2018年11月2日

接戦に見えた日本シリーズ第5戦、カープとホークスに広がる差を埋めるには……

11月1日、日本シリーズ、ソフトバンクとの第5戦(ヤフオクドーム)。5対4、柳田悠岐の1発で劇的なサヨナラ負け。

打たれたら負け。それ以上に、打たないと勝てない。という当たり前のことをまたも感じさせられた第5戦。レギュラーシーズンでたびたび感じていたことが集大成となって、ドカンとやってきたようなゲームだった。

ベンチの采配も短期決戦を意識しすぎて、継投が早すぎるのでは? という場面も。

フランソワが6回途中から9回途中まで投げる。フランソワだのみが色濃く出た一戦。実際、カープで今一番頼りになるリリーフ。

岡田明丈が第3戦で安心して任せられる投球をしていたら、リリーフの選択肢が増えたのだが。



18時半始まりの日本シリーズ。最後まで見届けていると翌日に響くので、第2戦以降はグッとこらえて、途中録画モードにしてお風呂に入って、また観戦に戻るスタイル。

お風呂上がり、10回のカープの打順は鈴木誠也・新井貴浩……と表示されていた。ドラマの予感?(妄想が……)

が、鈴木がフォアで出塁して、新井の代打に曽根海成。

大事な場面でバントを決めた曽根はえらかった。ベンチに戻って、チームメイトからねぎらわれ、大きく肩を降ろしている曽根。臨場感が伝わってきます。

しかし、ここは犠打という手堅い方法を選択したベンチ。流れが止まったままの采配に感じてしまった。

このシリーズ、当たっているDH松山の代打に新井さんを出したことも、とんちんかんに感じる。ならば、西川龍馬の代打で、新井さんの1塁の守備も見たかった、任せてほしかった。



数字上、接戦に見えるが、投打ともにソフトバンクの方が1枚タフ。カープは接戦の緊張に持ちこたえる体力が今一歩弱い。セリーグとパリーグの力の差なのか。

今年、7月、サッカーW杯で、日本代表が決勝トーナメントに進むことが決まったとき、西野監督が会見で語っていた言葉を思い出した。

「我々にも勝機がピッチのどこかに落ちていると思う。それを全員で拾っていきたい」

勝機はグラウンドのどこかに落ちている。残りのゲーム、投打ともに底力あるソフトバンク相手に、なんとか投げ勝って、どうにか打ち勝ってほしいです。


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勝機はグラウンドのどこかに落ちている。