2017年12月21日

どんな仕事でもきっと誰かが見ていてくれる

全国の天気予報の時間に、つい広島の天気を目で追ってしまう……などなど、ここ数年、カープを応援するようになって、生活の中で訪れた変化がいくつか。

週刊 ベースボール(以後、『週ベ』と愛称させていただきます)を愛読するようになったことも、そのひとつ。

特集記事に注目選手へのインタビュー、各チームの近況からテクニカル&用具の解説、さらに独立リーグや女子プロ野球のコーナーまで。毎回、さまざまな記事が集まっていて、雑誌ならではの充実っぶり。

シーズン中は話題に事欠かないと思うのですが、オフはオフで何かしら特集記事が組まれ、オフであることを忘れてしまいそう。

連載コラムも多彩で、読み応えあります。
野村克也さんのコラムもその一つ。

12月8日、野村さんの妻でありタレントだった、野村沙知代さんが亡くなられました。ふと、野村さんのことを想い、こんな大変なとき、雑誌の連載も休んでくださいって気持ちになりました。

今週、水曜日に発売された『週ベ』を開いてみると、野村さんの連載がしっかり掲載されていました(沙知代さんが亡くなったことにも真っ先に触れていました)。プロだ。と、思いました。



野村さんがヤクルトの監督になる前、解説の仕事をされていたときのエピソードを雑誌で読んだことがあるのですが、それがとても素敵だったので、ここでご紹介します。

“ 引退してからは高卒の俺が他球団で監督なんてできるわけがないと思って、日本一の評論家になろうとテレビ解説を頑張った。
そうしたら、ヤクルトの相馬和夫球団社長が訪ねてきて、「いつも解説を聞いていたけれど、うちの選手たちにもそれを教えてほしい」 なんて言ってくれたんだよ。
「来年、即優勝しろと仰るならできません」と言ったんだけど、「5年かけてでもお願いします」と言うんだ。
理解のある社長だったよ。
監督をやりたいと思っている元選手は、解説でもどんな仕事でも頑張ったらいい。
誰かが見てくれているから。”
(『 Number 』889号)

今回の記事のタイトルは、あるグラフィックデザイナーが、先輩デザイナーから言われた言葉として、どこかで紹介していたものです。

どんな仕事でもきっと誰かが見ていてくれる。
「だから手を抜くな」という言葉が続いていました。

今週のコラムで野村さんは、野球の仕事に携わっている自分と同世代の人はほとんどいないのではないかと書かれていました。
毎週の連載からも、野村さんの野球に対する現役感を感じています。
ファンもちゃんと見ています! と、伝えたいです。



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