6月25日、楽天戦(楽天生命パーク宮城)。
交流戦最後の1試合。ともにリーグ戦の上位にいるチーム。手(気)をぬくような位置にいるはずもないけれど、なんでしょう、この消化試合のようなムード。
そんな中、九里亜蓮が楽天打線を3安打に抑え、2対0で初完封。
交流戦、最後の最後で、やっと(たった)ひとつ勝ち越しできたのはよかった。しかし、今日も今日とて打線は体温低かった。
5回、高橋大樹のヒット、相手エラー、菊池涼介のヒットでノーアウト満塁。西川龍馬の進塁ゴロで、かろうじて1点。4番鈴木誠也と5番松山竜平は走者を帰せず、最低限の1点どまり。
満塁の場面で、よくて1点どまり。今シーズン、よく見る光景。こういうシーンを見るたび、得点したにもかかわらず、今日はダメかも? と思わされる(で、実際そうなる)ゲームが何度もあった。
九里の力投と、楽天のあっさりした攻撃とで、勝つことはできたけれど、めでたさも中くらいなり。と感じるような勝ち方。
この日も小園海斗はベンチ。打率一割台の1番(田中広輔)と5番(松山竜平)というオーダーを見た時点で、まだお祈り采配(いつか・そのうち・そろそろ打ってくれるだろう)しているのかと、あきれる。
7回、当たっている高橋に代えて野間峻祥を、9回、期待を込めて一軍入りしたメヒアを下げて上本崇司を打席に立たせたり、中途半端な采配がまたも繰り返されていて、勝負の香りがとんでしまう。
メヒアは3打数ノーヒットでしたが、チャンスを与えるための先発。ちょっと様子見てやめる。なんてことしないで、どんどん1軍の打席に立たせてほしい。
TBC東北放送の実況解説をしていた上岡良一さんは試合後、田中広輔の不調について「送りバントもちゃんと出来てないっていうのが、ちょっと重傷なのかな」とコメントしていました。
だからこそ、田中が調子をあげてくればカープ打線が活気づくだろうというエールも込められていたのだが。
ホームゲームでは、カープOBの解説者は気遣いするコメントが多く、ここまでハッキリと言ってくれないが、アウェイでのゲームならでは。バッサリと気持ちがいいです。
調子のいい選手を見極めて、滞った空気をかきまわしてくれるような当たり前の采配を何とかしてもらえないだろうか。機会を与えられた選手はその期待に1ミリでも応えてほしい。
ノックしてくださってありがとうございます
スポンサーリンク
〔関連記事〕
●勝ったのに、このつまらなさは何だろう?
●混迷しているベンチ、覇気のない鈴木誠也。