2017年11月24日

スランプの原因とはいったい何か?

11月19日、TBSの報道番組「サンデーモーニング」のスポーツコーナーにて。女子スピードスケートの小平奈緒さんが、現在、500m種目において、W杯で15連勝、公式戦では20連勝と、好調なレースを続けているそうです。

そんな小平さんに、御意見番の張本勲さんが「あっぱれ!」をあげていました。
これだけ好調を続けているということ、スランプがないということは素晴らしい、と。よっぽど環境がいいとか、体調管理がしっかりしているということなんでしょうね、と。

野球選手もシーズンを通して、好・不調の波がやってくることはあるようですね。とくに夏場など、耳にする機会が多い気がします。

以前、ラジオで野球の実況中継を聞いていたとき、カープのOBでもある川口和久さんが、スランプの原因についてアナウンサーに問われ、ズバリこう答えていました。

川口さん曰く、「スランプの原因は、疲労です」。

シンプルですけれど、名言だと思いました(「明言」とも呼びたくなるクリアさ)。
精神的なものや技術的なことが原因で陥っているものなのかと、なんとなく想像していたので、目の前がスッキリした気持ちになったことがあります。ここまではっきり言ってくれた人は、今までいなかった気がします。

自分でもたとえば仕事をしていて、何か調子が出ない、思ったように事が進まないというときは、じつはシンプルに身体が疲れているとき、休息が必要なときだったなと、覚えがあったのでした。

「心技体」のうち、「体」が一番の基本と事あるごとに感じていますが、小平さんの充実したスケートと、張本さん川口さんの言葉が重なって、納得したのでした。



ところで、11月20日、日本テレビの朝の情報番組「スッキリ」を見ていたら、小平さんの快進撃の秘密をひとつ紹介してくれていました。

2014年のソチオリンピック後、小平さんはオランダに練習の拠点を移した時期があったそうです(ソチオリンピックでの結果は、500mで5位入賞)。
そのとき、元メダリストのオランダ人コーチからフォームの改善を提案されたそう。また、それに合ったトレーニングメニューを加えたところ、それが功を奏して、スケートの刃と氷の摩擦を減らすことができ、タイムの躍進にもつながったとのことでした。

ウィンタースポーツはいよいよ本番の季節。一方、野球はストーブリーグまっただ中。ぜひゆっくり疲れをとって、春からの好調な滑り出しを。



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