。

「具体的にいま、試していることはありますか?」と問われ、「(技術面で)基本的に試すことはシーズン中の試合で、相手が本気でくる状態で試す」と答えていました。

「調子悪いときに自分のやり方を貫いて、調子よくなるのを待ってやるよりは、いま自分が変えて、気持ち的にこれだったら打てるという打ち方でやった方が結果が出ると思う」とも。

昨シーズンの前半、不調だった田中広輔や松山竜平、中﨑翔太らを、いつか調子がよくなるのを待っているかのように、ただひたすら使い続けた緒方監督のことを思い出してしまった。



個人としての目標を聞かれ、こんなことも。

「おっ!となる存在だったり、能力的にいったら誰もがかないませんっていうくらい、何をしても抑えられないし、誰が見ても飛び抜けてますっていうくらい、成績も、能力も、プロの世界なんで、世界のすべてのプレーヤーのトップになりたい」

メジャー挑戦について問われ・・・

「ずっとそこを目指して高い目標でやってきたからこそ、妥協せず毎日やれているので、そういうタイミングがあれば挑戦したい気持ちはもちろんあります」

「早い段階がいいですね。優勝できたら早い段階でいきたいですね」

メジャー挑戦についてはっきりと聞いたのは(私は)初めてだったので、これもまたスッキリ答えてくれたなという感じ。

2020年、チャンピオンフラッグを奪還して、鈴木には早くメジャーに思いきり挑戦してほしいです。

つきぬけた存在になりたい。ここまで目線が高いところにあったとは。

かといって、自分を大きく見せるなんていうのとは真逆の、自然体で、スケールの大きさを感じる受け答えでした。ファンとして誇らしく感じてしまった。

あんなお立ち台で水かけばっかりしてたコが立派になられて・・・。いや、水かけは今シーズンもやるのか?


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