2023年6月30日

矢崎も面白いが、九里も面白い。今季2度目の完封!


6月30(金)、ヤクルト戦(神宮球場)、0対8。

九里亜蓮、今季2度目の完封勝ち。

2塁を踏ませず、ピンチらしいピンチがなかった。しかも無四球。ヤクルトが早打ちを仕掛けてくるおかげで球数もかさまず、テンポよく、一人で投げぬいた。

勝ち試合が続いて、勝ちパターンのリリーフ陣が忙しくなってきた今、完投助かる~。

最近、九里のことを「大黒柱」と表する記事を見かけた。そう、エースというより、大黒柱という言葉がピッタリ。どっしり、ツヤツヤ光ってます。


プロ10年目ともなると、少しずつ衰えが見えてきてもおかしくないと思うのだが、今季の九里は、一皮向けたような上昇曲線が見えるのが面白い。

リリーフ、ロングリリーフ、先発・・・言われたところで仕事する。そのタフさが便利に使われてきた時期もあったが、ローテの柱になって、今季は大黒柱。面白い道をたどっているなぁと思って。

今日も、坂倉将吾のサインに首を振らず、言われたところにポンポン投げる。

森下暢仁のように、首をブンブン振って、時にキャッチャーをリードするかのような投球も魅力だが、九里にはまた別の面白みが。


打たれても、援護がなくても、後続の投手が打たれて勝ちが消えても、九里に限っては悲壮感がない(もちろん笑って終ってほしいです)。

そういうところも、異色の存在。打たれ強い(いつかの大瀬良大地みたいに泣くこともない←一生言われる)。矢崎拓也も面白が、九里も面白い。

ここのところの先発投手のがんばりには静かに感動しています(昨日の野村祐輔も)。やっぱり先発投手が土台を作ってくれる試合は、いい。


打線も九里を大援護。2回、坂倉将吾の2ランで先制。3回、菊池涼介のソロ。5回、秋山翔吾、坂倉、田中広輔のタイムリー。7回にはデビッドソンの2点タイムリー。

今日で6連勝。いつまでも続くものではないが、こう勝ち続けると、野手の入れ替えはまた当分先なのか。

今日、スタメンで矢野雅哉だけがノーヒット。ここに小園海斗が入ってくればと思うのだが、今日も昇格はなかった。

矢野の守備は魅力的。でも、今の矢野はサブメンバーと思う。打撃面でいいとこないのに、入れ替え(競争)がない。6連勝しても、そこのところは相変わらずつまらなさが付きまとう。


開幕戦ではヤクルト相手に3連敗というはずかしめを受けたが、ヤクルトいま最下位。WBCに4人も代表選手を出した代償はこんなにも大きいのか。あの感動と、リーグ戦での低迷と、秤にはかけられないとしても、それにしても。

ん? いやいやいや。WBCでも二刀流やってた大谷翔平のリーグ戦での快進撃を見よ。大谷の凄さが上塗りされて、響くわ~。

開幕戦と言えば、失われた1年を直視させられた坂倉のスタメンマスク。

目を覆いたくなるものがあったが、シーズンもほぼ半ば、チームを引っ張る捕手になってきた。打撃の調子もあがってきた。今日は3打点。マツダスタジアムだったら、九里と坂倉コンビのお立ち台が見られたかな。見たかったな。

阪神とDeNAが負け、首位阪神から4位巨人まで4.5ゲーム差と混戦模様に。面白くなってきました。

2023年6月29日

野村、今季初登板は6回無失点、勝ちをつけてあげたかった


6月29(木)、DeNA戦(マツダスタジアム)、5対3。DeNAにまさかの3連勝。

1軍でまた野村祐輔を見ることはあるんだろうか。とさえ思った時期もあったが、んなこたぁなかった。野村、今季初登板。

DeNAにボッコボコに打たれた脳内イメージがあり(イメージです、いえ、そんな事実もありました)、1回、アウトを取るごとに「アウト取った!」と声が出る。3アウト取っては胸をなでおろす。を繰り返していたら・・・。

打たせて取るピッチングで、6回無失点。しかも3安打。フォアもなし。ロングリリーフの必要、なかった。


6回投了時点で、74球。野村先輩としては、十分に投げてくれた。続投はあるのか? ベンチに戻ると新井さんが颯爽と野村の元へ。

そうか。久しぶりのマウンド、疲れが出ないうちに交代か。

しかし、このまま笑顔で終われるかどうか。この後、リリーフ陣が打たれるかもしれない。しかもリードは2点。それまでにチャンスを不意にする攻撃もあった。

2回には満塁で野村の打席。バッティングもいい野村。もしここで昨日の森下暢仁のように野村が打ったら、もうカープは止まらない状況になるんじゃないかと思ったほど。神ってる的な。

しかし、ここは投手の打席。満塁で残塁も仕方ないことだった。


問題は3回、西川龍馬のタイムリーで2点先制したが、ここでも満塁で残塁。こういう展開は2点リードでも危ないパターン。

そうしたら、やっぱり。2日前、フォアゼロで三者凡退と見事な投球だったターリーが、7回、先頭の牧秀悟にヒット。ソトにフォア(出た~)。

代打・宮﨑敏郎の打球を野間峻祥が悪送球(またか!)。犠牲フライで1点。ボッ!(小噴火)

続いて代打・大和のタイムリーで同点に。なんという強力な代打攻勢。

せめて1点にとどめてほしかった。野村の勝ちが消えた。想定できたことだけど、野球ではよくあることだけど。


直後の7回ウラ、坂倉将吾と田中広輔のタイムリーですかさず取り返し、4対2。

8回には野間のゴロの間にもう1点。

今ごろかーい。手放しで喜べないこの感じ。野球ではよくあることだけど。

ヒーローインタビューには野村に出てきてほしかったくらいだが、そういうわけにもいかず。

お立ち台には、勝ち越しタイムリーを打った田中と坂倉。心なしか、二人のトーンも低かったような。いや、いつも二人はこんな感じか。


野村が続投していたら、抑えたかもしれないし、打たれて自ら白星逃す手痛い結果になったかもしれない。こればっかりはわからない。でもでも、ただただ、久しぶりの復活登板、勝ちをつけてあげたかった。

野村が今季初勝利を逃したことを不運なことのように伝える記事もあったが、そんな縁起でもないこと言わないで。

6回無失点、試合を作ってくれた。床田寛樹や森下とはまた違ったアプローチで、DeNA打線を封じてくれた。いい意味で予想を大きく裏切ってくれた。

ホームで強いと評判のDeNA。マツダで3タテできたことはとっても大きかった。
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2023年6月28日

森下、突き抜ける。7回2失点&プロ初ホームランは3ラン!


