2023年4月23日

最後、雑な感じがした。取られて取っての試合を逃す


4月22日、DeNA戦(マツダスタジアム)、3対4で負け越し

取られては取り返す試合展開だったのに、最終的にはカープが雑に終った感じがして、悔しいというより、なんかつまらない気分になった。

玉村昇悟が先発。2回に2点先制されたものの、3回には菊池涼介の1号が、7回にはマクブルームの1号が出て、同点に。

その後も、ノーアウト2塁3塁で、坂倉将吾。浅いセンターフライで犠牲フライに届かず。うーん(物足りない)。それでも、代打・松山竜平のショートゴロで3対2と逆転。

8回、今度はターリーが佐野恵太にソロを打たれて、あっさり同点に。


ところが8回ウラ。菊池ヒット、上本崇司バント、捕手の山本祐大がボールをこぼしたすきに、秋山翔吾振り逃げで生きて、1アウト1塁2塁。マクブルームがフォアで満塁。

取られて取っての今日のゲーム、まだ見せ場が残っていた。なんだけど、西川龍馬ゴロで2アウト。ううう。打席は7回ウラの代走から守備についていた矢野雅哉。

ここで代打は出されなかった。矢野もファウルで粘ったけれど、力及ばず。

矢野が打ってくれたら一番よかったが、誰が出たら期待が持てるんだという控えの布陣ではあった。

ここまで大きな野手の入れ替えなし。こういうとき、送りだしたい選手を揃えてほしいのだ。開幕からずっとこのつまらなさ、続いてる。


で、同点の場面で、9回、栗林良吏を送り出す。矢崎拓也もいますけど?

延長戦はしないぞ。9回ウラで決めるぞって意志なのかもしれないが、緻密さに欠けるというか、意気込みだけで試合を進めようとしているカープベンチがつまらなかった。

栗林、やっぱり本調子じゃない。楠本泰史のライト前ヒットを野間峻祥がもたついて、勝ち越しタイムリーに。

4月2日、神宮でのヤクルト戦で、打球を握り損ねた上に焦って暴投した野間。また慌ててこんな・・・。この雑さにも気持ちがしらむ。

そしてマツダスタジアムに強いクローザー、山﨑康晃を出す状況を作ってしまった。


4月20日の阪神戦、新井さんは直々にマウンドに向かい、アウトの取れない栗林に「おまえで打たれたら本望。思い切って腕を振ってこい」と声をかけた。その後、栗林はなんとか乗り切って、チームは勝った。

あのときの新井さんの行動には感動した(佐々岡さん時代にはなかった)。高津監督みたい。

今回も、栗林には今の状況を乗り越えてほしいと、配置転換や休養は考えていないもよう。(「デイリースポーツ」)

「絶対的守護神」という言い方、あるけれど、絶対なんてないから。「うちの守護神は栗林」にとらわれる必要はないと思う。

栗林で落とした試合、すでに3試合。これは精神論でなく、コンディション(体)の問題だと思う。客観的に状況を見てほしい。それは信頼とは別の問題と思う。そういうとこもつまらなく感じたんです、今日は。