2017年11月5日

バレンタイン監督は言っていた


ボビー・バレンタインが千葉ロッテマリーンズの監督だった2005年。
日本シリーズに優勝して、アジアシリーズ(アジアのクラブチームのチャンピオン決定戦)に出場することになったとき、「(通常のシーズンが終わった季節になっても)こんなに長く野球ができることを喜びに感じて闘おう」と選手たちに話していました。

野球を心から楽しんでいる感じがして、それがまさしくバレンタイン監督がロッテで魅せてくれていた野球と重なって、とても素敵だなと思ったことを覚えています。

昨年、カープと北海道日本ハムファイターズの日本シリーズをテレビ観戦しながら、この季節になってもまだゲームを見ることができる、応援できる、という幸せを感じていました。12球団ある中で、2つのチームを応援しているファンにのみ与えられた幸せ。

今年、カープはリーグ優勝したものの日本シリーズへは進出できず(しかもCSで横浜DeNAベイスターズに惨敗ときたもんだ)、もう今年はこれでおしまい。

一瞬、そんな気分になっていましたが、福岡ソフトバンクホークスと横浜の日本シリーズを見ていて、レギュラーシーズンが終わっても、こうして野球を見られるというのはやっぱりいいものだなぁと思いました。

シーズン中、カープを応援していると、対戦相手のことも覚え、「この人すごいな」と、相手チームへの敬意もおのずと生まれてきます。それも野球を見る楽しみのひとつ。

だから、日本シリーズも、応援しているチームが出ていなくとも、見応え感じていました。なかでも今回、横浜の今永昇太と濱口遥大のマウンド上でのタフさが、しっかりと心に残りました。願わくば、もう1戦、第7戦まで見たかったです。

しかし、応援していないチーム同士のゲームでも白熱して見てしまいますが、優勝のビールかけだけは見ていてもさっぱり面白くないですね。あぁぁぁぁ、これぞ選ばれし者の特権。



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