6月28(水)、DeNA戦(マツダスタジアム)、6対2。カード勝ち越し。

森下暢仁が投げては7回2失点。昨日の床田寛樹のごとく、DeNA打線を2点に抑えた。うえに、5回には、なんと自ら勝ち越しの3ラン! 今日は森下の日。

勢いにのっていたDeNA相手にワンサイドゲームにならず、2戦続けてこんな試合ができるとは。

今日は両チーム8安打。昨日はカープが7、DeNAが10。こんな効率のいい試合をするとは思いもせなんだ。


スタメンには、打撃好調の坂倉将吾を外して、會澤翼。左腕の石田健大が相手と言えど、そこまで右左にこだわる必要あるの? と、プスプス。

そのわりには、野間峻祥や矢野雅哉がスタメンという変則ぶり。會澤に矢野・・・森下がハンデを負うことになるオーダー。と思っていたが、まさかあんなことが起きるとは。

2回、天敵、大和に先制タイムリー打たれるが、直後の2回ウラ、デビッドソンが2ラン! デビッドソーン。

しかして4回、昨日、ノーヒットの牧秀悟が12号ソロ。同点に。


勝ち越してもらっては追いつかれ、何やってんだ。そんなことじゃWBC代表に選んでもらえないぞ。と、ちょっとネガティブな気持ちになったが、その後、あんな突き抜ける出来事が起きるとは。

5回、デビッドソン2塁打、會澤デッドボールで、ノーアウト1塁2塁。矢野がバントを決められず、結果ショートフライ。

いつぞや小園海斗にバントさせて、森下で勝負にいった監督がおりましたなと思い出していたら、森下が打った。しかもフェンスギリギリとかじゃない、スタンド上段のデカイやつ。デビッドソン級。

プロ1年目を終えたお正月のラジオ番組で、2年目の目標として、「球数を減らしたい」「ホームランを打ちたい」と言っていた森下。ついに出た、プロ初ホームラン。しかも、3ランて。


それまで毎回走者を出していたが、6回7回は連続三者凡退。立ち上がりはよくなかったが、いつも終盤上昇曲線描く森下。このスタミナ、大瀬良先輩にも。

しかも7回ウラ、秋山翔吾がタイムリーで4点リードに。

8回は島内颯太郎が抑え、4点リードになったことで、ターリーや矢崎拓也を休ませ、9回は栗林良吏をマウンドに送ることができた。

栗林、三者凡退で、気持ちよく終れた。


シーズン前、「もう4年目。なんか一歩抜けたい」と話していた森下。

今季、8登板して、すべてクォリティスタート。昨年、會澤とバッテリーを組まされ、球数かさんでテンポ悪い印象もあったが、今年はそれも解消された。

なにより、3ランの突き抜け感は大きかった。その前の打席の矢野の立場がないくらい。ものが違うと人に言わせるくらいの活躍が、森下には似合うのだ。

床田、森下ときて、明日は野村祐輔。二人とは違ったアプローチを存分に見せてもらえたら(希望)。お天気は大丈夫かな。
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2023年6月27日

床田がDeNAを2点に抑え、不振秋山が2打点、ヒットも出た


6月27(火)、DeNA戦(マツダスタジアム)、3対2。か、勝った!

試合前、「先頭打者を抑えること」を第一に上げていた床田寛樹だったが、1回、関根大気が2塁打、桑原将志がバントで送って、佐野恵太のタイムリー。流れるように先制される。おそるべし、好調DeNA。

という始まりではあったけど、直後の1回ウラ、こちらも菊池涼介が2塁打、野間峻祥がバントで送って、秋山翔吾のゴロで、同点に。

試合後、ヒーローインタビューで「ただの内野ゴロです」と振り返っていた秋山だが、12打席ノーヒットだった秋山が打点を上げたのは大きかった。


床田は6回にも1失点したが、いずれも最小失点。4回には満塁のピンチを粘ってしのいだ。

7回、2アウト1塁2塁で牧秀悟のショートライナーをダイビングキャッチした田中広輔の守備も床田を助けた。

勝ちこされた直後の6回ウラ、野間に続いて、秋山に15打席ぶりにヒットが! 坂倉将吾のタイムリーで2対2! 坂倉、ガッツポーズ(控えめなカッコイイやつ)。

今日あたり、そろそろ秋山に「一打出ろ出ろ」光線を送っていたので、スカッとする。秋山もベンチもファンもみんなでスカッと(ひとまず)。


床田は同点のまま、7回でマウンドを降りる。

床田に勝ちをつけたかったのはやまやまだが、そこはスカッとしなかったが、好調のDeNAを2点で抑え、今日の勝ちの土台を作ってくれたのは床田(第3戦の野村祐輔がこわいです、まだ投げてもいないのに)。

8回、今日1軍に帰ってきたターリーが三者凡退。しかもフォアがゼロ!

これは何かいいこと起こりそうな兆し? 今日の公示を見て、小園海斗の昇格はなく、またか~と気持ちがしぼんだが(もう慣れた。いや慣れたくない)、ターリーが帰ってきてくれたことは心強い。


8回ウラ、またしても菊池が2塁打。ふたたび野間がバントで送って、秋山が犠牲フライでガッツポーズ(これもまた控えめながら、カッコイイやつ)。今日、2打点目! 

9回は矢崎拓也。2アウトを取ってからフォア。出た、出ました。佐野の内野安打で、1塁2塁で牧秀悟。だったが、1塁へのファウルフライに打ち取った、12セーブ目!

まさか僅差でDeNAとの初戦を制するとは。首位に返り咲いた阪神とのゲーム差が4に。ちょっと面白い状況になってきました。


今日のヒーローインタビューは、3勝目のターリーと、2打点の秋山、得点を導く2塁打を2度放った菊池。

エキセントリックな役柄を演じたらはまりそうな俳優顔のターリー。

「キクが出て、バントを決めてもらって、アキが返したというチームウィンだと思います」
「自分よりも床田が7回を投げて試合を作ったというのが大きかった」
と、野手と先発の床田を立てていて、素敵だった。

秋山と菊池の、適当なこと言わない話しぶりも、味わいあった。今日は大人なヒーローインタビューだった。

3点以上取るのがなかなか難しそうなのは気になるところですが、試合自体も落ち着いて引き締まっていた。

明日、森下暢仁に試合を作ってもらって、打線がどこまで点を取れるか。勝ち越したい。
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2023年6月25日

