2017年11月2日

野外スタジアムの空気はやっぱりいい

11月1日、日本シリーズ第4戦。

TBSのテレビ中継のゲストが黒田博樹という情報は入手していましたが、当日、新井貴浩もゲスト出演と知る。
この日、二人のかけあいは見られませんでしたが(そういう席ではありませんでしたが)、新井さんのコメントが、ヒーローインタビューの時のようにナチュラルで、すっと声が届いて、聞いていて気持ちよかったです。

と、黒田&新井のゴールデンコンビの解説もカープファンとして楽しみでしたが、横浜の濱口遥大(プロ1年目)のピッチングも、もう一つ楽しみにしていたことでした。

横浜にとってホームゲームとはいえ、大舞台での緊張を感じさせないその投げっぷり。8回途中までノーヒットノーラン。投げ終えたあとのベンチにて、充実したペコちゃんみたいな表情。魅了されました。

3連敗の横浜にとって、待望の1勝目。
この日、横浜が6対0でリードして迎えた9回表は、マウンド上にも、ベンチにも、スタジアムの横浜ファンからも、まるで優勝の瞬間を待つかのような、きれいな空気が流れていました。
ヒーローインタビューではスタジアムの照明が消え、お立ち台がライトアップ。ライブ会場のような雰囲気を見ることができました。



前日の第3戦は、TBSラジオで黒田がゲスト解説。ゲームの始まりはラジオで聴いていたのですが、その試合開始前にもスタジアムの照明が消えるという演出があり、黒田もその雰囲気を楽しんでいるようでした。再点灯したとき、「すぐに灯りがつくんですね」と感心もしていました。
アナウンサーの説明によると、最近はLEDを使ったスタジアムの照明も増えてきて、つけたり消したりがすぐできるようになったそう。

LEDの前に使用されていたのはHIDランプ。発光管内の蒸気圧が安定してから点灯するため、明るくなるまでに5分ほどかかるそう。また、消灯直後のランプは高温で、再点灯するには温度が下がる必要があるので、これまた時間がかかるとか(横浜スタジアムの照明設備を手がけたのは岩崎電気株式会社)。

プロ野球の屋外ナイターの照明設備が全面的にLEDに変わったのは、横浜スタジアムが日本初なのだそうです(詳しくはこちらを)。

ちなみに、プロ野球のナイトゲームが初めて行われたのも、1948年に横浜スタジアムの前身である横浜公園球場(横浜公園平和野球場)だそう。

球場の明かりがすぐについたり消えたりするのは、これまで当たり前のことではなかったのですね。LED照明が選手にとってプレーしやすいものかどうかは別として、思いがけず時代の移り変わりを感じました。



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