2023年8月11日

連敗はそのうち止まる、でも体質が変わらないと


8月10日(木)、ヤクルト戦(神宮球場)、13対3。

連勝の後、連敗が続くのはプロ野球あるある。エースだって、年に一、二度くらいは大量失点の日がある。どんな名手でも時にはエラーする。

この3つが、まさか防御率1位の床田寛樹の日に同時に起こるとは。

1回、ノーアウト1塁2塁で、山田哲人がショートゴロ。矢野雅哉の送球を菊池涼介があれ? の捕球ミス。

ここから怒涛のようにヤクルトが得点。床田は1回7被安打(サンタナの3ラン含む)。


菊池のエラーは手痛い引き金になったが、こんなに1アウトを取るのに苦労している床田、初めて見た。37球投げて、やっと3アウト。

野球って、面白い。絵に描いたように悪い流れが止まらない(面白ないわー)。

すでに1回が終らぬうちから、「明日から涼しいバンテリンドーム。切り替えて行こう(ん? どこかで聞いたな)」と、気持ち立て直しました。

床田は3回7失点(自責は5)で降板。


どんより始まった試合だったが、一服の清涼感があったのは、益田武尚。今日、1軍昇格で、プロ初登板。

2戦続けてマルチ失点の河野佳が今日、登録抹消。抹消されると思ってはいたが、カード途中での入れ替えはほぼないカープ。ここは見直した(というか、もっとやれ~ぃ)。でも、それくらい危機感があるということなのだ、きっと。

益田は4回、村上宗隆、サンタナ、中村悠平を三者連続空振り三振。5回も三者凡退。

7点ビハインド、差し迫った場面ではなかったけれど、痛快だった。なんか投げるのが楽しそうに見えた(プロはそうでなくては)。楽しみが一つ増えた。


ここから仕切り直し。流れを変えてと期待した6回、西川龍馬と代打・デビッドソン、堂林翔太の連打で、1点。完封は免れた(が、1点どまり)。

それどころか、6回ウラ、中﨑翔太が2アウトから、2失点。

7回には戸根千明がいきなりフォア2コ、塩見泰隆のタイムリー、村上宗隆の3ランで、4失点。この道は~、昨日来た道~。頼むよ・・・。

8回、大道温貴は三者凡退。こんなところで、12点ビハインドで、大道出したくなかった。というくらいの存在になってきた。


9回、途中出場の大盛穂が、今野龍太から、今季1号の2ラン。小さな喜び。でも、先発のピーターズは今日も攻略できなかった。この道通るの何回目?

1回、手痛いエラーをした菊池。2017年WBC準決勝のときみたいな、エラーを取り返す打席はなかった。

こんな試合だったが、大盛の2ランの後、小園海斗がヒットで続き、代打・松山竜平。10点ビハインドでも、神宮のカープファンの応援は大かった。

最後まで少しでもいいプレーが見たいという気持ちが直球で伝わってきて、くるものがあった(松山はセンターフライで3アウト)。


連勝の後の連敗はよく見かける光景。そのうち終る。横殴りの雨がやむのをじっと待つ気分。晴れ乞い(雨乞いの逆)じゃないですよ。野球は負けたり勝ったりするスポーツ。

それでもな。開幕から、ベテラン・中堅はフリーパスみたいな選手起用をずっと続けてきて、打線のテコ入れをしてこなかったツケが回ってきている気がして、同情できない(ベンチには)。

カード途中で益田を呼んだように、連れてきてほしい若手は野手にもいます。

そもそも、球団が、長打を打てる打者をドラフトで取らない。勝つためのチームづくりをするつもりがない。この長雨はやみそうにない。晴れない。
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