2021年11月2日

最終戦、小園打った打った、3割ならずとも誠也の首位打者より楽しませてくれた


2021年11月1日、ヤクルト戦(神宮球場)、7対9。

小林樹斗、プロ初登板の日。

初回に一挙に4点先制。宇草孔基、小園海斗、坂倉将吾の若鯉トリオで、まず1点。石原貴規が17球粘った末に、3ラン!

18歳のプロ初先発をサポートする先輩たち。初勝利をプレゼントしてあげたい。そうこなくっちゃ。ええとこあるやん。

投げては小林、1回ウラ、2回ウラと、ストライク先行で三者凡退、気持ちいい。

2回と4回にはしっかりバントも決めていたし。森下暢仁の香りがする。顔もかわいい。インタビューに答える動画を見たが、話し方はしっかりした印象だった(森下より)。

が、3回ウラ、先頭打者に初ヒットが出て、暴投も出て、2失点。

4回ウラ、タイムリー打たれ、押し出しあり、坂倉のエラーで4失点(こらぁ)。塹江先輩へと途中交代。


小林の初登板に初勝利を。と、そうきれいに事は運ばなかったが、5回、西川龍馬の3ラン。6対7と逆転。

このあと、ケムナ誠、床田寛樹、森浦大輔、島内颯太郎の無失点リレー。床田が出てきたときには、お、まるでCS体制、豪華な顔ぶれ(当社比です)。森浦は満塁をつくったけれど、踏みとどまった、逃げ切った、がんばった。

6対9と3点差で、9回ウラ。ありがとう、栗林良吏の登板をセットしてくれて。後半、DeNAの牧秀吾が存在感を増してきただけに、最後に栗林がマウンドに上がれて、よかった。

が、あらら。宮本丈にホームランで1失点。イ、イメージ戦略が。しかし、最後は村上宗隆空振り三振で、37セーブ目。それでも、防御率は0.85。たいしたもんじゃー。

選手のみなさん、オフはゆっくりと身体を休めて。ですが、栗林と森浦と玉村昇悟はとくに、な。ハードな1年だったと思うので。


シーズン前半、セの新人王は佐藤輝明で決まり。と思っていた。後半の失速には驚いた。

シーズン通して活躍することの大きさがヒシヒシ。牧も、栗林も、年間通して、平常運転。牧は最後には4番。それで打率が落ちることはなかったところがまた、素晴らしい。

栗林はまともなチームにいたら、さらにインパクトある結果を残せたかもしれない。最後、牧の印象が強くなってしまった。もし、牧が新人王に選ばれたとしても、牧ならいいなって思えるほど、牧、いい。


鈴木誠也は首位打者に。今日はスタメンだったが、3打席凡退、きっちり勘定して、5回が終るとベンチに。

数字やタイトルは選手の財産。大事なことと理解はしていますが、試合を見る側にはつまらなかった。

誠也が首位打者。そんなに打っていたイメージがない。前半の不振の印象が強かったからか(とくに走者がいる場面)。

後半の巻き返しはチームも上向きにさせてくれて素晴らしかったが、やっぱり選手って、シーズン通して活躍してなんぼのもん、なんだなと、佐藤輝の後半の失速ともども、思う。


一方、試合前、4打数4安打すれば3割達成という小園。3割狙いで1番、なんてスタメン組まれなくてよかった。こういうのはいつも通りでいいと思う。いやしかし、小園だったら(かつての誠也と違って)大丈夫だったかな?と思えるほど、よく打った。

3割まであと一歩だったが、それでも5打席3安打1打点(犠牲フライ)はすごい。ほんとに4安打見せてくれるのではというワクワク感があった。

もう誰にも(いや、河田ヘッド)文句言わせない結果を見せてくれた。もっと飛びぬけた存在になってくれる予感。

いろいろあったシーズン。どの選手も来シーズに向けて、静かな炎を燃やしているはず。

12球団の選手誰もがそう思ってるから険しい道だけど、来年はもうちょっと上手な試合、熱のある試合をもっと見たいです。
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