東京オリンピック・日本代表の舞台裏に密着した「侍たちの栄光〜野球日本代表 金メダルへの8か月」(NHK、1月8日放送)、見ました。
とりわけ、稲葉監督・コーチ陣による最初のメンバー選考会議は、どの選手がどう評価されているのかがストレートにわかり、興味深かった。
森下暢仁や栗林良吏、菊池涼介らは真っ先に名前が挙がっていて、誇らしいような嬉しい気持ちに。
他にも、随所に楽しみました。
脇腹をいため、出場が危ぶまれた柳田悠岐。代表選手は24人、代わりがいない。
「もしもの場合、センターを守れるか」と、コーチから打診された鈴木誠也。「大丈夫です。G.G.佐藤さんみたいになったら許してください(かばってください」には、笑った。いい、誠也。やっぱりいいわ〜。
声出しする坂本勇人に「カッコイイ!」、自嘲まじりのや田中将大に「そんなことないっす!」「ナイスボイス!」と盛り立てる村上宗隆。ムードメーカーなのは、ヤクルトでだけじゃないのね。
栗林良吏はコーチに「くりりん」と呼ばれてました。
先日、先生にとって、卒業アルバム作りが負担になっているという話がテレビで紹介されていいた。
保護者から「うちの子の写っている写真が少ない」とクレームが来るので、不公平感が出ないようにするのに一苦労だとか。そこで、それを解消するための、顔認証する写真選びのアプリが開発されているとのこと。
大変だ。この平等意識、ほんとに厄介だ。
日本代表の記録を100分にまとめるには、どうしても削ぎ落とす作業が必要になる。活躍・注目された選手にどうしても比重が傾く。卒アルじゃないから、参加した選手を満遍なく取り上げることはできない。それが編集というものだ。
でも、わき腹いためた柳田のエピソードに結構な時間を割いていた。
甲斐がブルペンに自ら直接電話しているシーンも入れてほしかったな。森下が決勝で点を与えなかったことも。とかとか、あれこれ思い浮かんだりして、ちょっとばかし親御さん気分に。
限られたじかん、できる限り、選手を取り上げるようにという配慮は感じました。
でも、たとえば投手なら、試合で投げているシーンを一瞬でも入れてほしかった。
練習中、大野雄大がマー君と談笑しているシーンもいいが、山﨑康晃が試合を終えバスから降りてくるときの笑顔もいいが、短くともしっかり中継ぎで抑えたワンショット、効果的に入れてほしかった。
この番組は、昨年、12月4日にBSで放送されたもので、本日、地上波でオンエア。この野球のない季節に嬉しい放映でした。
野球の水分がとんでしまってる体に、脳に、野球がしみわたる〜。