22日、結婚を発表した岡田明丈。
プロ野球選手の私生活について知る由もありませんが、岡田にもそういう存在の方がいたと知って、ファンとしてはプチビッグ(どっちやねん?)ニュース。
25日、広島市内の駅ビルで行ったトークショーでは、奥さんの似顔絵も披露していたとのこと(「デイリースポーツ」)。幸せそうで何よりです。
アスリートはもちろんのこと、役者やクリエイターでも、その仕事が素晴らしければ(面白ければ)、その人自身のトーク力など重きを置くことではないとも言えます。
でも、その仕事ぶりに魅力を感じた人から、インタビューなどで気のきいた言葉を聞くと、さらにその人のことが好きになったりします。饒舌か寡黙かは関係ないです。
イチローの決して適当な言葉を使わないところ。言葉少なだけど、確信をついた言葉でハッとさせてくれる野茂英雄。まわりへの配慮やサービス精神を感じさせる黒田博樹や、飾らない素直な言葉で魅了してくれる新井貴浩にはエレガントささえ感じます。
2017年7月7日、神宮球場で逆転3ランを放ったときの新井のヒーローインタビュー。最後の「いつも、いつも、いつもありがとうございます」(「ウォー!」観客大歓声)も、とってもシンプルだけど、気持ちがこもっていて忘れられません。
ところで、カープを応援し始めた2015年から、『週刊ベースボール』の『プロ野球全選手カラー写真名鑑』を愛用してるのですが、ここに「好きなタレント、理想のタイプ」という項目があるんです。
さよう。どうでもいい話で、野球の本筋からは離れてます。でも、こういうちょっとしたことからその選手らしさを伺い知ることができるので、興味深かったりするんです。
たとえば今村猛は「気を遣わなくていい人」。なんか、これ、今村らしい感じがする、とか。野村祐輔の「きれいで落ち着いている人」も、あぁ、直球ですね。そういう人がいたらお似合いですな、とか。
ちなみに岡田、この項目については入団以来3年間、記述はなし。でも、あれ? どこかで「僕のことを放っておいてくれる人」と話していたような気がしたのは気のせいか。そのとき、なんか岡田らしいな。いいなと思ったのでした。
「自分のことを理解してくれる人」と書いていた選手も他チームで見かけたような記憶が。理解されることが前提だなんて。そこには「相手を理解しよう」という姿勢は入っているのかな? と、ちょっと興ざめしたことが。
ヒーローインタビューではその場を早く立ち去りたそうな言葉少なな岡田ですけれど、あの風情はいつも見守ってしまいます。
ところで、今年の賞金王に王手をかけているゴルファーの今平周吾。そのポワンとした感じがどこか岡田に似ています。テレビで見かけるたび、わが家では「岡田」と呼んでいます。
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