2023年6月16日

床田完封、末包1号、何があってもなくても勝つこと


6月16日(金)、西武戦(マツダスタジアム)、2対0。

床田寛樹、完封6勝目。カード頭、白星スタート。

西武・先発の隅田知一郎。2021年のドラフトでカープも指名し、4球団競合で外した選手。西武、いいな〜。新人王とるかなと思っていたが、1年目は1勝と苦戦している。

ところが、今日の隅田は床田と投手戦。8奪三振と快投。カープは相手チームの打者を生き返らせるのに定評があるが、投手もかーい。


一方、床田は打たせて取る投球。先頭打者出すこと5回も、2塁どまり。

三振は見ていて胸のすくものがあるが、打たせて取る投球はまた別の醍醐味が。球数かさまないからこちらの方が好ましいくらいです。

床田、8回投了時点で106球。またベンチが無理をさせない方針で交代させたら(試合が崩れたら)どうしようかと思ったが、さすがに今日はそんなことなかった。おかげでリリーフも休養できました。

開幕から坂倉将吾とバッテリーを組んでいた床田、今日は會澤と。明日はもしかして、森下暢仁と坂倉のバッテリーが久しぶりに見られるの、か?

昨年は、床田も森下も、會澤と組んで球数かさんでテンポ悪くなっていた印象が大きかった。今季は二人とも、誰と組んでも、よい感じ。そうでなくては。


床田の完封勝ちに大輪の花を咲かせたのが、2日連続スタメンの末包昇大。5回、隅田から今季1号ソロ。堂林翔太も続いて3号ソロ。よっしゃー。

3連発と行きたかったが、會澤翼ヒット、その後は続かず。ただ今日はそれでムードが悪くならなかったのが幸い(紙一重だけど)。

末包、昇格してからまだ3日。3日とも結果を出していて、立派。

昨年、デビュー戦で猛打賞、5月8日のDeNA戦で満塁ホームラン。長打が求められているカープなのに、なぜか出番が与えられなくなった。


今年の1軍昇格の判断も遅いと思った。

新井さんも自分の考えを変えるのに時間がかかることがあるかもしれない。でも、こうした事実がきっと風向きを変えていくんだと思う。

小園海斗もがんばれ。しかし、今日も1軍昇格はなかった。

アドゥワ誠が昇格して、コルニエルとターリーが登録抹消。休養と調整が必要なのは栗林良吏もと思うのだが。


試合前、カープOBの北別府学さんがなくなったという知らせが。涙が出た。

理論上、完治するということで、血液疾患の治療の選択肢の一つになる骨髄移植だけど、病気のタイプによっては予後のリスクが大きい、

北別府さんはファイターなので、病気に立ち向かうことを選ばれたんじゃないかという気がしています。

病気の種類も体の状態も違うけれど、いま通ってる病院の診療部門が北別府さんと同じなので、北別府さんのお身体の様子を知らせるニュースを知るたび、少しでもお身体がラクになられることを願っていました。

今日の西武戦、カープの監督・コーチ・選手は喪章をつけて試合に臨んだ。たいていカープはこういうとき、勝てないことが多いのだが、今日は勝った。

どんなことがあっても、なくても、プレーヤーとして、いいプレーを見せて勝ってほしい。