森翔平、無四球で勝ち投手に! そして9回の矢崎は面白い


6月25日(日)、巨人戦(マツダスタジアム)、3対2。
勝ち越し。

「明日は翔平が投げます。彼の背中を押してあげてください」と大瀬良大地がお客さんに応援サポートをお願いした昨日のお立ち台。大瀬良リーダー、森翔平、勝ったよ~。

今季初先発の森。「初回から全力で行きたい」の言葉通り、力のある球で1回2回と連続三者凡退。

2回ウラ、デビッドソンの待ってたよ弾、先制2ランで森を援護。

このために存在していると言っても過言ではないデビッドソン。しかし、いつまで待てばいいのかは微妙だ。頻度を上げていただけまいか。


4回、岡本和真のタイムリーで2対1。

さすれば4回ウラ、田中広輔のタイムリーで3対1。

5回、吉川尚輝のゴロで、3対2。森、走者を出しても最小失点でとどめた。

全力宣言を実行した森だもの、5回には球威が落ちてきた。たぶんこの展開は織り込み済み。しかと勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りる。しかも不安視されていた四球がゼロ!

6回は玉村昇悟? ではなく、大道温貴。玉村、DeNA戦の野村祐輔先輩のとき、スタンバイしておこうね。頼んだよ(野村、まだ投げてもいないのに・・・)。

こうなったら森に勝ちを届けたい。リリーフ陣が死守できるか、スリリングになってくる。

そこを、大道も、栗林良吏も、島内颯太郎も、無失点(しかも無四球)で9回の矢崎拓也につないでいったのは、えらかった。


それにしても「死守」だなんて言葉、嫌だす。勝つために守るしかできないなんて。追加点を取ってくれーぃ。

7回、2アウト3塁のチャンスで、林晃汰に代打・上本崇司。林もこういうところで代打を出されない人になってほしい。

しかし、ここで上本か。だがしかし、上本はデッドボールで出塁(上本多い)。

続いて、代打・堂林翔太。ここで堂林か。昨日、先制ホームランを打った堂林なのに、この期待感がすり抜けていく感じはいったい。はい、空振り三振。デビッドソンも堂林も、確率を、頻度を、上げよう。

秋山翔吾は今日もノーヒット。休みが必要では? と素人目には映るのだけど、新井さんが言うように、たしかに打線に秋山がいるといないとでは相手に与える印象が大違い。坂倉将吾のいない日(=會澤翼のいる日)も、それに準ずるものが。

えぇい、待ちますとも、デビッドソンのように。そのうち当たりますとも・・・。


9回、矢崎が大城卓三にいきなりヒットを打たれたときはヒヤッとしたが、中山礼都は併殺(巨人は、交流戦前の残塁の多い料理店に戻っていました)。

こういうときの矢崎の「うほ~」という、驚きと喜びと野手陣へのリスペクトがないまぜになった表情がなんとも言えず、いい。

昨日のヒーローインタビューで、「運がよかったらいいなと思いながらマウンドに上がりました」と話していた矢崎。

ゲームは何が起こるかわからない、ままならないもの。何もかも自分でコントロールできると思うより、「運がよかったらいいな」というスタンス、いいなと思う。毎日、座禅していますし。

矢崎の9回、おもしろいです。


今日の「ゆる~く深く!プロ野球」(NHK)で、五十嵐亮太さんがリリーフ時代、「完封できなかったら勝ちはないと思え」とチームメイトに言っていたとか。

プロ野球は勝ったり負けたりするお互いさまなゲーム。タイプがあるとは思うけど、それくらいのメンタルでちょうど(?)いいような。全て責任を負うようなマインドで苦しくなるより。(な、栗林!)

DeNAが阪神に3タテして、ついに首位に。

来週から、勢いあるDeNA打線との3連戦。くれぐれもカープ打線が「完封できなかったら勝ちはないと思え」なんてことにならないように。(しんぱーい)
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2023年6月24日

大瀬良2ヵ月ぶりの勝利、最後の最後もリーダーだった


6月24日(土)、巨人戦(マツダスタジアム)、3対1。
連敗止めた。

また不甲斐ない投球を見せたら、もう当分この席はないものと思え。そんな気持ちでいたが、大瀬良大地、7回無失点。約2ヵ月ぶりの勝ちがついた。

しかも無四球、打たれたヒットは3本だけ。好調の岡本和真も黙らせた。

今日は、私の中の「大瀬良バイアス」を壊してくれた。


山本由伸だって、宮城大弥だって、年に1度くらいは大量失点することはある(でも、そんなにないところが、やっぱり立派)。毎度毎度勝つのは難しい。

まだ半分以上残っているシーズン。できるだけコンスタントに投げてほしい。後半体力下降線のイメージ(いや事実か)を払拭してほしい。大瀬良の日はだるく感じるなんていうファン(私です)を黙らせてほしい。

打線も大瀬良を援護。3回、堂林翔太が先制ホームラン。

4回、上本崇司が3盗決めて、西川龍馬タイムリー。今日スタメンの末包昇大もタイムリー(昨日もスタメン起用してほしかった)。この後、もう一押ししたかったけれど、満塁で堂林は併殺。


ヒーローインタビューは、勝利投手の大瀬良と、先制ホームランの堂林翔太、10セーブ目の矢崎拓也。

シーズン途中からクローザーに抜擢された矢崎。セーブ数は現時点で5位と奮闘。

矢崎の声を聞いたのは久しぶり。マウンド上のふてぶてしい面構えとはイメージ違う、穏やかで控えめな声と話し方。このギャップにふんわりした気分に。ふてぶてしいキャラも、好青年キャラも、どっちもいいぞー。

大瀬良は、「明日は翔平が投げます。彼の背中を押してあげてください」と、締めの一言。さすがだ。今はちょっと、くっきりとエースとは呼べないけれど、大瀬良はやっぱりリーダーだ。


森翔平は「初回から全力で行きたい」宣言。しっかり投げて結果を出して、打線は援護して、リリーフ陣は抑え、森にプロ2勝目を。

昨日、押し出しをしでかした森浦大輔は登録抹消。玉村昇悟が1軍へ。

森が全力出して短めのイニングになったとしても、玉村、ロングリリーフもできます。一つ一つ積み重ねて、信頼得てほしい(森浦も整えて、また強気のピッチング見せてほしい)。

DeNAが阪神に2連勝。おかげでカープと阪神のゲーム差も5まで縮まった。明日、ぜひ勝ち越してほしい。
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2023年6月23日

