2019年4月20日

もし田中広輔がピッチャーだったら

4月19日、DeNA戦(マツダスタジアム)。

やっと一筋の新風が。高橋大樹が今季初スタメン。しかし、打率1割台の田中広輔の1番は変わらず、絶句。

この日も、先発・大瀬良大地とリリーフ陣はふんばっていました。

緊迫した場面を切り抜けたとき、思わず選手から出るガッツポーズシーンはいいものです。でも7回、大瀬良はツーアウト1塁2塁で楠本泰史を空振り三振で討ち取った場面で、ガッツポーズはしなかった。ゆっくりうなずくようにマウンドを歩いていった。

前回の登板でも、ふてぶてしい、いい表情をするようになったなと思ったのだが、この日のどっしりとしたおっさん味を増した風情も、エースらしくなってきたなと思った。



ゲームは1対1で延長10回へ。パットンの3回またぎには驚いた。もし自分が横浜ファンだったら気が気ではなかったと思うのだが、連続フォアに犠打に申告敬遠で、カープにとって満塁の大チャンス。

會澤翼の逆転タイムリーで2連勝。巨人戦での流れがとだえず、よかった。

この日は、西川龍馬がチャンスの場面で仕事をしてくれていたし、ノーヒットではあったが、後半、長野久義の打席の粘りなども静かに流れを引き寄せたように見えた。

しかし、田中はこの日も精彩を欠いていた。いつも流れをプツンときれいに止めてくれる。

4月11日のヤクルト戦で4者連続フォアを出した岡田明丈や、4月10日のヤクルト戦、延長10回の1イニングで12得点された場にいた中田廉など、ピッチャーなら結果に伴いすぐ降格されるのに、田中をなぜ試合に出し続けるのだろう。

あの日のヤクルト戦では、スタンドがざわつき、岡田は観客からのブーイングを受けていた。

ヒットが打てず先頭打者の役目を果たせていない打者に、ファンはブーイングしないのだろうか(していいと思う)。


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