2018年2月24日

岡田明丈、勝たせたいピッチャーであり続けて


イチローは、かつて『情熱大陸』(2015年3月19日、毎日放送)で、ヤンキースでチームメイトだった黒田博樹のことを「このピッチャーに勝たせたいという思いを抱くピッチャーとそうじゃないピッチャーが存在して、黒田は明らかに前者」と語っていました。

昨年結婚した藪田和樹は、モデルとして活躍する妻のkarunaさんから「人に好かれる選手になってほしい」と言われたという(素晴らしい嫁)。詳しくはこちらの記事を。

その言葉どおり、ガッツあふれるプレーで、昨年はめざましい活躍っぷりだった藪田。ファンからもチームメイトからも応援されるような選手になりたい。その意志が現実のことになっていくのを見ているのは感動的でした。

前回ご紹介した、「明石家電視台」(2月5日、毎日放送)で、石原慶幸が語った新井さんのカウント勘違い事件。それは岡田明丈が先発したゲームでの出来事で、どんとこい石原はこんなふうに語り始めていました……。

「岡田っていう2年目のピッチャーがいまして。いいコなんで、どうしてもみんなで打って勝たせてあげたいというようなコなんですね」

そう言えば、入団1年目の岡田。飄々としたマウンド上での姿を見て、「勝たせたい」と応援していたことを思い出しました(いえ、今も応援し続けていますよっ)。そう。好投していたにもかかわらず打線の援護に恵まれず、初勝利をあげたのが6月25日でした。

2年目の昨年は途中から、「今日は完投か?(ワクワク)」と前のめりになってゲームを見ていたら、突如制球を乱したり、どうしちゃったの? ということも少なくなかった岡田。

捕手は、野手の中でもピッチャーに近い存在。そんなことも大きく影響しているのかもしれませんが、石原の言葉を聞いて、心底嬉しくなりました。 (つづく)



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坂倉将吾と岡田明丈を見てくれている人がいた