4月28日、中日戦(バンテリンドーム)、12回延長、0対0。
出た、バンテリンドーム名物、カープの12回延長無得点。ちっとも呼び物にはならないが。
九里亜蓮が7回無失点で、また援護なし(それは髙橋宏斗も同じだったが)。
あとをつないだ島内颯太郎、栗林良吏、矢崎拓也、森浦大輔、塹江敦哉も踏ん張った(それは中日のリリーフ陣もだった)。
10回の矢崎と11回の森浦は満塁をこしらえたが、決められなかった中日の方がはがゆかったろう。
いい投手相手になかなか打てないとしても、7回、松山ヒットで出塁(代走・久保修)のチャンスで、坂倉将吾がスリーバント失敗。中日も10回、ノーアウト2塁1塁で岡林勇希がバント失敗。
この2場面はともにがっかりした。バントを決められなかった坂倉と岡林にではなく、バントのサインを出した両ベンチに。
ともに打撃好調ではないけれど、バント巧者でもない(岡林は知らないけれど)。点を取れないと勝てない状況に、わざわざアウトを相手に一つ贈りに行くのがなんとも今日はいつも以上に消極的に感じて、だぁめだこりゃな気分になった。
12回、2アウトで菊池涼介が2塁打の場面。ベンチは矢野雅哉をそのまま打席に立たせた。最後の打者になるかもしれない場面で。
そんなにベンチは矢野を信頼しているのか。たしかに今日1本ヒットを打ってはいたが。それとも、12回ウラ、堅固な守備で負けないようにと思ったのか。
ホームランの記憶も新しい石原貴規や二俣翔一もベンチにいたのに。代打を出したとて、結果がどう転んだかはわからない。でも、点を取って勝ちに行く気がないんだなと、最後の最後でさらにがっかりした。
引き分けが決まって笑顔の新井さん。新井さんは負けた試合でも、点を取られたり選手がミスしても、暗い顔をしない。そういうところはとってもいいなと思う。
顔に出る監督って多いもの。あれを見るたび、げんなりします。器、小せぇ、と。
負けなかったことはよかったけれど、引き分けで喜ぶばないでほしい。お客さんの前で引き分け狙いみたいな試合しないでほしい。点を取りに行くという姿勢を見たかった。