2023年8月18日

「替えがきかない」なんて言わないで


8月18日(金)、巨人戦(マツダスタジアム)、4対5。

DeNAがなかなか負けない阪神に勝ったというのに、もったいない試合になった。

3回、菊池涼介のタイムリー(からの2盗)。野間峻祥の打球を秋広優人とブリンソンが交錯、秋広が落球した間にもう1点。西川龍馬のタイムリーで、さらに1点。

戸郷翔征から3点先制した喜びからほどなくして、ドライチの新人・浅野翔吾の2ランで1点差に。

溌剌とした構えから、2階席に飛び込むデッカイ1発。浅野の全部を見ているわけではないけれど、隣の芝生なんだけど、いいなぁ。パワフルな若手。


カープ、今年のドラフトの1位指名候補も軒並み投手という話を聞くと、この現実をなんとも思ってないフロントにほんとにビックリしますわ。

ところで、6回、1アウト1塁2塁、浅野の打席で、代打・丸佳浩。

ホームランを打った選手を翌日スタメン起用しない監督はどこぞに二人ほどいたが、前の打席でホームランを打った選手を次の打席で代える監督がいるとは(何か事情があったのかもしれないが???)。丸は併殺、助かりました。

戸郷は6回3失点で降板(自責は1)。床田の最多勝ライバルの1勝を阻止したことだけは今日よかったこと日記にメモしておこう。


森翔平は5回2失点で降板。先発として、あともう一息。

7回、巨人側のフォアや暴投もあって、代打・堂林翔太のタイムリーで2点リードに。

6回から、勝ちパターンズが出動。栗林良吏、ターリーが無失点。

8回、島内颯太郎。坂本勇人フォア、岡本和真2塁打、秋広タイムリー、門脇誠タイムリーで、同点に。

9回、矢崎も、先頭打者の吉川尚輝に3塁打。岡本の2塁打で、勝ち越しされる。

優勝争いからはズズズと後退しつつあるが、ここまで張り詰めた場面を切り抜け、支えてくれたリリーフ陣。島内と矢崎に疲れが出ておかしくない時期。

そこは打線がカバーしてほしいのだが、そういう打線じゃないので。


昨日、途中交代の上本崇司が左半膜様筋筋挫傷で登録抹消。自打球が右ふくらはぎに当たった小園海斗はベンチスタート。

スタメンになるとヒットの出ない代打の切り札、松山竜平が4番。昨日、途中出場の矢野雅哉と大盛穂がスタメン。昇格した中村奨成はベンチスタート。

新井さんは、上本を4番に抜擢したとき、「オンリーワンの選手」と評価していた。今日、登録抹消になった上本を「替えがきかない選手」とも言っていた。

ミスした選手にネガティブなことを言わない新井さんは上に立つ人として、とってもいいと思う。が、こと上本への評価の語調が強くて、え~。


替えがきかない選手がいたら、試合は成立しないし。一人が出られないときは、別の一人が出て、試合は行われる。大谷翔平レベルならそういう表現も100歩譲ってもいいが。

体調不良で村上宗隆が登録抹消のヤクルトは、山田哲人やオスナだけでなく、若い選手も打点を上げて、勝った。主力の選手がいないことは勝てない理由にならない。

新井さんが監督になって、暫定2位までこれたと思う。でも、もし別の誰かが監督だったら(佐々岡さんじゃないですよ)、もっと違った選手を起用して、違ったチームになるんだろうな、と時々思う。そういうチームを見てみたかった。それが2位でなくても。

DeNAと巨人が迫ってきました。終ってみれば4位。ってのだけは避けてほしいところです。