2019年11月19日

意外な事実・賑やかな応援でよかったんだ


野球の国際大会を見るとき、ちょっと気になる各国の応援スタイル。

今回のプレミア12では、オープニングラウンドでの台湾の、鳴り物ありダンスありの、一体感ある応援が耳に残りました。甲子園(高校野球)の応援に近いものがありましたね。

たとえばアメリカでは鳴り物の応援はないのがスタンダード。

そういう習慣の国の選手たちには、日本や台湾のにぎにぎしい応援は、「集中力がそがれる」「うるさ〜い」と感じる人も少なくないのではと、ときどき気になります。

日本の選手にとっても、集中力がそがれることもあるのでは?と思っていたのですが、今回のプレミア12の中継を見ていて、意外な話を知りました。

17日、韓国との決勝戦の8回をわずか8球でしとめた山本由伸。その山本が登板しているとき、アナウンサーがこんな山本の談話を紹介していました。

韓国の攻撃のときには(韓国はアウェイなので)静かで、投げているとき集中力を失いそうになる、と。

そう言えば、別の日の中継では、坂本勇人が「静かだと守りづらい」と話していたと、アナウンサーが紹介していました。



そうなのか。でもそうかもしれない。高校時代から、ドンチャカにぎにぎしい応援の中、ずっと野球をしてきたんだもんね。そっちの方が慣れ親しんだ環境なんだもんね。

それにしても、静かな方がかえって集中しづらいとは、予想外でした。

でも、日本の選手には思いっきりにぎにぎしく応援していいんだともわかりました。

文化というか、習慣の違いをくっきり知らされました。

たとえば、小京都と呼ばれるある城下町の商店街を歩いていたときのこと。落ち着いた町並みにそぐわないBGMが大きな音でスピーカーから流れていたことがあって、ここは音がない方がいいのになぁと思ったことがあります。

静けさを大切にした文化もあるけれど、静けさを嫌う文化というのも、今の日本の一面にあるのかなと思ったのでした。


 来てくださってありがとうございます
 にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ

スポンサーリンク


〔関連記事〕

台湾で見る野球
鈴木誠也、チャンスで打つ打つプレミア12。
鈴木誠也、プレミア12で納得のMVP。