8月20日(日)、巨人戦(マツダスタジアム)、7対5。カード勝ち越し。
今日のお立ち台は、デビッドソンと、末包昇大と、堂林翔太。ホームランを打った3人全部呼んでくれた。
デビッドソンと末包は連日のホームラン。胸のすく思い。
1回、4番・西川龍馬の犠牲フライで先制。よし。これはよく見る展開。
でも、ここで終らなかった。5番・デビッドソンが2ラン。デビッドダーン。
2回、8番・末包昇大にも4号ソロ。今日も見られた、末包ジャンプ。軽やか~。はやってほしい(丸ちゃんポーズより、ずっといいと思う。丸自身に敵意はないです)。
5回には、7番・堂林翔太の3ランも出た。
思い起こせば、1週間前、柳裕也のノーヒットノーラン不成立の試合で、10回延長、堂林が決勝弾かと思われたホームランを打ったのだった。そのウラ、矢崎拓也が連続ソロを浴びて逆転されたという、ドラマチックなあの試合。
まだ1週間前の出来事だったとは。この1週間、連敗ストップ、阪神マジック点灯、床田寛樹の完封2桁勝利、矢崎拓也登録抹消・・・いろんなことがあった。
それらをごっそり持っていくようなホームラン攻勢。玉村昇悟を大援護。
いや、大援護というのは言い過ぎました。
4点リードの3回、矢野雅哉のエラーからの岡本和真3ラン。ちょっと点を取ったからと言って喜ぶのはまだ早い。
相手は、ホームラン数が130とダントツに多い巨人です(ヤクルト95、DeNA77、カープ74、阪神55、中日49)。
6回、岸田行倫と門脇誠のタイムリーで、2点差に。
6回には末包から大盛穂に交代させたベンチ。よもや4点リードで「勝った!」と思ったわけではあるまいな。まだ何が起きるかわからないのに。隙があるのを感じます。
玉村、6回途中5失点(自責2)。玉村の後を、大道温貴、アンダーソン、中﨑翔太とつないで、9回は栗林良吏が締めた。島内颯太郎とターリーがお休みできて何より。
ケムナ誠、戸根千明ら、時に不穏な空気をまとう選手から、アンダーソンがリリーフに加わり、森浦大輔も上がってきた。
益田武尚もいるし、層が厚くなりつつある。
ヒーローインタビューで、2試合連続のお立ち台の気分をたずねられた末包、「最高でーす」って言うのかなと思っていたら(そういう野手が多いので)、「みなさま、昨日ぶりでございまーす」。
スタメン起用についても、「一日一善じゃないですけど、出していただいたからには、最低限、仕事をしていきたいなと思います」。
プレイヤーは、面白いこと言わなくても、いいプレーを見せてくれれば、それが一番。野村祐輔の棒読みも、それでよし。
でも、いいプレーを見せてくれた上に、気のきいたことを言ってくれる選手は楽しい。
デビッドソンと末包の連日のホームランには胸のすく思い(もう1回言った)。
これまでの、田中広輔、會澤翼、大盛穂ら非力感香る選手のスタメン起用、上本崇司や菊池涼介の4番は何だったんだと思うほど。
末包はもっと早く出してほしかったが(デビッドソンは粘り強く起用していたが)、まさかまた隙あらば逆戻りするつもりじゃあるまいな。
カープベンチの固定観念を覆すくらい、使わざるを得ないくらい、活躍してほしい。