2020年12月14日

超一流は自分の頭で考える・・・HARAさんのこと


アスリートであれ、どんな職種であれ、よい仕事をしている人は「自分の頭で考えて(工夫して)いる」と、常々思う。

知ってる人はもうすでに知っているという存在かもしれないですが、今年、HARAさんというマジシャン(イリュージョニスト)を知りました。

5月17日、「ACROSS THE SKY」(J-WAVE )というラジオ番組にゲストで出ていたHARAさんの話が強烈に面白かったのです。

子どもの頃マジックに興味を持ち、無我夢中で練習。2009年、高校生のとき、ラスベガスでマジックの世界ジュニア大会があると聞いて、腕試しに挑戦。そこで日本人として初グランプリを獲得。

2016年にはアメリカズゴッドタレントに出演して、審査員から大絶賛。(「HARA アメリカズゴッドタレント」で動画検索するとご覧になれます。こんな世界見たことない。美しい!)


今や世界で活躍するHARAさん。生まれ育ったのは奈良。最寄りのコンビニまで車で1時間くらいかかるところだったそう。

当時、今ほどハイスピードなインターネットが普及していなかったので、マジックに関する情報もあまり入ってこなかった。

マジシャンというと、師匠がいるイメージ。でも、習いたくても遠すぎて習いに行くことができず、HARAさんは独学でマジックを習得していく。

村の公民館を村長さんに貸してもらって、そこで朝から晩まで、自分で「こういうマジックが素敵だな〜」というのを思い描きながら練習していたそうです。


たまにテレビでマジシャンが出ていたら、ビデオテープに撮って、逆再生したり、スローモーションで見て、マジックのタネを学びんだのだそう。

でも、やっぱりすごいマジシャンだと(ミスターマリックさんとか)、いくらスローで再生してもタネが分からないのだとか。

与えられたものをマネするのではなく、どうなっているのか自分で考え抜くことで、いろんなテクニックや発想を身につけていったのかと、すごい話だと思いました。

で、大会に出場してみたら、それがすごい独創的だったので、めちゃめちゃ受けたという。


よい指導者に出会えて才能が開花することもある。でも、本当にすごい人は、やっぱり自分の頭で考えているのだなと知らされるお話でした。

思い切りのいいスイングが魅力だった小園海斗。「コンパクトなスイングを」と常套句のように繰り返すコーチの話を聞くと、小園にあったアドバイスがされているのか、勝手ながら心配になってしまう。

それでも、自分の頭と力で振り切って(スイングもね)、出てきてほしい。待ってます。


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