2024年4月29日

いつまでも「家族」やってちゃダメ


4月29日、阪神戦(マツダスタジアム)は雨で中止。

パ・リーグでは日ハムが2位(この後はまだわかりませんが)。3年目の新庄監督の種まきが実って若手選手が楽しそうです。

1年目もなんか楽しそうではあったが、別の意味でのその楽しさに距離を置き、近藤健介はソフトバンクへFA移籍した。

主力野手の年齢を見ると、松本剛は30歳になったけど、軒並み20代がズラリ。いいわね~。結果がついてくると、チームもファンもさらに楽しくなるという。


カープ、20代野手スタメンは西川龍馬だけ(しかもアラサー)という日があった昨年を思えば、今年はちょっとだけ若々しくなってきました(当社比です)。

昨日の中日戦のスタメンには、4番・松山竜平、8番・田中広輔。

おぉ、またベテラン回帰やってるわと思いましたが、何事も始まってみないとわからないので、決めつけるのはやめて「打ってくれたらいいな~」と見ていました。12回延長無得点引き分けという結末でしたが。


玉村昇悟と育成の佐藤啓介が、ファームで際立つ成績を出しているようですね。(「Full-Count」)

玉村は防御率1.13。佐藤はウエスタン・リーグでダントツの打率.4412。早く、早く二人を1軍に呼んでー。

こういう判断がもたついているところ、カープ、ほんと歯痒い。変化を嫌う保守的なところがほんと目に余る。だから最下位予想されるのだ~と叫びたい。


新井さんは開幕前、「みんなにチャンスがある」「開幕してからもいろんな選手にチャンスをあげたい。〈俺にもチャンスがある〉という感じなら、チームにも勢いが出てくると思う」と言っていたが、まだまだ。

先発のハッチが玉村やアドゥワ誠より優先される理由がどこにあるんだろう。

新井さんは就任直後、「俺は好き嫌いで起用しない」と選手に宣言したが、思ってることを実行できるかはまた別の話なのである。


あのとき新井さんは、「カープのユニフォームを着ている選手は家族だと思っている」とも言ったのね。

これは地元メディアなどでは好意的に受け取られているような感じがするのだけど、プロ野球関係者(評論家など)にはスルーされていると思う(だから最下位予想されるんですよー)。

「家族」って、一見(一聴か)あたたかそうな響き。新井さんに悪意がないのはわかるけど(だからタチが悪いとも言える)、そんな言葉、簡単に使わない方がいいですよー。世の中、もめてる家族って多いみたいですよー。


年長者が幅をきかせる保守的な「家族」なら、今のカープが家族っていうのは腑に落ちる、すごく。

家族だなんて安易な言葉を使うより、ファームで結果を出している選手を1軍選手とスパッと入れ替える方が、選手にとってはフラットにチャンスを与えられる方が、どれだけあたたかいかと思う。

そんなチームだったら、もっと気持ちよく、おなかの底から応援できるのにと思う。
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