2023年6月10日

接戦に見えて、負ける理由があちこちにあった試合


6月10日、ロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)、5対4。サヨナラ負け。

プロ野球は、長いシーズンを勝ったり負けたりしながら戦うスポーツ。ただ、交流戦はちょっと特別。リーグ上位チームとの差を詰めるチャンス。短期決戦のつもりで臨んでいいんじゃないだろうか。

今日は阪神とDeNAも負けた。勝って差を縮めたかった。

追いついたり、追い越されたりを繰り返し、セ接戦に見えたが、負ける理由がいくつも思い当たる試合だった。


會澤翼は週に一度、スタメンマスクをかぶる。遠藤淳志が降格してからは、森下暢仁の日に。

ただ、6月6日(火)、日ハム戦で大瀬良大地とバッテリーを組んだ。もしかしたら今日は森下と坂倉将吾とのコンビ復活かと期待したが、いつも通りサタデー會澤だった。

20代は西川龍馬だけというオッサンズ打線。7回、會澤の代打に坂倉(結果も出した)。だったら最初からDH坂倉にしてほしかった。

森下にとっては打線が薄くなるハンデの日だが、2回、36歳のベテラン・角中勝也に1号ソロが出れば、3回、35歳の會澤が1号ソロ。會澤、口元が自然とほころんで止まらない感じだった。この同点弾はよかった。


7回、代打・坂倉、菊池、西川の連打で1点返す

ここで西川に代走・曽根海成と、ベンチは早めに仕掛けてきた(曽根、初球から走って盗塁成功)。秋山翔吾、ポテンヒットで3対4

松山竜平フォアで1アウト満塁。ここでマクブルームに代打・野間峻祥、さらに仕掛ける。も、セカンドゴロ。堂林翔太は空振り三振。

満塁で残塁勝ち越したのに負けた気分だった(2回と3回、走者が出ても、進塁させられなかった時点で、その兆しはあった)。


7回、やっと今季初、森下と坂倉のバッテリーが見られた。勝ち越してもらった後の森下、ギアが入って三者凡退。

7回終了時点で105球。余力は残っていそう。1点リードは心もとない。ここはもう1イニング森下に任せたかった。でも、新井さんは無理をさせなかった。

長いシーズンを見据えての判断かもしれないが、森下が下りたら、ロッテを喜ばせることになるのに。ここで負けに行ったと思った。森下はあと1イニング投げるつもりでいたんじゃないだろうか。


9回、曽根がせっかく足を生かして相手エラーを呼んで出塁し、秋山ヒットでチャンスを作ったが、松山も野間も凡退。勝ち越した後、追加点を取れなかった。そら負けてもおかしくない。

8回、ターリーが角中のタイムリーで同点に追いつかれる。角中、今日3打点と大活躍。

同点になったことで、島内颯太郎ではなく、9回、栗林良吏が。6月6日、初勝利を上げたが、まだ本調子と思えない栗林をここで出すのか。

いきなりフォア、最後は藤岡裕大のさよならタイムリーで、栗林6敗目。


栗林の希望を聞いて1軍に上げたというが、ここは学校じゃないから。栗林によかれと思ってやったたことが栗林の立場を苦しくさせている。

選手のコンディションを見極めて監督に進言できないコーチって、何のためのコーチなの?

1号が出たが、會澤の衰えは隠せない。守っても、1イニングに2盗塁と走られ放題(それは會澤に限ってのことではないが)。

マクブルーム4番の呪縛も解かれたようだし、マツダスタジアムに帰ったらテコ入れしましょう?栗林にもじっくり調整してもらって。

思い入れや本人の意思より、客観的な評価を。