2019年6月4日

赤松さんの言葉

昨日、赤松真人のこんなインタビュー記事を見つけた。

胃がん発見から2年、完全復活を目指す広島赤松の現在地 (「Full-count」)

なかでも、赤松さんのこの言葉にハッとする。

「結果を残していないのに1軍に上がるのは違うと思うので。やっぱり2軍で成績、結果を残して『赤松さんならしょうがないでしょ』って若い子たちからも思われないと。もし、変な形で1軍に上がることがあれば一生懸命やっている選手に失礼ですから」

今シーズン、結果が出ない中、ずっとスタメンで起用され続けてきた田中広輔のことがすぐに思い浮かぶ。

先日、RCCラジオで実況解説していたカープOBの安仁屋宗八さんが、「記録は誰でも作れるものじゃないから、(田中は)出場を続けた方がいい」と言い切っていた。

実績をともなってこその記録。プロは「参加することに意義がある」世界じゃない。プロの世界を生きてきた人からそんな言葉を聞くとは。



田中がフルイニング出場してきたことは、プロ野球選手として、素晴らしいことです。ただ、2割を切る打率で常に使い続けていることは、まともな話と思えない。

それに対して、赤松さんの語っている言葉はとてもまっとうだ。プロの世界に生きている(生きてきた)人だからこその言葉。

球団や監督・コーチには、1軍目指して戦っている2軍の選手のためにも、プロの世界を存分に楽しみたいと思っているファンのためにも、フラットであってほしいと、無力感抱きつつも、今日も書いておきます。

さて、今日から交流戦。西武戦からスタート。昨年、日本シリーズで見たかったカード。楽しみです、いろんな意味で(どすこーい!)。


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