交流戦ビフォーアフター、明暗くっきり巨人戦


6月23日(金)、巨人戦(マツダスタジアム)、3対5。
リーグ戦再開、黒星スタート。

交流戦前の対戦では、残塁が多く拙攻のイメージ強かった巨人。交流戦は同率1位(結果的には3位)。岡本和真はMVP。

1回から連打と岡本の犠牲フライで、九里亜蓮から1点先制。

それに引き替え、交流戦前と変化を感じないカープ。昨日、由宇でファームを視察して、小園海斗を評価していた新井さん。そろそろ1軍昇格か? と、おそるおそる今日の公示を見るが・・・。

なんだ~い。登録も抹消もなし。もう慣れてはいるけど、がっかり。


また代わり映えしないメンバーで回していくんですね。5割前後を行ったり来たり、突き抜けるつもりはないんだなと受け取った。

しかも、左の井上温大に対し、右の上本崇司(2番)、堂林翔太(5番)、デビッドソン(7番)をスタメンに持ってきながら、末包昇大ではなく野間峻祥というオーダー。がっかりの追い討ち。

2回には吉川尚輝にホームラン。

それでも2回と3回、デビッドソンと上本のタイムリーで同点に。

しかし、すかさず4回、岡本の見事なスイング、18号ソロでまた1点リードされる。うーん、岡本好調。


だが、5回。フォアとデッドボールを織り交ぜて、1アウト満塁という逆転のチャンス! に、秋山翔吾が併殺。ファンファンファンファン(しぼむ音)。うーぅ、秋山不調。

お疲れのようです。今日は4打席オールゴロ。

秋山と西川龍馬と坂倉将吾は毎試合出てほしい存在だが、菊池涼介のように、秋山にも時どき休みの日があってもいいのでは?(今日はお休み明けですが)。


九里亜蓮は7回3失点でマウンドを降りる。試合を支配する感じはなかったが、試合は作った。

8回の森浦大輔が試合を壊した。ヒット2本にフォア2つで、押し出し。さらに中田翔の犠牲フライで、3点差に。

フォアで満塁作っても、押し出ししても、森浦を交代させなかったベンチ。えーと、これはどういう? 投手を出し惜しみしているとでも?

少し前にも森浦を放置したことあったぞ。こういうの、まるで白旗あげてるようで、見ていて気持ちよくないです。1点差と詰め寄っていただけに。

森浦も1年目2年目とよく働き、疲れが出ているんじゃないだろうか。


あっという間に9回。坂倉が大勢から6号ソロで、2点差に。坂倉のスイングもまた見事だった。

ここで、デビッドソンに代打・韮澤雄也。うーん? 打つときは打つ韮澤だが(それは誰もそう)、非力感が否めない。空振り三振。野間はサードゴロ。

終わりの鐘が鳴りそうになったところで、代打・田中広輔がヒット。代打・松山竜平がフォア。も、上本セカンドゴロで終了。


交流戦で勢いづいた巨人と、代わり映えのしないカープ。そら、おんなじ人たちで回してるんだから、この負け方、想定内も想定内。

私には人事権はないので。新井さんが決めることなので。決められたオーダーを見るしかないファンの、このワクワク感のなさをどうしてくれよう。美味しそうなメニューを見せてくれ。

明日は大瀬良大地。始まる前から、なんだこの気だるさは。

「しっかりゲームをつくっていきたい」と、大瀬良。わかってる、わかってる、試合前はいつもそう言う。言うのは簡単。

もし、また不甲斐ない投球を見せたら、もう当分この席はないものと思え、と言いたい。
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2023年6月22日

新井さん、ファームを視察。シフトチェンジはあるのか?


明日からリーグ戦再開。巨人戦のカード頭が大瀬良大地ではなく、結果を出している九里亜蓮というのが、いい。昔の実績(名前)が大事にされてるカープにとっては、いい兆候(当たり前のことなんですけどね)。

交流戦7位のカープ。最下位だった昨年を思えば、善戦? いや、最低な昨年と比較しても。しかも、春先のWBCがコンディションに影響した選手も少なくないし、この結果は参考程度に。

5割前後を行ったり来たりのカープ。このままではこれ以上突き抜けられない。林晃汰や末包昇大が起用されるようにはなったが、ほぼ同じメンバーで遣り繰り。いまだベテラン勢に優先席が与えられている。

會澤翼がスタメンマスクの日は打線が薄くなる。田中広輔はときどき出て、ときどき活躍。野間峻祥に上本崇司、ベンチを温める磯村嘉孝・・・(松山竜平はがんばっている。相手に嫌な感じを与えていると思う)。


新井さんは監督就任直後、「優勝(日本一)を目指せるチーム」と言っていた。ポ、ポジティブ~。

こんなんで優勝する気あるの?と思うことが多かったが、目指してはいるみたい。1年目だからお試し期間ってことではないよう(選手の入れ替え少ないし、むしろお試しは少ない)。

矢野雅哉の守備は魅力だが、矢野の打席、小園海斗だったらと思うことがある。最近、小園に関する記事を目にすることも多くなってきた。


小園は新井さんに「期待が大きいから、絶対に出なアカン存在やから、全てにおいて、周りにも目配りできるようになって、はい上がってこいよ」と言われたそうです。2軍の高監督も、小園の成長に目を留めてくれているみたいです。(「スポニチ」)

そろそろ1軍に呼ばれるか。と待っているところに、こんなニュースが。今日、新井さんは、由宇でのソフトバンク戦を視察。

先発の野村祐輔が3回無失点。29日、DeNA戦で野村の先発が決まったようだ。そっちかーい。う、打たれそう。いや、楽しみにしとります。


本棚の整理をしていたら、『週刊ベースボール』の選手名鑑のバックナンバーが出てきた。2015年は、表紙に黒田博樹。おっさんがただ一人、笑っています。2016年も、黒田。2017年は、新井さん。素敵だ!

