2018年5月11日

2分の1の確率。やらないで後悔するより、失敗してもやってみる

今週の前半は、DeNAとの2連戦のうち、1試合が雨で中止になったので、ポッカリと静かな時間が。

5月8日、雨で中止が決まった日、先発する予定だった中村祐太は、「雨の中で(の登板を)経験したことがなかったので、投げてみたかった」と話していたそうです(詳しくはこちらの記事を)。

グラウンドの状態の悪さをネガティブにとらえず、「雨の中で投げるのはどんな感じか経験してみたかった」と言えるところに、次期エースとしての片鱗をキラ〜ン、見た思いがしました。

と、野球のない静かな日だったからこそか、5月9日の岡田明丈の熱投及び、守備の好プレーの余韻を反芻して過ごしました。

完投できなかったことは岡田にとって、とんでもなく悔しかっただろうけど、DeNA相手に1点で抑えたのは素晴らしかった。バックで支えた野手の好守備も。



それと同時に、9回裏、菊池涼介の浅めの外野フライを見て、3塁にいた代走・上本崇司にゴーサインを出さなかった玉木朋孝コーチの判断へのプスプスとした気持ちも反芻していました。

5回裏、相手エラーの間に鈴木誠也がホームインしたときも、玉木コーチは制止していました。誠也が振り切って走らなかったら、貴重な1点は入っていなかった。

そう。世界の盗塁王・福本豊さんの、こんな軽やかな言葉を思い出したのです。

「盗塁の成功の確率は2分の1なのだから、みんなもっとどんどん走ったらいい」

盗塁や走塁で憤死したとき、「あ〜。やってもーたー。何してんねん!」 と、ファンは言ったりもしますが、もう憤死に目くじら立てるのは終わりにしようと思います。5月3日の記事でも書きましたが、四球に過剰反応するのをやめるのと同じく。

やらないで後悔するより、やって後悔する方がずっといい(野球に限らず)。見逃し三振するくらいなら、思い切って振って三振する打席を見たいのだ。



スポンサーリンク


〔関連記事〕

四球に過剰反応する件について
野間峻祥に期待する日がやってくるとは……守備と打撃
ジョンソンに鈍感になれとは言わないが