11月7日、クライマックスシリーズ第一弾、終わりました。セ・リーグは巨人、パ・リーグはロッテがファイナルステージへ。
敗れた阪神・矢野監督は、「シーズン中は勝ち越していたけれども、それは関係ない。短期決戦というのは、やっぱり一試合、一試合なんだ」と話していた。
なんですけども。優勝したヤクルト、2位の阪神と、11ゲーム差もあった巨人がここで勝ってもな~。茶番ぽさはぬぐえません。
勝っても喜びを全開としづらいというか。ビエイラはめっちゃガッツポーズしてましたけど。いや、ビエイラは悪くない。そう思わせる、このシステムのせい。
カープ、CSに進出しなくてよかったと思った。カープの試合は見たいけども、下克上とか、いいです。このシーズン、さんざん恥ずかしい試合をたくさんしてきたので。
CSは日本シリーズとは別物、短期決戦を楽しむイベント。と割り切ってはみるものの、ゲーム差が大きく開いていても、なんのお咎めもなく、相変わらず決められた通り行われるCS。
今年のパくらいのゲーム差だったら、応援しがいがあるけれど。
CSを続けるなら、せめてゲーム差を考慮したルールに変えてほしい。でも、一度決められたものはなかなか変わらないでしょう。
興行を増やして収益を上げたいNPBと球団。CSに進出するチームのファンにとっては、応援するチームの試合がひとつでも多く見られるのは嬉しい(かもしれない)。これもファンサービスといえば、そうかもしれないが。
リーグ終盤になって、突如として追い上げたカープ。CSに出てほしいとは思わなかったけれど、「Aクラス入りを目指す」よりは、「CS進出を狙う」と言った方が緊迫感は増す。
CSには消化試合ムードをうすめる効果はあったかもしれない。
でも、リーグ優勝したチームが出られるとは限らないこのシステム。日本シリーズの重みが目減りしていく。
やっぱり優勝したチーム同士がシンプルに対決するのを見たい。優勝したチームへのリスペクトを持ったまま。
目先の小銭に執着して、結局はプロ野球の面白さを減らして、生ぬるくしていません?
ペナントレース中の明らかな誤審も大きな問題とされず、改善していこうという気配もない。選手への、スポーツへのリスペクトが感じられないNPB。
NPBからは、プロ野球の面白さを伝え広げていこうという姿勢、伝わってこない。そういうの、見ている人にも伝わると思う(野球ファンも減っていく)
いっそ、新庄剛志にコミッショナーになってもらったらどうか。お役所的な人と違って、いっぱいファンのためのサービスを考えてくれそう。しかも、その実まっとうな。