2023年6月29日

野村、今季初登板は6回無失点、勝ちをつけてあげたかった


6月29(木)、DeNA戦(マツダスタジアム)、5対3。DeNAにまさかの3連勝。

1軍でまた野村祐輔を見ることはあるんだろうか。とさえ思った時期もあったが、んなこたぁなかった。野村、今季初登板。

DeNAにボッコボコに打たれた脳内イメージがあり(イメージです、いえ、そんな事実もありました)、1回、アウトを取るごとに「アウト取った!」と声が出る。3アウト取っては胸をなでおろす。を繰り返していたら・・・。

打たせて取るピッチングで、6回無失点。しかも3安打。フォアもなし。ロングリリーフの必要、なかった。


6回投了時点で、74球。野村先輩としては、十分に投げてくれた。続投はあるのか? ベンチに戻ると新井さんが颯爽と野村の元へ。

そうか。久しぶりのマウンド、疲れが出ないうちに交代か。

しかし、このまま笑顔で終われるかどうか。この後、リリーフ陣が打たれるかもしれない。しかもリードは2点。それまでにチャンスを不意にする攻撃もあった。

2回には満塁で野村の打席。バッティングもいい野村。もしここで昨日の森下暢仁のように野村が打ったら、もうカープは止まらない状況になるんじゃないかと思ったほど。神ってる的な。

しかし、ここは投手の打席。満塁で残塁も仕方ないことだった。


問題は3回、西川龍馬のタイムリーで2点先制したが、ここでも満塁で残塁。こういう展開は2点リードでも危ないパターン。

そうしたら、やっぱり。2日前、フォアゼロで三者凡退と見事な投球だったターリーが、7回、先頭の牧秀悟にヒット。ソトにフォア(出た~)。

代打・宮﨑敏郎の打球を野間峻祥が悪送球(またか!)。犠牲フライで1点。ボッ!(小噴火)

続いて代打・大和のタイムリーで同点に。なんという強力な代打攻勢。

せめて1点にとどめてほしかった。野村の勝ちが消えた。想定できたことだけど、野球ではよくあることだけど。


直後の7回ウラ、坂倉将吾と田中広輔のタイムリーですかさず取り返し、4対2。

8回には野間のゴロの間にもう1点。

今ごろかーい。手放しで喜べないこの感じ。野球ではよくあることだけど。

ヒーローインタビューには野村に出てきてほしかったくらいだが、そういうわけにもいかず。

お立ち台には、勝ち越しタイムリーを打った田中と坂倉。心なしか、二人のトーンも低かったような。いや、いつも二人はこんな感じか。


野村が続投していたら、抑えたかもしれないし、打たれて自ら白星逃す手痛い結果になったかもしれない。こればっかりはわからない。でもでも、ただただ、久しぶりの復活登板、勝ちをつけてあげたかった。

野村が今季初勝利を逃したことを不運なことのように伝える記事もあったが、そんな縁起でもないこと言わないで。

6回無失点、試合を作ってくれた。床田寛樹や森下とはまた違ったアプローチで、DeNA打線を封じてくれた。いい意味で予想を大きく裏切ってくれた。

ホームで強いと評判のDeNA。マツダで3タテできたことはとっても大きかった。
 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。