2019年4月13日

打率1割台の選手がスタメンに4人もいるカープ打線だもの

4月12日、DeNA戦(横浜スタジアム)。DeNAの先発、今永昇太に6対0の完封負け。

カープは菊池涼介の1安打のみ。今永は与えたフォアは1つ、DeNAは失策0。ヒット以外にも、塁に出るチャンスはほぼなかった(この日はカープもやっと失策0)。

スタメンを見てみると、カープは打率1割台の選手が4人いる打線。かたやDeNAは、ゲーム開始前に打率1割台だったのはソトと今永。

6回に今永はヒットを、7回にはソトが2ランを打ち、ともに打率が2割台に。シーズン序盤の打率がめまぐるしく変わる時期とはいえ、この落差、数字にそのまま出ています。

いくら投手が好投したとしても、これでは勝てない。他チームの先発投手のみなさん、ノーヒットノーランを達成するなら、今、カープ打線が狙い目です。



この日は打線の援護はなく、負け投手となった大瀬良だが、マウンドで、ふてぶてしい、いい表情をするようになったなと思った。

顔だちやキャラクターからすると、ふてぶてしさとは対極にいるタイプだが、立場が人を作っていく経過を今まさに見ているという感動を覚えた。

この日のヒーローインタビューは、先制タイムリーを打った楠本泰史、攻守でチームを引っぱった伊藤光、完投・完封勝利の今永の3人。

最後にファンへの一言を求められた楠本は「先を見ずに、一日一日の試合を必死に戦っていきたいと思います」、伊藤は「とにかく目の前の試合を全力で頑張っていきたいと思います」と口にしていた。

「目の前の一戦一戦を」これは黒田博樹がカープに復帰してから常に口にしていた言葉。他の選手にも浸透し、連勝していても、逆転勝ちしても、浮かれず口にしていた言葉だ。

その言葉をまた、カープのヒーローインタビューで聞かせてほしい。


スポンサーリンク


〔関連記事〕

これはもう采配の問題というレベルではなく、選手の個々の力の差では?