黒田も新井もおっさんだったが、立派な主力だった。今、スタメンに會澤らの名前を見つけてがっくりした気持ちになるのは、若手じゃないからじゃないんです。

監督になったとき、「好き嫌いで選手起用しない」と言っていた新井さん。その言葉、お忘れかと言いたくなる状況だからなんです。


落合博満さんが中日の監督になったとき、「若いってだけで使ってもらえるのか? 今、うちにファームで3割打っている奴がいるか? ベテランにだって生活権はあるんだぜ?」と言っていた(『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』)。

勝つことが優先される世界。若手を育ててほしいが、若手に優先権があるわけでもない。でも、経験があるからってだけで使ってもらえるのか、カープ。

なので今日、新井さんが由宇へ足を運んで、実際にファームの選手を見てくれたのは朗報でした。この日、試合に出た小園海斗や末包昇大のプレーも評価していました。(「スポーツ報知」)

そろそろシフトチェンジを見せてくれるか。だとしたら、ワクワクしますが(控えめに期待)。
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2023年6月19日

役者の違い見せつけられた交流戦最終戦、盗塁数は暫定トップ


6月18日(日)、西武戦(マツダスタジアム)、4対11。

交流戦、大敗で終わりました。最後の最後、山賊打線(二人ほどいなくなったが)のパワーを見せつけられる。

床田寛樹と森下暢仁、先発投手が試合を作ってこそ勝てた、第1戦と第2戦(床田は完封)。

今季から先発転向の平良海馬と、1年目プロ初先発の河野佳。野球って、やってみないとわからないところはある(と思いたい)が、役者の違いを感じました。


1回、平良から3得点。新人投手を援護。しかし、名手・源田壮亮のエラーが重なってのラッキーな側面も。でも、ミスに乗じて、得点できたことはよしっ。

しかし、ここまで。平良、2回目以降、ハイピッチクロックなテンポのいい投球。

河野は4回、長谷川信哉に2ラン、5回に鈴木将平の犠牲フライ、渡部健人に2ラン、逆転され降板。5回の壁を越えることができなかった。

7回には、森翔平が外崎修汰に2ラン打たれ、3対7。

若手は実践で経験を積んで行くもの。今年、島内颯太郎は5年目で覚醒しつつある。でも、今日はオープン戦を見ているよう。お試し登板の域。


自ら先発への転向を申し出た平良。背水の陣で臨んだシーズンに、今のとこ防御率2点台、最大失点は3点。めちゃめちゃ結果出してる。

しかもスタミナがすごい。7回127球で球威が落ちなかった。初回こそ点をとれたカープも、それ以降は沈黙。

4点差、勝機があるとしたら、平良がマウンドを降りた後。8回、左の佐藤隼輔から、秋山翔吾、西川龍馬、坂倉将吾、クリーンアップの連打で、3点差に。


1アウト1塁2塁で、田中広輔に代えて右の上本崇司。ベンチの上本への信頼は厚いんですね・・・。

西武もこれに応じて右の森脇亮介に代えてきた。カープはさらに松山竜平というカードは切らず、上本のまま。ショートライナーのゲッツーに終わり、もうだめだぁ~感が。

9回、中村祐太が、鈴木将兵と渡部のタイムリーでダメ押しの10点目。と思っていたら、さらに岸潤一郎に2ラン。今日、4本目の2ラン

西武とカープの安打数はどっちも9本。西武は効率よく、ここぞのところで点をごっそり取っていきました。


交流戦は終っても、まだシーズンは続く。これも通過点。とは言っても、大事な通過点だった。リーグ上位との差を縮める絶好のチャンス。言ってみれば、短期決戦に近い3週間。

もう少し、リーグ上位との差を縮めたかった。阪神が苦戦してほんの少し縮まったくらい。

昨年の最下位を思えば、まだよかった。なんて言ってたら、優勝できない。いわんや日本一をや。パ・リーグ相手の交流戦だけに。


パッと思い浮かぶよかった試合は3つくらい。昨年よりは善戦したけれど、昨年と似たようなメンバーでやっているわけだから、今のままではこれ以上突き抜ける想像ができない。

それは交流戦前もずっと同じ。だから、心の底から楽しめてないものは、ある。

ただ、まだ全日程終ってないけれど、いまの時点で交流戦中、カープは盗塁数が13とトップ(ロッテとともに)。これはよかった。ワクワクが増えた(去年が悲惨すぎた)。

ちなみに、最低はヤクルトの3。暫定1位のDeNAは4だが、得点数はトップ。やっぱり点を取らねば~。

2023年6月18日

森下坂倉コンビ復活、久しぶりにカープ感じた足を使った攻撃


6月17日(土)、西武戦(マツダスタジアム)、6対4。2連勝。

森下暢仁、5回まで無失点の快投。いつもより潤沢な6点の援護点をもらった6回、2アウトを取ったあと、フォアと連続ヒットで2失点。なんかヘンだぞ。

どうやら右手のマメの影響だったようで、マメは心配ですけれど、こんなところで崩れる森下じゃないと思っていたので、そこのところはホッとした。


ちょうど1年前、森下見たさに、ベルーナドームの西武戦を見に行ったのでした。そのとき、スタメンマスクが石原貴規と知って、落胆した思い出が。今日はやっと待望の坂倉将吾とのバッテリー。

昨年は、6回2失点。よく打たれて、球数かさんで、テンポ悪かった。打線も拙攻に次ぐ拙攻で、見ていてだるかった。

アンダーソン先発の翌日が11対0だったことを思うと、全然この日でよかったくらいなのだが、次また見に行きたいと思えないカープ期でした。

森下、今年も6回2失点。アクシデントで6回降板になったけど、それまでの内容はよかった。打線も、高橋光成が本調子でないことも追い風になった。


とくに4回。坂倉と田中広輔の2塁打で1点。

矢野雅哉がスクイズ失敗したけれど、球がワンバウンドしている間に田中が盗塁でホームイン。あきらめて戻りかけた矢野は慌てて1塁へ、振り逃げ成功。

足を活かした攻撃、久しぶりに三連覇時代のわくわくするカープを思い出した。

7回の森浦大輔が1アウトもとれず1失点、満塁で島内颯太郎にマウンドを譲った。ここは森浦にバシッと勝ちパにアピールしてほしかった、森浦応援団(一人ですけど)としては。


島内を7回途中登板させたことで、ターリーのいないブルペン、栗林良吏が8回に。

スリリングでしたが、ゴロ・ゴロ・空振り三振で三者凡退。栗林がガッツポーズして、ぴょこーんと跳ねた。よかったー。試合後、ファンへも笑顔で手を振って挨拶。辛い状況が続いていたので、ほんとうによかった。

9回は、矢崎拓也が三者凡退で締め、森下3勝目、矢崎セーブ目、チームは2連勝。

森下坂倉コンビ復活見られたし、栗林抑えたし、田中のホームへの盗塁と好守備も試合を引き締めた。森下のアクシデント、森浦の乱調、いろいろあって磐石ではなかったけれど、なんか今日はよかった。


1年前の西武戦では、ナマ矢崎が、ブルペンにいるときから一人身体から発している熱量が高そうで、見ていて一番面白かった。マウンド上でも、球強かった。

そのとき、リリーフしていた平良海馬の球の速さとともに脳に残った。

その平良とプロ初先発の河野佳の交流戦最終戦。勝って終わりたい、マツダで。
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2023年6月16日

