2023年9月29日

中5日計画また破綻、それ以前に3安打、未解決棚上げ


9月29日(金)、中日戦(マツダスタジアム)、1対4。

DeNAは阪神に勝って、CS進出が決定。カープとのゲーム差は1に。

阪神、途中までリードしていたが、CSのかかったDeNAの方がモチベーション高いに決まってる。しかもホームゲーム。

カープもCSホーム開催かかったホームゲームなのに、この体温の低さは。


今日からの残り3戦、緒方孝市さんは、「名前や実績で選手を起用するのではなく、調子や状態を見極めることが求められる」と指摘していた。(「日刊スポーツ」)

どの口でそれを言いいます?と、監督時代の最終年を思い出すが(そういう経験を経ての客観的な指摘と受け取っていますが)。

「これまでのように選手を見極め、その日のベストメンバーで」とも書いていた。

これまでのようにって? これまでも名前や実績で起用してきましたけど? 今日も、コンディションがよいとは言えない秋山翔吾や西川龍馬がスタメン。


2位を死守すべく、中5日でぶつけた森下暢仁。

登板間隔をつめて、かえって裏目に出るイメージは強い。そこは森下に乗り越えてほしかったが、5回3失点で降板(小園海斗のエラーが引き金になった失点ありで、自責は2)。

CSホーム開催王手も、森下の2桁勝利も、実らず。中6日で投げたとしても、勝ったかどうか、こればっかりはわからない。

相手投手や打線との兼ね合いもある。投手の力だけでは勝てない。それでも、1年目の負けない投球が脳裏に残っていて、森下1年目ピーク説をいまだにくつがえせない。

シーズン前、「もう4年目なんで。1年目、2年目、3年目と同じような成績で、何かちょっと一歩抜けたい」と話していた森下。(「デイリースポーツ」)

右肘の手術で、開幕スタート遅れての9勝はがんばった。でも、一歩抜けることは出来なかった。不調が続いているのはコンディションかメカニックに問題あるのでは?


ちょっと待って。それ以前に、打線が西川と坂倉将吾と末包昇大の3安打。これでどうやって勝て、と。

5回、2アウト満塁で、上本崇司に代えて松山竜平。ベンチも早めに仕かけたが、馴染みのセカンドゴロ。

6回、西川フォア、坂倉2塁打で、1アウト3塁2塁。も、秋山と末包は内野フライ。

7回、3点ビハインドで大道温貴。まだ諦めないぞの選択と受け取りましたが、カリステに5号ソロを打たれ、とどめに近い4点目。これも裏目に。

7回ウラ、菊池涼介と、途中出場の田中広輔が連続フォア。ノーアウト2塁1塁で、小園が龍空の好守備に阻まれ、ショートゴロ。小園、打撃でエラーを取り返せない。代打・デビッドソンは併殺。

今日、カープはフォアを9コもゲット。しかし、それを阪神のように得点にはつなげられなかった。


9回ウラ、秋山フォア。末包ヒットで、ノーアウト2塁1塁。菊池の併殺でかろうじて1点入るが、ここ止まり。

完封は免れた。そんなこと、望んでたわけじゃないんだけど。

こういう「勝つ気あるの?」という試合をちょいちょい挟み込んでくるのは「カープあるある」。そう上手く行かないことは承知の助でしたが、やっぱりか。ずっと点を取る打線づくりを棚上げにしてきたので。

「今日から2戦連勝して、最終戦は一岡竜司の最後の登板を」計画は暗転。これは最後に喜ぶための伏線になるのか。
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