2023年8月16日

野手のみならず、投手まで年功序列はやめてほしい


8月15日(火)、阪神戦(マツダスタジアム)、7対6。連敗止まった。

9回、矢崎拓也。いきなり下位打線に連続ヒットでノーアウト1塁2塁。ひ~。ここで近本光司を併殺、中日戦でのサヨナラ負けの余韻を消す。

しかし、中野拓夢タイムリーで1点差。今日、4安打の森下翔太が打席にという展開。しかし、最後は空振り三振、やりました。

それにしても阪神の1・2・3番=近本・中野・森下、こわい。今日も1回、2点先制。直後、カープは同点に追いつくも、4回、また3点取られて突き放された。

三連覇時代、田中広輔・菊池涼介・丸佳浩が機能していたように、優勝するチームには(まだしてないけど)こういう並びが出てくるのですね。


小園海斗が初の3番。これまで1番や2番で打っても、後に返せる人もなし。3番、よかったのでは?

1回、野間がフォアで出て、小園が同点2ラン。6回には、前回の対戦で付け入る隙のなかった島本浩也から、勝ち越しタイムリー(西川龍馬にもタイムリー)。

いま、カープ打線を引っ張っているのは小園。実質、チームリーダー。この日、お立ち台でも、森下暢仁のように、「優勝」という言葉を口にした。

今日はカープ10安打(阪神12安打)。5回には、西川と代打・會澤翼のタイムリー。6回、デビッドソンの12号ソロも出た。


勝ててよかった。でも、スタメン見たときには、菊池に野間に上本崇司・・・また「私のなじみを中心に組み立てました」というオーダーに、もうおなかいっぱい。

4回には、2アウト1塁3塁で代打・田中広輔(空振り三振)。このところの打席を見て、田中に託す意味がわからない。

2019年、7月8日の中日戦、野間1番で始まるスタメンを、当時の緒方監督は「理想のオーダー」と口走った。あのときのような無力感。


その点、投手は「打たれた」「抑えた」の結果がはっきり出る。まだ入れ替えがそれなりに行われている方。

と思っていたが、8月5日、巨人戦で好投した玉村昇悟を翌日抹消。8月13日、中日戦で好投した遠藤淳志も翌日抹消。

ローテ上の計画が何かあるのかもしれないが、ヤクルトの高津監督方式でゆったり登板を意図しているのかもしれないが、若い選手のモチベーションが下がるようなことばっかり(選手に説明した上で抹消してはいるだろうけれど)。

それなのに、続けて大量失点の大瀬良には「(元)エース」という言葉を持ち出し、大事な阪神との直接対決を任せる。新井さんの思いが空回りしている。

野手だけでなく、投手までも年齢(過去の実績)重視とは。つまらーんを通り越して、ちょっと気持ち悪くなってきました。だからこそ、なじみでない小園の活躍は痛快です。


本日の大瀬良。1回、先頭打者の近本ヒットから、森下の先制2ラン。またかぁの脱力感。

直後、同点に追いついてもらいながらも、3回、また近本ヒット、中野と森下の連続2塁打で、2点勝ち越しされる。佐藤輝明にもタイムリーで2対5。4回5失点で降板。

想定内だったので、大瀬良に怒りは覚えず。選手の状態を見ず起用するベンチこそに怒り、ドーン!(机叩く音)

登板間隔をあけても(あけたから?)この仕上がり。今、大瀬良をマウンドに上げるなら、玉村を、遠藤を見たい。

それでも、打線が追いつき、大道温貴、ターリー、栗林良吏、島内颯太郎、矢崎が、見事な無失点リレー。とりわけ、8回島内、9回矢崎の踏ん張りにはくるものが。

明日は大竹耕太郎。一度、見たことのかなった景色を見せてもらえまいか。