2021年1月1日

森下の2021新春インタビュー、ここがよかった


日付変わって、2020年1月1日となりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて元旦に、「今年もカープのブログ続けるの?」と夫が言うではありませんか。

「続けますよー」と答える私に、ちょっと意外そうな顔をする夫。

そりゃそうだ。昨年、一昨年と、不甲斐なかったカープを思えば、応援する気持ちがまだ残っているのかと思われても仕方あるまい。

たしかに、緒方監督のかたくなな采配から漂った閉塞感、佐々岡監督の考えなしな采配からわきあがってきた無力感を経験して、カープを応援しなくなる日が来ることもあるかもしれないと思ったときもありました。

そういう監督を起用することも含め、球団の姿勢・方針に絶望的な気持ちになることもありました。

でも、「そういう背景をはねのけて、いいプレーを見せてくれる選手」を応援したい気持ちはまだしっかりあります。


そんな選手の一人が、森下暢仁。森下の新春インタビュー記事がよかったです。(「日刊スポーツ」)

なかでも、目にとまったのが、東京オリンピックについて問われ、「そこよりかはまず、開幕で投げたいなという気持ちの方があります」と答えていたこと。

オリンピックに思い入れを持つ選手もいるでしょう。それは個人の自由。でも、オリンピックの野球より、リーグの優勝争いが見たい。

「新人賞をとりたい」ときっぱり言い放って、実際にとった森下。この負けん気の強さは、弱気な今のカープにとっても貴重。


「同じことをしっかりと繰り返しできる投手、積み重ねていくことができる投手がすごいと思います」という言葉もよかった。

昨年、俳優の石黒賢さんがこんな興味深いことを話していました(「人生最高のレストラン」というトーク番組にて)。

ピーター・フォークさん(刑事コロンボね)に会う機会があったとき、石黒さんは「ハリウッドで成功するために必要なことは?」と、直球でたずねたそうです。

返ってきた答えは、「同じ芝居をできること」。様々な角度、シチュエーションで撮影されるからこそ、「何度も同じことができるスキルが必要なんだ」と。

石黒さんは、「半沢直樹」で競演した堺雅人についても、それを感じた、と。いろんな角度から撮る監督。何度も同じシーンが繰り返されても、そのつど、堺雅人さんは高いテンションをもって、ぶれない演技を続けていたそうです。

スキルとエモーション。森下にもぴったりの言葉だ。


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