8月2日(水)、DeNA戦(マツダスタジアム)、4対2。
ずぶずぶ泥沼連敗にはまらず、勝ててよかった。
スタメンは昨日と変わらず、4番・上本崇司、7番・小園海斗、8番・末包昇大、中村奨成はベンチスタート。今の路線を変えるつもりはないんだな。
落合博満さんが監督時代の中日は「強かったけど面白くなかった」という話をよく聞く。
もう打順に何の意味があるのかわからなくなっているカープだが、4番・上本は面白くない。それで強いカープになっているわけでもない(それは上本のせいではない)。
「4番・上本」ではなく、「4番目・上本」と呼ぶことにした。これならまだしもこの状況が飲みこめます。
なかなか上手いこと言ったと思っていたら、この日、先制タイムリーでお立ち台に上がった上本が「いや、4番じゃないです。4番目ですから」と自ら言っていた。あー、先に言われてしまったー。
1回、菊池涼介が先頭打者ヒット。野間峻祥フォアで、上本がタイムリー。1点先制。
いつもの展開。ここまではいい。でも、また1点どまり。2塁3塁の残塁。今日もまた厳しいゲームになりそうな予感。
2回、小園が2塁打。今日も当たってます。そして、森翔平のショートゴロで2点目が。森、プロ初打点。
投手が打点をあげる試合は分がいいカープ。今日は行けるかしら? と、ちょっとのよい予感。
4回、森は、宮﨑敏郎、牧秀悟、佐野恵太、大田泰示に4連打。2対1に。でも、最小失点で踏みとどまった。
6回には、カープ戦に強い大和に粘られ粘られ、12球目に空振り三振。よくやった。5回の壁を超えて4勝目。
7回8回、ターリーと島内颯太郎が無失点リレー。よい流れに。
1点差で逃げ切る負荷から矢崎拓也をラクにさせてあげてほしい8回ウラ、野間がフォア。秋山翔吾がボテボテのピッチャーゴロで野間と入れ替わり、上本ヒットで1アウト1塁3塁。
坂倉将吾フォアで、満塁。代打・松山竜平が内野安打で、当たり前のように打てない時期があった入江大生から追加点。いいよ、いいよ。
なおも満塁。小園タイムリーで、4対1。小園、打率が2割4分とジリジリ上がってきました。もっとゆけー。
9回、矢崎はいきなりフォア。代打・梶原昂希のタイムリーで4対2に。8回に追加点があって、ほんとうによかった。
なおもフォアで、ノーアウト1塁2塁。ヒー。でも、桑原将志併殺で生き返ったー。関根大気打ち取って3アウト。よっしゃー。
新井さんは、上本を4番目に抜擢したとき、「チャンスメイクもできるし、つなげることもできるし、勝負強さもある。一試合の中でもいろんな打順をこなせるオンリーワンの選手」と話していた。ずいぶんと上本の評価が高いことを知らされる。
でも、上本は今日のヒーローインタビューで、またやった。
「西川龍馬、早く帰ってきてくれ、頼む」
「君がいないとほんとにやばいです」
野間がコンディション不良で登録抹消されていたときにも、お立ち台で「野間、待ってるよ~」と言っていた。
現場に出られない仲のいいチームメイトへのエールはこの場ではなく、個人的に伝えればいいこと。
いま、西川の登録抹消で、1軍に上がって、必死でやっている選手がいるのだ。1軍昇格をめざしている選手は他にもいるのだ。野間のときには、1軍昇格した中村貴浩が数少ないチャンスの中、奮闘していた。そんな選手たちに失礼だ。
今、上本は頑張っている。でも、こういうところを見るたび、やっぱり違うと思ってしまうのだ。