床田完封、末包1号、何があってもなくても勝つこと


6月16日(金)、西武戦(マツダスタジアム)、2対0。

床田寛樹、完封6勝目。カード頭、白星スタート。

西武・先発の隅田知一郎。2021年のドラフトでカープも指名し、4球団競合で外した選手。西武、いいな〜。新人王とるかなと思っていたが、1年目は1勝と苦戦している。

ところが、今日の隅田は床田と投手戦。8奪三振と快投。カープは相手チームの打者を生き返らせるのに定評があるが、投手もかーい。


一方、床田は打たせて取る投球。先頭打者出すこと5回も、2塁どまり。

三振は見ていて胸のすくものがあるが、打たせて取る投球はまた別の醍醐味が。球数かさまないからこちらの方が好ましいくらいです。

床田、8回投了時点で106球。またベンチが無理をさせない方針で交代させたら(試合が崩れたら)どうしようかと思ったが、さすがに今日はそんなことなかった。おかげでリリーフも休養できました。

開幕から坂倉将吾とバッテリーを組んでいた床田、今日は會澤と。明日はもしかして、森下暢仁と坂倉のバッテリーが久しぶりに見られるの、か?

昨年は、床田も森下も、會澤と組んで球数かさんでテンポ悪くなっていた印象が大きかった。今季は二人とも、誰と組んでも、よい感じ。そうでなくては。


床田の完封勝ちに大輪の花を咲かせたのが、2日連続スタメンの末包昇大。5回、隅田から今季1号ソロ。堂林翔太も続いて3号ソロ。よっしゃー。

3連発と行きたかったが、會澤翼ヒット、その後は続かず。ただ今日はそれでムードが悪くならなかったのが幸い(紙一重だけど)。

末包、昇格してからまだ3日。3日とも結果を出していて、立派。

昨年、デビュー戦で猛打賞、5月8日のDeNA戦で満塁ホームラン。長打が求められているカープなのに、なぜか出番が与えられなくなった。


今年の1軍昇格の判断も遅いと思った。

新井さんも自分の考えを変えるのに時間がかかることがあるかもしれない。でも、こうした事実がきっと風向きを変えていくんだと思う。

小園海斗もがんばれ。しかし、今日も1軍昇格はなかった。

アドゥワ誠が昇格して、コルニエルとターリーが登録抹消。休養と調整が必要なのは栗林良吏もと思うのだが。


試合前、カープOBの北別府学さんがなくなったという知らせが。涙が出た。

理論上、完治するということで、血液疾患の治療の選択肢の一つになる骨髄移植だけど、病気のタイプによっては予後のリスクが大きい、

北別府さんはファイターなので、病気に立ち向かうことを選ばれたんじゃないかという気がしています。

病気の種類も体の状態も違うけれど、いま通ってる病院の診療部門が北別府さんと同じなので、北別府さんのお身体の様子を知らせるニュースを知るたび、少しでもお身体がラクになられることを願っていました。

今日の西武戦、カープの監督・コーチ・選手は喪章をつけて試合に臨んだ。たいていカープはこういうとき、勝てないことが多いのだが、今日は勝った。

どんなことがあっても、なくても、プレーヤーとして、いいプレーを見せて勝ってほしい。

逆転したけど満塁で残塁、負ける理由はほかにもある


6月15日(木)、楽天戦(マツダスタジアム)、7対11。
昨日1勝できてよかったという最低限のカードに。

先発コルニエルが1回に4失点、すでに42球。2回にも1失点。あーあーあー、という始まり。

でも、これは想定内(大瀬良大地とコルニエルのときはこんな感じ。もちろんいいピッチングを見せてくれたら拍手を送っています)。

試合を落ち着かせてくれるだろうと期待した中村祐太も3連打で1失点。

投手が土台を作れないことには話にならないが、打線も打線。1回、1アウト3塁で、秋山翔吾も西川龍馬もランナーを返せない。これは勝てないパターン。今日、3番4番は沈黙してた。


しかし、4回、デッドボールに相手エラーありで、1アウト満塁。代打・松山竜平が最速のお出ましで、2点タイムリー! 菊池涼介のゴロで、もう1点、野間峻祥のタイムリーで、4対6。2点差と迫る。

さらには6回、1アウト満塁で、菊池が2点タイムリー。代打・上本崇司も打って、 7対6と逆転。こんなん、楽天ファンはやってられないでしょうね。

ここで、昨日、クリーンアップを黙らせた鈴木翔天が出てきた(秋山フォアで、1アウト満塁)。ところが、リベンジどころか、西川、空振り三振。坂倉、センタールライ。また黙らされてしまった。

さらに畳みかけたいこの好機で、満塁で残塁。逆転はしたけれど、限定的に敗北気分が残った(最近、こういうのが多い)。


まだ3回ある。リリーフ陣が打たれる=楽天打線が点を取りにくるかもしれない。点を取らないと。

7回、ターリー。1塁3塁ピンチの場面で、途中出場のライト・曽根海成が好返球して本塁タッチアウト! しびれた。

しかしな。8回、島内颯太郎、2アウト満塁で、中日からトレード移籍の阿部寿樹。なんでここで図ったように嫌なバッターが。

で、しっかり嫌な感じのとおり、打つんですよ、2塁打。しかも、さっき好守備見せた曽根が後逸して、3失点。今度はカープファンがやってられない気持ちに。


9回、栗林良吏。逆転したとき、リードの場面でベンチが栗林を出して、また辛いことになるんじゃないかと心配していたのだが、2点ビハインドでマウンドに。

いきなりフォアで、結果、田中和基に2ラン打たれ、とどめを刺された。

新井さんは投げながら調子を上げてほしいと栗林を1軍に置いたままにしたが、そういうコンディションではないのでは。気合でどうにかなるレベルじゃないのでは。ケアしてほしい、マジで。

打線も打線。逆転した後、3イニング連続三者凡退。



昨年を思えばまだいいように見えても、起用されてる選手がそう変わってないのだから、今日みたいな結果になっても不思議に思わない。

監督が変わるとき、一番期待するのは選手起用が変わること。そこのところは期待を外されっぱなし。

今日、末包がスタメンで、1安打、1死球、フェンスぎりぎりのレフトフライと、いい打席を見せてくれた。

ベンチは1軍昇格の判断も遅く、スタメン起用も遅かった。即スタメンでよかった、即スタで。


ファームでの小園海斗を評価してくれている、こんな記事があった。2019年まで中日で2軍バッテリーコーチをしていた田村藤夫さんの記事。(「日刊スポーツ」)

ちゃんと見ていてくれる人はいる。カープの人は、ちゃんと小園のこと(選手のこと)、見てくれているのかな。

この記事からは、(チーム事情があることは理解しつつ)今の小園を1軍に上げないカープへの釈然としない気持ちも伝わってきた。

この記事、カープ関係者が見てくれないかな。外圧〜。
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2023年6月14日

サヨナラ勝ちはしたけれど、優勝する気はありますか?


