2020年11月2日
森下暢仁、丈夫な身体とかしこい頭を持つ男
11月1日、中日戦(ナゴヤドーム)。0対3で、森下暢仁10勝目。
明大時代の先輩・柳裕也との投げあい。投手戦でもあり、拙攻戦の側面もあった。
2回、カープはワンアウト満塁の場面で大盛穂がタイムリーで1点先制。なおも満塁のチャンスで、田中広輔と鈴木誠也が連続見逃し三振。ここで確実に勢いが途切れた。
5回、ツーアウト1塁3塁で、西川龍馬ボテボテのピッチャーゴロ。松山竜平もゴロ。追加点がなかなか入りません。
解説の権藤博さんは「チャンスで援護がないと投手はガックリくるものなんですよ」と何度か言っていましたが、普通はそう。
でも、カープファンは知っている。森下は、もうそういうの何回も経験してきてますから、と。でも、持ちこたえられず崩れたことはない、と。並みのピッチャーじゃないんだ、と。
7回、柳が続投。
鈴木が2塁打。松山が申告敬遠。ここで坂倉将吾がタイムリーで1点。武田健吾の悪送球でもう1点(ここで柳はマウンドを降りる)。0対3、森下、少しラクになれるか?
7回、109球の森下。今日はここまで? ところがどっこい、8回も続投。
1点差なら不安要素は大きいが、ここは3点差。3点差もカープにとって安全圏ではないが(勝負に安全圏などないが)、前回135球も投げている。今はいいけど、森下が壊れないか心配だ。
このときのベンチの様子は見ていないのですが、ここでも佐々岡監督は森下に意志確認したのでしょうか。
10月17日の中日戦では森下に続投の意志は確認せず、7回で投了させた佐々岡監督。その後、リリーフ陣が打たれ、痛い逆転負け。
それは佐々岡監督にも悔いとなって、反省となって、10月24日のDeNA戦では森下と話し、続投の意志を確認し、完投させた。
意志を確認するのは悪いことではない。でも、毎回同じことをすればよいものでもない。ピッチャーに「もう1回行くか?」と聞けば、たいてい「行きます」と言うのでは? 森下なら絶対言う。
意志を確認したからOKというものではあるまい。自己責任なんだからって、まるで今の政府のよう。
8回を無失点で抑え、防御率が1点台になり、森下の充足感を思うとすべて否定できない気持ちにはなるが、ここは佐々岡監督には森下の身体を守ってほしかった。マネジメントとディレクション、それが監督の仕事。