4月11日、ヤクルト戦(マツダスタジアム)。
前回の登板では序盤から150km以上をブンブン繰り出していた岡田明丈だったが、その豪快さは見られず、初回からフォアとヒットを織り交ぜて2失点。
2回には4者連続フォアで押し出し1点を追加。球場がざわざわと不穏な空気に包まれ(こんなことが昨年も岡田の登板時にありました)、アウトを1つもとらぬまま、降板。ジョンソン、野村祐輔に続き、それに輪をかける早い降板。
この回には、前日に続きファースト松山竜平のエラーがまたも出て、なんだか選手がびくびくしているような感じさえ伝わってくる。
プロ野球は人に見られる商売。でも、人目を気にせず、もっとのびのびやろう!と口でいうのは簡単。じつは人目を気にしているようでいて、自分をこわばらせているのは自分。
難儀なことではあるけれど、たんたんと自分の仕事をするしかないです(どんな仕事でも)。
この日も、矢崎拓也、レグナルト、菊池保則のリリーフ陣はふんばっていた。
田中広輔の1番、中﨑翔太のクローザー……と、結果が出ていない選手の起用に緒方監督がこだわり続けている現状に問題は感じる。
選手のモチベーションのためにもぜひ柔軟な変化を見せてほしいが、それを期待するのも(こちらでコントロールできることではないので)不毛だ。
ベンチに期待できないとしたら、選手が与えられたチャンスを1ミリでも、ものにしていくことが、現状を変える一番の遠い近道。
とりわけ矢崎と菊池の投球からはそれをしかと感じた。出だしはいきなり後味の悪さを感じるゲームだったが、そのことには明るい光を感じるような感覚があった。
こんな投球を続けて、自分の位置を確立してほしいと、応援したくなった。
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