6月14日(水)、楽天戦(マツダスタジアム)、4対3。サヨナラ勝ち。

7回2失点と今日も好投した九里亜蓮(林晃汰のタイムリーエラーがあったので自責は1)。

2対2の同点でマウンドを降りた7回ウラ、野間峻祥のタイムリーで勝ち越し。九里に勝ち投手の権利が!

9回、矢崎拓也が試合を締めるためにマウンドに上がったが、4番・浅村栄斗のソロで同点に。九里の勝ちが消える。


今日、打線は何度もチャンスを潰した。ああいうチャンスで点を取れずに勝てると思う方が甘い。打たれた矢崎のせいじゃなーい。と言いたい。

7回、野間の勝ち越しタイムリーのあと、ノーアウト2塁3塁。安樂智大から交代した鈴木翔天が、秋山翔吾をレフトファウルフライ、西川龍馬と坂倉将吾を見逃し三振、クリーンアップをシャットアウト。まんまと左キラーの仕事をされた。

6回にも、1塁3塁でホームを踏めなかった上に、ベンチは矢野雅哉に代打を出さず、仕掛けにもいかなかった。


9回ウラ、サヨナラ勝ちすれば選手もお客さんも疲れずに済みます。けど、そう簡単に行くか~い。マウンドには松井裕樹。

打順は9番。ここは昨日、松井から2塁打を打った末包昇大と思うじゃないですか。

そうしたら、今日も上本崇司を出してきた。昨日、長打がほしいチャンスの場面で末包でなく上本を代打に出した新井さん。ほんっとうに上本のことが好きなんですね。

しかし、上本がヒット出塁! 菊池涼介バントで送って、野間。

野間の打球が1塁ベースにあたるという楽天にとってはアンラッキーなことが起こり、上本猛進してホームイン、サヨナラ勝ち。拍子抜けな、幸運な結末。


勝ててよかった。交流戦、今のとこ、3連敗がないのが救い。

今日は勝ててよかったが、このままの顔ぶれでは、残りのシーズンも5割前後を行ったり来たりして終るんじゃないだろうか。昨季よりはマシ。そんなことでファンは楽しめない。

4年連続Bクラスの頃と変わりばえしない選手を使って5割をキープできたとしても、それ以上突き抜けることはできるのか。

新井さんはそれでいいと思っているのかな。これで優勝できると思ってるのかな。


来年以降、上昇曲線を描く図が浮かばない。今は下位と低迷していても、若手中心に打線を組んで数年後を見据えているであろう中日ならわかる。

新井さんの「カープは家族」発言はいまだに違和感あるが、あの言葉を聞いたプロ野球関係者の多くが「ん?」と思ったんじゃないだろうか、口にはせずとも。部活じゃないんだから。プロスポーツの世界なんだから。

今のカープは新井さんが一部の家族と仲良くしてるだけ状態。新井さんは優勝する気はなさそうです

まだ1年目。これから変わっていくんだろうか。佐々岡さんは3年間、変わらなかった。優勝を目指すチーム(球団)を見たい。
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2023年6月13日

末包出すタイミング遅いよ、新井さん


6月13日(火)、楽天戦(マツダスタジアム)、3対6。

今季、カープと楽天はWBCの話題にも乗り遅れ気味。球界が注目するような選手もとりたててなく。

話題といえば、新井さんが新監督になったことくらい。なんとなく存在薄いチーム同士の戦い。

2軍で結果を出した末包昇大がやっと1軍へ(遅いねん)。今日の楽天先発は則本昂大。よって左打者メインの日なのでスタメンではなかったが、林晃汰スタメンは嬉しかった。小園海斗はいつ呼ばれるんだろうか。


地鳴りのするような互いの応援合戦も緊迫感あった、今季一番ゾクゾクした日曜のロッテ戦からおうち(ホーム)に帰ってきて、大瀬良大地と會澤翼のバッテリー。一転して、けだるいスタートです。

この私の勝手なけだるさバイアスを払拭する投球を見せてくれ、大瀬良。

だったのだが、4回、岡島豪郎に3ランその後も4連続ヒットで、もう2点

あの安定の宮城大弥ですら、6月11日のDeNA戦で8失点。そういうときもある。だけど、カード頭でこれでは盛り下がります。

私の中ではもう数年前から大瀬良はカープのエースではないんだけど、いまだに慣習的にエースと呼ばれ続けている大瀬良。もうエース大瀬良と呼ばなくていいから。元エースと呼ぶのもなんですから、ただの大瀬良で。


5点差はしんどい。でも、日曜のロッテ戦のように追い上げることも、なくはないかもと思いたい。

5回、野間峻祥と林の連打。ノーアウト1塁2塁で、會澤翼は見逃し三振。次の大瀬良に代打を出す準備をしていたのなら、ここはスパッと坂倉将吾に代えてほしかった。

チャンスで早めのお出まし、代打・松山竜平タイムリー菊池涼介が犠牲フライで、2対5

田中広輔もヒットで、もう一押しのところ、秋山翔吾はレフトフライ。シュルシュルシュル。


仕切り直しだ、ここからだの6回、大瀬良に代わって、大道温貴。追い上げムードのロッテ戦で、火に油を注いだ大道がなぜここで。新井さん、ドン!(机をたたくエアー音。実際はたたいてません)

お、三者凡退。ごめんなさい、大道。

さあ、もう1回仕切り直し。6回、西川龍馬とデビッドソンの連続2塁打で、3対5。じりじりじり。

野間、ファーストゴロ。林、空振り三振。會澤の代打・坂倉はフォアで、2アウト1塁3塁。


チャンスですよ、大チャンス。ここで代打・上本崇司。え? 右の安樂智大に同じ右なら、末包出してほしかった。

ここでやる気に満ちて1軍に合流した末包を、長打のある末包を使わないなんて。新井さん、底意地悪いとさえ思いました。上本チョイス、佐々岡臭がしました。

9回、今季初打席の末包が2塁打放っただけに、新井さん、タイミング完全に間違ってる。昇格させたのも遅かった。ボタンの掛け違いみたいな選手起用が相変わらず気にかかる。

明日は九里亜蓮と田中将大。熱さ放出の投手同士、楽しみにします。
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2023年6月11日

