2019年6月8日

鈴木誠也の3ランで1点差に詰めよるも、芽を摘まれる。

6月7日、ソフトバンク戦(マツダスタジアム)。

球界を代表するピッチャー・千賀滉大と、床田寛樹の投げ合い。

床田が千賀にひけを取っていたとは思わないが、ソフトバンクの打線は粘って粘って床田に球数を投げさせる。

とくに5回の真砂勇介。ファウルで粘って粘って、ピタッと照準があう瞬間がやってきて、8球目にタイムリー。1点を先制される。

6回にはじりじりと床田を追い込んで、床田は途中降板。この回、ソフトバンクは3点を追加。

千賀は調子自体はよくなかったそうなのだが、7回無失点に持って行くところが素晴らしい。

4対0。完封負けも見えてきた8回。鈴木誠也がモイネロから3ランを放って1点差につめよる。鈴木はこの前の打席で11球と粘っていたので、これは何か起きるかもと思っていたら、本当に起きた。



千賀を7回で降板させたことを後悔するがよい。逆転のカープを見せてやる〜。

しかし、そんな機運が高まった9回、中﨑翔太が登板。なぜ鉄壁に守らなければいけない場面で、中﨑?

中﨑をクローザーに固定しないと宣言したあと、ほぼ同じくらい大事な場面で中﨑を起用し続ける緒方監督。

にじりよった1点差が広がる可能性が高くなることを敢えてなぜするのだろう。ソフトバンク相手に1点とることすら簡単ではないのに。

中﨑は2失点して、逆転の芽を摘む。



このとき、中﨑に怒りは感じなかった。球威やコントロールの状態がよくないのはわかっていたから。むしろ、そんなコンディションの中﨑を大事な場面で起用し続けている緒方監督に、疑問を感じた。

6月6日の西武戦で、アドゥア誠にロングもロング、途中から5回も投げさせ酷使した翌日、二軍に降格させるようなことを平然としておきながら、成績不振の中﨑と田中広輔になぜそこまで忖度するような起用を続けるのか。

そのことで、選手たちのモチベーションを下げていたりはしないのだろうか(とくに野手陣)。

今シーズン、緒方監督はカープファンの野球を見る楽しさを奪った。本人や球団は気づいていないかもしれないけれど、大きな罪をおかしていると思っている。

中﨑や田中の復調を願って起用するなんて。プロ野球の世界はお願いで成り立ってるんじゃない。現実の勝負の世界なのだから。

あえて中﨑を試すというのなら、同じ試すなら、野手の若手を試して育ててみてはどうだろう。


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