2021年2月5日

開幕投手は九里亜蓮か森下暢仁か。そして冬のアスリートたち。


2月4日のキャンプで、九里亜蓮がブルペンで347球の投げ込み。「ニュースウォッチ9」(NHK)のスポーツコーナーで、湯気の出そうな男前が大写しに。

これまで、言われたところで先発でも中継ぎでも投げるタフさを見せてきた九里。ほんとうに身体が強い。4日目にして347球て。土台が違う。これは授かりものですね。

九里の開幕投手立候補宣言、じつは私、ちょっと驚きました。

昨シーズン、空回りすることもあった熱投から、地に足ついた熱投へ。自身初の規定投球数に達し、一つ上のステージに上った感があった九里。

これまで以上の充実感と手ごたえ感じて、開幕投手宣言したのだろうと見る側にも気迫が伝わってくる。九里が開幕投手宣言するなんて、一年前は想像のつかなかったこと。


「よーいドン!」でいっせいに一直線上を走ってタイムを競うのとは違って、相手投手との巡り合わせ、打線の援護が影響する世界。一概に勝ち数だけで投手の成績を評価できない。

それでも、昨年の森下暢仁の勝ちを引き寄せる投球、負けない投球を見ていると、私の中ではシーズン中から、「2021年の開幕投手は森下」だった。

昨シーズン、とくに後半に差し掛かってからの心技体の強さには、なにか格の違いを見せつけられた気持ちになった。

手術明けの大瀬良大地を含め、コンディションのよい選手が選ばれることになるのだろうけれど、湯気たちのぼる熱い九里、涼しい顔して一線級の負けず嫌いの森下、誰が初日のマウンドに立つのか。


プロ野球のキャンプ情報の後、番組は冬のオリンピックの話題へ。北京オリンピック、もう来年なんですね。冬の競技のアスリートたちに、オリンピック(開催)についてインタビューしていました。

フィギュアスケートの羽生結弦は、新型コロナの状況を見て「オリンピックをやっている場合じゃない」と、冷静に語っていた。

1月28日のブログ記事にも書いたけれど、こうしたフラットな考えを聞くと、グッときて、ホッとする。

さらに印象的だったのが、ノルディック複合の渡部暁斗。

「スキーが好きで、上手くなりたいとやってきたのが、いつのまにか金メダルをとるのが目的になっていた」

「北京大会がなくても別にいい?」と聞かれ、「なくてもいいです。なくてもいいし、あったら嬉しい」と、肩の力が抜けた自然な答え方。スポーツと向き合っている姿がとても素敵だった。


体操の内村航平は「できないじゃなくて、どうやったらできるかを皆さんで考えて、どうにかできるようにしてほしい」と語っていた。

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森善郎会長と同じようなことを。

同じ言葉を使っていても、競技にかけてきたアスリートと、利権がからまる組織のトップとでは、同じようには響かないが。

「オリンピックで金メダルがとれたら死んでもいい」というオリンピックにかけてきたアスリートの心情を聞くたび、ふつうの人にはなかなか理解しづらい世界があるのだろうと、おそるおそる思っていた。

でも、渡部暁斗の言葉は、人として共感できた。そういう世界もあるのかと感動した。いいもの見ることができてよかった気持ちになった。


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