2024年1月29日

佐々木朗希、黒田の本を読んでおこうか?


1月28日、大相撲初場所。2敗で並んだ横綱・照ノ富士と関脇・琴ノ若との優勝決定戦。ふだんは見ない中継ですが、思わずこれはリアルタイムで見た。見応えあった。

照ノ富士が4場所ぶり9度目の優勝。場内にいずとも、その瞬間、スタンディングオベーション。

横綱が休場していた場所は、横綱不在なら不在なりに、若手が頑張っていて面白いなぁと思っていたけれど、やっぱり強い人がいる場所は引き締まる、いいものだと思った。

今季のプロ野球、圧倒的に強かった山本由伸がいなくなって、パ・リーグも交流戦も寂しくなります。

山本がいなくなってラッキー、なんて思っている選手(監督・コーチ)がもしいたとしたら、そんな奴ぁ野球やめちまえー、と思う。いないよね、そんな弱腰な人。


ケガで稽古が十分できなかったという照ノ富士。スタミナも心配されていたけれど、場所を追うごとに戦いながら調整していったような見事さもあった。ふと黒田博樹のことを思い出す。

黒田がメジャーに移籍したのは33歳のときと遅め。時差もあって、移動距離も日本の比でない遠征。そんなタフな環境で7年間、中4日がデフォルトの先発ローテーションを守った。

日本でのやり方を通したら体力が持たなくなるからと、試合前のブルペンでの球数を減らし、初回のイニングで投げながら投球を確認し、組み立てていった黒田。


1月26日、12球団最後の契約更改を終えた朗希。ロッテでプレー続行となったけれど、そら、メジャー行きたいよね。

とりわけ、昨年3月、WBCの舞台に立って、メジャーの球場であの体験をしたら、一刻も早くメジャーで投げたいと思うよね。準決勝では打たれてたけども。打たれて泣いてたけども。

その点、山本も打たれたが、「すいません、打たれちゃって」と淡々としていて、ピッチャー(エース)らしいなと思った。


WBCの代表メンバーだった山本も、今永昇太も、今季からメジャーへ。

朗希もメジャーで投げたいだろうけれど、この4年、1回も規定投球回数に達してない。大事に大事に育てられ、中4日でローテ守れるの?と思うのは普通の反応(あ、先発とは限らないか)。

野茂英雄さんがメジャーに渡ったとき、我儘扱いした人もいたみたいだけど、1年目で最多奪三振、チームの地区優勝に貢献、新人王と大活躍。朗希だって、行ってみないとわからないけども(それは山本や今永だって)。

大谷翔平や小川泰弘らは黒田の本(『決めて断つ』『クオリティピッチング』)を読み、尊敬してくれていた。

彼らより下の世代になると、黒田のこと、よく知らない選手もいるのかな。それでも朗希は黒田の本、読んでおくといいと思う(野球選手全員、読んだ方がいいと思う)。


 来てくださってありがとうございます。
 よろしければ応援クリックお願いします。