2019年5月1日

今のカープに対する素朴な疑問

4月30日、阪神戦(甲子園球場)。8対3で、3連戦を黒星スタート。

田中広輔は4月30日のゲーム終了時点で、規定打席に達している打者中、打率ワーストの座を僅差でDeNAの宮﨑敏郎に明け渡しはしましたが、でもほとんどタイスコア。二人仲良く打率1割台です。

さすがの宮﨑敏郎もこの打率では下位打線に。しかし、今日も今日とて、田中は1番バッター。

相変わらず打てなかったり、投手陣のフォアが多発したり、いろいろありましたが、いま語気を最も強めたくなるのはこのこと。

田中の打撃不振は、じわじわ球界の話題になりつつあります。実況中継を聞いていても、アナウンサーが「なぜこの打率で田中が一番打者?」というニュアンスで(あからさまには言わないが)、実況している場面にちょくちょく出会います(どれもホームゲームではなかったが)。

解説者も、緒方監督に何か考えがあるのだろう的な、人の采配に口出しはしない大人の対応をとってはいるが、打たない打者を上位に持ってくる不可解さをもっと話題にしてほしい。



世間的に見て、一球団の小さなニュース。でも、ファンにとってストレスフルな出来事。田中が打てないこと以上に、その田中を1番で使い続ける采配そのものが。

人や状況を見る眼のない上司のもとで働く職場環境の悪さというか。なんなら社会問題にしてほしいくらいです。

実力主義のプロスポーツの世界で、なんとも不可解。出場機会が与えられていない選手のモチベーションを下げてしまいかねない、融通のきかなさにはほとほと(勝手に)疲れ果ててしまいます。調子の悪い人は一度下げて、また活躍の兆しが見られたら、上げればいいだけのことなのに。

それでも、結果が出なければ監督も退陣を迫られるという実力の世界ですから、他の会社に比べれば、風通しがまだよい方かもしれません。

ところで、かねがね思っていたのだが、たとえば監督が明らかにおかしいと思われる采配をしていたとき、コーチは監督に指摘しないのだろうか?

監督のキャラクターや人間関係にもよるのだろうけれど、率直にものが言い合える組織はしなやかで強いと思うのですよ。

試合終了後、緒方監督は東出、迎両打撃コーチと緊急ミーティングを開いたとのことですが(「デイリースポーツ」)、今ごろ?

次のゲームでは何か変化が見られるのか?


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ヤジも言えないこんな世の中〜