佐々木朗希 vs.羽月隆太郎の9球


6月11日、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、6対5。負け越し。

3試合とも1点差。負けたけど、今日が一番面白かった。昨日みたいに、負けに行ってる感じがなかった。

不振だったマクブルームは登録抹消。そういう当たり前のことが実行されると、つまっていたものがスッと通るような感じになる。まだまだ、もっとテコ入れできると思う。


カープは4回まで連続三者凡退。佐々木朗希に完全試合されたらと思うとゾッとしたが、5回、4番・松山竜平が内野安打で初出塁。ありがとう、松山。

続きます。田中広輔フォア、ロッテ戦で1軍復帰、ブンブン振り回していたデビッドソンにヒットが出て、2アウト満塁。

9番・羽月隆太郎が今日も粘った。4回まで、赤子をひねるように力を温存していた佐々木も、ギアを上げて165km出してきた。それをファウルで打ち返す羽月。勝機を逃さないぞというスタンス、素晴らしいと思った。

羽月、粘って粘って9球目に2点タイムリー! 佐々木から点をもぎとった! ゾクッとした。野球を見ていてこんな感じを味わったのは久しぶり。春のWBC以来?


カープ先発・黒原拓未は3回、山口航輝に満塁ホームランを打たれたが、4回は無失点。もう少し投げてみようかという5回、走者2塁の場面で山口に打席が回ってきて、大道温貴と交代。

追い上げムードに大道。なんか不穏。火に油を注ぐんじゃないよと思ったら、また注いだ! (カープに水を差した、とも言う)

いきなり連続フォアからの、角中勝也の2点タイムリーで、また4点差に。

大道の逃げてるような投球に、「そんなんならプロ野球選手やめてまえ!」と野次が口をついて出る(昨年までの島内颯太郎のときみたいに)。

こういうとき、無駄にルックスいいように思えて、勝手ながら腹が立つんです(三振した堂林翔太のときも、な)。森下暢仁なんて、ルックスも投球もいいんだから!(打撃もフィールディングも、な!)。2軍で頭冷やしてきてほしいです。


6回、森浦大輔が三者凡退でリセット。

なんか今日はこのまま終らず、もうひと食い下がりしそうな気がした。

8回、坂本光士郎から、田中広輔が2点タイムリーで2点差6対4に

代打・林晃汰はフォアを選び(林はガッツポーズをしませんでした。よし)、今日2安打のデビッドソンはセカンドゴロ。うぅ。


中村祐太が7回8回を無失点。

9回、クローザーの益田直也から、今日ノーヒットだった3人、西川龍馬、野間峻祥、秋山翔吾が連続ヒットで1点返す。

ワンアウト1塁3塁で代打・菊池涼介。うひ~、フォアで満塁。

ベンチで見守る佐々木朗希、泣きそうな顔になってます。そういうところ、エースと呼ぶにはまだまだお若いのぅ。

しかし、坂倉、空振り三振。んんん。田中の打球はあと一歩のところで山口にキャッチされ、終わり。勝ちたかった。

佐々木から点を取れたこと、1点差まで追いついたことに満足しているわけではないけど、諦めムードのなかったカープ。負けても、今日は一番面白かった。
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2023年6月10日

接戦に見えて、負ける理由があちこちにあった試合


6月10日、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、5対4。サヨナラ負け。

プロ野球は、長いシーズンを勝ったり負けたりしながら戦うスポーツ。ただ、交流戦はちょっと特別。リーグ上位チームとの差を詰めるチャンス。短期決戦のつもりで臨んでいいんじゃないだろうか。

今日は阪神とDeNAも負けた。勝って差を縮めたかった。

追いついたり、追い越されたりを繰り返し、セ接戦に見えたが、負ける理由がいくつも思い当たる試合だった。


會澤翼は週に一度、スタメンマスクをかぶる。遠藤淳志が降格してからは、森下暢仁の日に。

ただ、6月6日(火)、日ハム戦で大瀬良大地とバッテリーを組んだ。もしかしたら今日は森下と坂倉将吾とのコンビ復活かと期待したが、いつも通りサタデー會澤だった。

20代は西川龍馬だけというオッサンズ打線。7回、會澤の代打に坂倉(結果も出した)。だったら最初からDH坂倉にしてほしかった。

森下にとっては打線が薄くなるハンデの日だが、2回、36歳のベテラン・角中勝也に1号ソロが出れば、3回、35歳の會澤が1号ソロ。會澤、口元が自然とほころんで止まらない感じだった。この同点弾はよかった。


7回、代打・坂倉、菊池、西川の連打で1点返す

ここで西川に代走・曽根海成と、ベンチは早めに仕掛けてきた(曽根、初球から走って盗塁成功)。秋山翔吾、ポテンヒットで3対4

松山竜平フォアで1アウト満塁。ここでマクブルームに代打・野間峻祥、さらに仕掛ける。も、セカンドゴロ。堂林翔太は空振り三振。

満塁で残塁勝ち越したのに負けた気分だった(2回と3回、走者が出ても、進塁させられなかった時点で、その兆しはあった)。


7回、やっと今季初、森下と坂倉のバッテリーが見られた。勝ち越してもらった後の森下、ギアが入って三者凡退。

7回終了時点で105球。余力は残っていそう。1点リードは心もとない。ここはもう1イニング森下に任せたかった。でも、新井さんは無理をさせなかった。

長いシーズンを見据えての判断かもしれないが、森下が下りたら、ロッテを喜ばせることになるのに。ここで負けに行ったと思った。森下はあと1イニング投げるつもりでいたんじゃないだろうか。


9回、曽根がせっかく足を生かして相手エラーを呼んで出塁し、秋山ヒットでチャンスを作ったが、松山も野間も凡退。勝ち越した後、追加点を取れなかった。そら負けてもおかしくない。

8回、ターリーが角中のタイムリーで同点に追いつかれる。角中、今日3打点と大活躍。

同点になったことで、島内颯太郎ではなく、9回、栗林良吏が。6月6日、初勝利を上げたが、まだ本調子と思えない栗林をここで出すのか。

いきなりフォア、最後は藤岡裕大のさよならタイムリーで、栗林6敗目。


栗林の希望を聞いて1軍に上げたというが、ここは学校じゃないから。栗林によかれと思ってやったたことが栗林の立場を苦しくさせている。

選手のコンディションを見極めて監督に進言できないコーチって、何のためのコーチなの?

1号が出たが、會澤の衰えは隠せない。守っても、1イニングに2盗塁と走られ放題(それは會澤に限ってのことではないが)。

マクブルーム4番の呪縛も解かれたようだし、マツダスタジアムに帰ったらテコ入れしましょう?栗林にもじっくり調整してもらって。

思い入れや本人の意思より、客観的な評価を。