先日、たまたまラジオで聞いた、スタジアムグルメの話が面白かった(「アフター6ジャンクション」TBSラジオ、10月25日放送。サイト内のspotifyで聴けます)。
ナビゲーターは、スタジアムグルメを食べ倒しているというライターのお二人、カルロス矢吹さんとチャッピー加藤さん。
カープの話、出てくるかな・・・出てきました。
スタジアムグルメの定番の代表には「カープうどん」、ベイスターズの「みかん氷」などありますが、近年は選手プロデュースのメニューが充実。
マツダスタジアムがオープンしたとき、エームサービスが食をプロデュース。これが成功して、他球場も多く手がけるようになった。
という話、二つだけ。でしたが、興味深い話がいくつもありましたので、ご紹介しまーす。
まずは、選手プロデュースメニュー、今年のトップ5から。
ホークス「柳田悠岐チョイスのお好みバーガーセット」
高校時代、モスでバイトしていた柳田。その縁あって、球場内にあるモスバーガーが、毎年、柳田にまつわるメニューを作っているそう。ここで広島の香りが少し。
中日「京田陽太のベジタブルタコス」
プロ野球選手はアスリート、意外と揚げ物は食べない。京田は自己管理が徹底しているそうで、ひき肉が大豆ミート。
ちなみに、タコスメニューは近年増えているそう。沖縄の選手が増えた影響も。
楽天「銀二、思い出のジャジャ麺」
ノムさん命名。
ロッテ「佐々木朗希、大船渡産秋刀魚弁当」
さすが食品会社、本格的。
ヤクルト「つば九郎のパンケーキ」
こちらも、さすが食品会社(つばくろう、選手じゃないけど)。今年ナンバーワンの美味しさ。青山近辺で食すパンケーキより美味しいとか。なにー。ご時世柄、テイクアウトもできます。
ちなみに、ナビゲーターのお二人は中日ファン。中日への愛とツッコミが随所に。
中日、味はいいけど、売り方が下手。今年はがんばっている。
昨年あった与田監督のメニューが今年は消えた! そして監督いなくなった。お弁当から、何気に球団の動向が見える?
2019年に出た京田弁当と、2020年に出た根尾弁当が同じ内容の幕の内弁当。違いはパッケージと、卵焼きについてる背番号だけ。選手がプロデュースしてない、名前使ってるだけ、の手抜き感満載。こういうのに限って美味しくない。のに、1300円もする。
パ・リーグには、ご当地感、地元密着感あり。
楽天は今年、イーグルスの敷地内にホテルをつくった。球場内にも入り放題。ホテルの中から試合も見える。バーベキューもできます(実際に食して美味しかったとか)。東北6県の地ビールもそろってます。楽しそうだ~。
ソフトバンクは、家で野球を見ながらスタジアムグルメを楽しめるように、ウーバーイーツと提携。
ロッテとヤクルトはさすが食品会社で、美味しい。
一方、今年、パッとしなかったのは、日ハム。成績がよくなかったせいもあるのか、グルメ的には手を抜いていて、抑え目。札幌ドームともめて出て行く気満々の日ハム。札幌ドームにお金残すもんかという気概(?)が見える。日ハムの新球場できたら、とんでもないことになりそう。
もうひとつはDeNA。毎年おいしいものを出していて、選手プロデュースメニューも毎年よかったのだが、オリンピックで球場が使えず、球場内のことは抑え目だった(成績もよくなかったね)。そのかわり、球場の外のテイクアウト店やオンラインサービスは充実。
で、一番ノーミソに残ったのは、この話。
おしゃれなメニューは、パの方が得意。再編成してから、創意工夫が出ている。一方、セは、人気にあぐらをかいているところがある、と。
やっぱりな!