5月19日、巨人戦(東京ドーム)、2対10。たくさん点を取りました。
今日は中村奨成の日と呼びたい。
スタメンを見て、タイムスリップしたかのようなオーダーにまた諦観の笑いが。田中広輔が今日も1番。打率1割台の1番て。3番には打率2割の長野久義、6番は堂林翔太、7番は野間峻祥。昔の名前で出ています。
そして、今日は九里亜蓮の日。ところが、キャッチャーは中村奨成。
おぉ。思い切ったこと、ベンチもやってくれるじゃないか。いえ、このときまだ坂倉将吾が新型コロナのため大事をとってベンチ外だったことを知らなかったのです。
2回、1塁2塁の場面で、早速、奨成。ここは凡退に終わる。まだ序章です。
4回裏、岡本和真がソロで、巨人が1点先制。
4回裏、岡本和真がソロで、巨人が1点先制。
5回、奨成がヒットで出塁。羽月隆太郎のタイムリーでホームベースを踏んで帰ってくる。
若鯉がビチビチはねて、1対1。いま、カープを動かしているのは若鯉なのだという象徴のようなイニング。
6回、クロンフォア、堂林ヒット、野間フォアで満塁。ここで奨成が、ここぞの場面で2点タイムリー。プロ初打点。よっしゃーーー。
九里がバントで送って2塁3塁。ここで、リーグトップ5勝無敗だった髙橋優貴がマウンドを降りる。よっしゃー。
田中が続いて2点タイムリー。鈴木がタイムリー。クロンが満塁ホームランで、一挙9得点のビッグイニングに。この間、巨人はピッチャーを3人交代させる事態に。
追加点はいくらあってもウェルカム。クロンの満塁打も気持ちいいが、ここぞの場面で最初に打った奨成が大きかった。
6回裏、丸佳浩のタイムリーで2対10。
6回裏、丸佳浩のタイムリーで2対10。
9回裏も九里が続投。打撃好調のウィーラーに今日は仕事をさせませんでした。
最後は、重信慎之介のライトフライを、曽根海成が帽子をとばして回転レシーブみたいなスライディングキャッチで3アウト。終わり方も素晴らしかった。曽根、カッコイイぞー。
初マスクの奨成をリードしながら、九里完投、奨成も完走。この九里の姿にも感慨深いものが。立派になられて。
リーグトップタイの5勝目。ほんとなら7勝くらいしててもおかしくない投球を続けてきた九里(援護が、援護が)。よそさまのチームも、そんなにザクザク勝っているわけではないのですね。
ヒーローインタビューは奨成。すがすがしい。10代のころより、いい顔になった。声も落ち着いていて好感持てる(落ち着いていないのは羽月。が、羽月は羽月で好感持てる)
甲子園のスターで、ドライチに。でも、その後は怪我にも見舞われ、平坦ではなかった。まるで苦労人のような表現をされるが、まだ21歳。
奨成、坂倉、石原貴規と、捕手王国になるのでは、カープ。會澤先輩を昔の名前で出すのはもうやめよう。
今年は開幕から、打席に立つごとに(毎回とは言わずとも)、結果を出してきた奨成。だがしかし、出ししぶってきたベンチサイド。
なぜ出さぬ、もっともっと。と、ずっと思ってきた。
新型コロナでたくさんの選手が出場できなくなった状況で、やっとスタメンでキャッチャーとして起用。こうでもならないと起用できなかった。これまでのベンチの見る目のなさも際立つ試合となった。