2023年8月19日

ファンも、森下も、末包を待っていた


8月19日(土)、巨人戦(マツダスタジアム)、6対3。

8月17日の床田寛樹とおそろいで、今日の森下暢仁、完封勝ち行くか? という8回、岡本和真の3ランが飛び出たが、8回3失点で7勝目。

5回には2塁打を打ち、野間峻祥のタイムリーでホームに還ってきた。森下が打つ日は、勝つ。床田が打つ日も、勝つ。投打ともに、この二人が呼応しあっているような爽快さが。

床田は10勝3敗、森下は7勝3敗、ともに負け数が少ない。落合博満さんは「エースとはチームを勝たせることができる投手。負け数が少ないこと」と話していた(黒田博樹は負け数多いエースでしたね、ポコン)。

二人はカープのエース。そんなこと今さらここで言わなくてもなのだが、新井さん、頭の中、アップデートしてね。「エース大瀬良に託す」とかまだ言ってないで。


2回、今日スタメンの末包昇大が、先制タイムリーの2塁打。よしよし、それでいいんだ、それで。

5回、森下の2塁打から、野間タイムリー。矢野雅哉ヒットからの2盗で、西川龍馬の2点タイムリー。4対0とリード。

6回には、デビッドソンのライナー性の13号ソロに続いて、末包の大きな3号ソロ。3塁ベースを回ったところで、赤松さんとジャンプしあっていたのが、素敵だった(とくに赤松さんが)。


9回は栗林良吏。久しぶりに、森下→栗林リレーを見ることができた。三者凡退で試合終了。栗林、10セーブ目。

今日、矢崎拓也が登録抹消。このタイミングでのリフレッシュタイム。栗林が復調してきたからこそ、矢崎に休みの時間を与えることができたんだと思う。

島内颯太郎も疲れが蓄積していますが、益田武尚もいますので。矢崎が留守の間、先発も、リリーフも、打線も(とくにこの人たち)、がんばろう。


ヒーローインタビューは末包と森下。

「暢仁(まさと)にも、最近ずっと、〈末さん、今日出ないんですか? 打ちますか?〉って言われてたんで、今日はしっかり仕事したいなと思ってました」と、末包。

森下も、末包に出てほしかったんだ、やっぱり。

ピッチャーにとって味方が打ってくれることがどれだけ大きなことか。選手の評価の方がよっぽどベンチよりフラットなんだな。

私も、ずっと末包に出てほしかったです(昨年からなっ。満塁ホームランを打ってもスタメン起用されないという理不尽)。

末包だって出たかった。ベンチが起用しないだけ。続けて打席に立ってこそ、生まれるものがある(何様? なにsummer~)。


「また(末包に)打ってもらいましょう!」と、珍しく観客を煽るような野太い声を出していた森下だが、ファンに向けての最後のメッセージで、「まだまだ勝てるようにチーム一丸でがんばります」。

おや、森下、今日は「優勝」という言葉を使わなかった。控えめになってた。

ところが、末包。「チャンスをいただけたら、しっかり結果を残せるように、まだまだ厳しい戦いが続きますが、みんなで優勝しましょう!」と、でっかい声で言った。

球場の盛り上がりと言ったら。みんな末包を、長打を、待ち望んでいたことの証。なぜか真逆を行くこと多しのベンチだが、末包を続けて起用してくださーい。
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