8月1日(火)、DeNA戦(マツダスタジアム)、3対5。
連勝の後、連敗が続くというのはよくある話。そこにきっちり収まるカープ。
今日は不可解なことが2つ。1つは、阪神戦でひとり奮闘していたと言ってもいい小園海斗が、1番から7番に。
上本崇司が4番に置かれた時点で、打順って何? と打順の価値が崩壊しているカープ。下位に小園がいるのは相手にとって嫌なもの。上位がよくて下位がダメという単純なものではないとしても、打順はベンチが選手をどう評価しているかがくっきり出るもの。
今の小園が7番て。なんか、ちょっと嫌な、何かの力が働いているような感じがします。
実際、今日も今永昇太から2塁打。8回には、ライトへの打球を梶原昂希が目測誤り、タイムリー3塁打となった。勢いはそのまま。
1回、本日の1番・菊池涼介が今永の初球を先頭打者ホームラン。今季、今永から無得点だったカープにとっては、いいスタート。
と思ったが、後が、続か、ない。続く、続くよ、ロースコア体質。
今永はアクシデントがあったようで、5回途中1失点で降板。
6回、山﨑康晃から、坂倉将吾(お得意さま)と堂林翔太の連打で勝ち越し。
7回、九里亜蓮が戸柱恭孝にポテンヒット、京田陽太の送りバントで1アウト取ったところで、栗林良吏に交代。
なぜ、ここで? しかも、栗林と相性のいい楠本泰史の打席で? これが今日2つめの不可解。
楠本にきっちりタイムリーを打たれ、同点に。九里の勝ちも消える。それどころか、宮﨑敏郎と牧秀悟にもタイムリー。2点リードと広がる。新井さん、打たれても点取られても、交代せず見守る。
相性は馬鹿にできないと思う。山﨑と坂倉を見よ!
8回、堂林と小園の連打で1点返したが、9回、大道温貴がいきなりフォア(出た)。またしても宮﨑のタイムリーで、2点差は埋まらぬまま終了。
7月30日の阪神戦、ノーアウト1塁2塁のチャンスで、今一番当たっている小園にバントさせたカープベンチ。
この選択をした時点で、勝負終わったなと思ったが、ほんとに負けた。
試合後、「1、2塁でちゃんと(小園が)バントしてきてくれたからね、よかったよな、おーん。俺やったら打たしとったけどな(笑)。そらそうや。小園の方が怖かったね。打たれた方が怖かった」と語っていた岡田監督。(「サンスポ」)
やっぱりな!
相手が喜ぶことをやるカープ。佐々岡さんのときもそんなことがたくさんあった。そういうのを、解説者として新井さんは見ていたはずだと思うのだけど、なんで同じ轍を踏む?
10連勝は投手の奮闘あってのこと。こうもロースコア打線が続くと、投手の張り詰めた糸が緩むのは物理的に起こり得ること。
投手頼みで、投手に負荷をかけて、ベンチはこの路線で行くつもり?
今日、先発が左の今永にもかかわらず、中村奨成はスタメンから外れる(末包昇大は8番)。打席が与えられないのだから、信頼を得る機会が持てないという不条理。
逆に、一度信頼らしきものを得たことで、結果に関わらず起用され続けるベテランとの対比。
ロースコア体質と、この年功序列体質は背中合わせ。ここにメスを入れて(懇願)。