大相撲初場所、栃ノ心が初優勝を飾りました。
4場所連続の休場から復帰した横綱・鶴竜に久しぶりの優勝をと応援していたのですが、栃ノ心の力強い相撲も心に響くものがありました。
当初、連勝を続けていた鶴竜に、充実したものを感じていました。ところが11日目に初黒星がついたあと、まさかの立て続けの3連敗(つごう4連敗)。
1敗したあとの2連敗した取組を見ましたが、その負け方が、勝つ気持ちが伝わってこない、力の途切れたような様相で、おどろく。しかも、立て続けに。迷いに入り込んでいるのが、はた目に見ていても明らかな感じ。
野球でも、この調子で行けば今日は勝てるぞ……と期待していたゲームが、ちょっとしたきっかけで流れが相手に渡ってしまい、見る見るうちに暗転することがある。
今場所の鶴竜も、一度起きた流れに逆らうのがとても難しそうだった。久しぶりの復帰で、体力的な問題もあったのかもしれないのですが。逆に、勢いにのった栃ノ心の流れを誰も止めることができなかった。
勝負は何が起こるかわからない。流れを止めることは難しい。
相撲は9回までないけれど、一日一日の勝負の中に流れを感じた。まるで野球のゲームを見ているようだった。
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