2021年6月22日

監督・コーチは選手の大事な時間を預かっているという自覚はあるのか


6月21日、堂林翔太が登録抹消。

正直ホッとした。あまりに遅すぎるはからいだけど。

「活躍してもらわなければ困る選手」と言いながら、ずっと堂林と田中広輔をベンチに塩漬けにしてきた。ほんとうに活躍(復調)してほしいと願っているのなら、なぜ2軍で調整させないのかとずっと思っていた

「ひどい試合」の代名詞になりそうな6月19日のDeNA戦。9回裏、8点の大量リードを1点差まで詰め寄られたあの試合。

交流戦が終わって、打線が動き出したカープ。この日も毎回のように得点。その中、9回最後の攻撃で、林晃汰の代走に田中が、坂倉将吾の代走に堂太が出てきたとき、無理にピースが嵌め込まれたような、いやな感じがした。ここで出てくる人たちじゃないだろう、と。

しかも、堂林は9回裏、守備固めでファーストにつき、エラーした。そこから怒涛の失点劇が始まった。


打撃で活躍してほしい選手を代走の場面で出す。ほとんど打席にも立てず、守備にもつけず、どうやって復調しろと言うのだ。間違った愛情で選手をかこっているような状態。これが選手のためになると思っているのかと、これまで以上に腹が立った。

遅すぎるけど(ほんとうに遅すぎる)やっとベンチが動いた。

田中にもそういうチャンスを与えるといいのに。出番のない1軍より、2軍でたくさん打席に立って、調子を整えてもらった方が、本人のためにもチームのためにもなるのに、

重用されているようでいて、じつは活躍の機会を奪われている。田中の野球人生をなんだと思ってるんだろう。こんな妙な特別扱いのままでいいの?(田中もそれでいいの?)


さすがに最近、小園海斗はスタメンとして定着しつつあるが、もっと早くこの場を与えてよかったと思う。中村奨成はまだまだ不遇。

以前、このブログでも書いたけれど、小園や奨成のような、華のあるスター選手を、カープベンチがどう扱っていいかわからず、うまく判断できていない気がする。ベンチの器の小ささを感じる。

同じスターでも、メジャーから復帰した黒田博樹や、一球品と評価が定まっている森下暢仁のような選手に対しては、監督・コーチ陣も安心してリスペクトの気持ちをもって接することができる。

でも、自分より才能あるこれから活躍するであろうスター選手とちゃんと向き合えていない(佐々岡監督はボーッとした人なのでよくわからない)。


監督やコーチは選手の大切な時間(活動できる期間)を預かってる身。とくにここ3年ほどのカープを見ていて、そう思う。それは、選手の限られた時間を大切に扱っているように思えないから。

選手の力量を見極めて、適材適所の起用ができるかできないかで、選手の運命も変わる。選手自ら切り拓く力も大切だけど。

林晃汰もファンの間では「1軍に」という声も出ていたが、なかなかベンチは動かなかった。新型コロナの影響がなかったら、活躍の場面はずっと後になってたかもしれない。

でも、小園も林も、与えられたチャンスに応えて、主軸にすわりつつある。

目の前の試合を勝つための采配だけでなく(それさえも出来てないんだけど)、選手を活かす視野の広さと器の大きさがほしい。

もう、見る目・育てる腕のない人ばっかり。途中解任どころか、総辞職してほしい!


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