2022年1月7日

そんなにみんな、野間に期待しているのか


昨年11月、NPBは、「今年のプロ野球は観客数制限なしでの開催を目指す」と言っていましたが、楽観的だなと思って聞いていました。

ここにきて、新型コロナの感染者数がまた増えてきて(あれだけ人出が増えてるんだから、予想通りのこと)、観客数はどうなるでしょう。

人数制限してもしなくても、当面は引き続き、声を出しての応援はナシなんでしょうね。


単なる習慣の問題かもしれないけれど、拍手だけの応援って、クラシックコンサートやテニスならいざ知らず、野球に似合わない、馴染まない、いまだに居心地悪い。

やっぱり球場には歓声が似合う(野次も)。とくにマツダスタジアムには!

菊池涼介が「日刊ゲンダイDIGITAL」の新春独占インタビューで、昨年の東京オリンピックについて、こんなふうに語っていました。

「無観客でシーンとした空間の中、真剣勝負をするのは難しかった。一見、満員の方が重圧がかかりそうですが、声援だったり、一球一球の盛り上がりを相手がプレッシャーに感じてくれれば、後押しになる」


マツダスタジアムでのカープファンが相手チームに与えるは、かなり強力だったと思います。そういう話はよく耳にもしました。

カープの昨年と一昨年の低迷は、球団や監督・コーチ陣の展望と力量のなさから出たサビが大きな原因の一つだと思うのだけど、応援制限があって、マツダで相手チームにプレッシャーをかけられなかったことも、けっこう大きかったんだろうな、と。

プロ野球は客商売。お客さんに楽しんでもらう仕事。球場だけでなく、中継を通して見ているお客さんもいる。プロならば、そこまで想像を働かせて、お客さんの数に関わらず、いいプレーを見せてほしいと思うばかり。

さて、菊池は「誠也がいないから弱くなったとは言わせません」と、心強いことも。そう、カープ、選手はいいんですよ、選手は(もう首脳陣は置いとこう)。


で、鈴木誠也の後釜としてあげたのが、野間峻祥。

「もともとポテンシャルは高い。センターの守備範囲が抜群に広くて、ほかの選手とは全然違うので、セカンドにいて安心感があります。今年こそ出てこないとダメ。僕はずっと野間の覚醒を待っているんです」

一緒にプレーしているチームメイトからこんなこと言ってもらえるなんて、しかも菊池から。野間かぁ。そうか、そうなのか、野間の評価はそんなに高いのか。

今年の選手会長が野間というのは、佐々岡監督続投と同じくらい気分が盛り下がりましたが、「野間を選手会長に」と佐々岡監督に進言したのが大瀬良大地と聞いて、これまたびっくり。そうか、そうなのか、野間かぁ。


野間からは「なんかやってくれそう」な感じが伝わってこない。顔の造作がどうこうではなく、そういうの、面構えに出ると思ってますから。

身体能力は高いかもしれないが、ほんとうに力があるのなら、もう飛び出している気がするが。遅咲きの花、なの?

野間、どこまでみんなから見守られてんねん。いろんな人の支えがもちろんありつつも、プロっつうもんは、自分で出てこんかーい。まだ本気出してないだけ、なんて言わせないぞ。
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