世界ランキング3位のベルギー相手にジャイアントキリングなるか。しかし、まだ時間は十分にある。このまま終わるとは思えない。
午前3時のリアルタイムにゲームを見るのは身体にこたえるので、朝、録画しておいたものを見ました。試合結果の情報をいっさい遮断して、観戦です。
だって、野球と一緒で、やっぱりダイジェストでなく、最初から最後までゲームを楽しみたいじゃないですか。後追いながらもリアルタイム状態で、どうなるのか、ドキドキしながら見ました。
ゲームのスタイルは違えど、野球と重ね合わせて日本代表のゲームを見ることも多かった。
ベルギーが1点、2点と追加(日本サイドからすると失点)したときには、あぁ、今村打たれた! ジャクソンまた打たれた! 大瀬良の勝ち消えたー。みたいな?
攻撃陣も献身的に守備をし、守備陣も攻撃に加わりゲームを織りなしていくサッカーですから、そんな単純なものではないですが。
しかし、延長戦に持ち込まず、最後の最後、たたみかけるように勝負を決めたベルギーはさすがだった。
決勝トーナメントに進むことが決まったとき、西野監督は「我々にも勝機がピッチのどこかに落ちていると思う。それを全員で拾っていきたい」と会見で語っていた。
この言葉、いいなと思った。客観的に見て、ベルギーを相手に日本が勝つ可能性は(ゼロではないけれど)低い。そう思われてもおかしくない中、勝つ可能性だってなくはないのだと確実に思わせてくれる言葉だった。
「勝機は、グラウンドのどこかに落ちている。だから諦めるな。手を抜くな」ということだ。
打ち損じても、相手が悪送球することがあるかもしれないから、塁まで全力疾走する。どんなに優れたピッチャー相手でも、コツコツ当ててファウルで粘っていけば、次の展開につながることだってある。とかとか、ね。
1つ1つの積み重ねをおろそかにしたら、スキを見せたら、勝機は逃げていってしまう。野球も同じです。
しかし、日本代表が善戦したことに感動したけれど、その結果に選手たちはけして満足しているわけではなく。
選手やスタッフが「勝つ」意識で臨むだけでなく、応援する側も、ジャイアントキリングを夢見るんじゃなくて、「勝って当たり前」と構える状況にならないと、もっと強くなれないとも感じました。強いチームというのは、そうなっているなと。
そして、「勝てる」チームになれることを感じさせてくれた、今回のW杯でした。
ヤクルトや横浜や中日に、いや、パリーグのチームにボコボコにされても、またか〜。なんて、あきらめモードにならず、変わらず応援していきたいと思います(こっちはいつだって諦めていません)。2分の1の確率なので、勝ったり負けたりはしますけどね。
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